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ちかちか。

進化(しんか)
(evolution)
進歩し発展すること。
(生)生物が世代を経るにつれて次第に変化し、元の種との差異を増大して多様な種を生じてゆくこと。その過程では体制は概して複雑化し、適応が高度化し、また種類が増す。ダーウィンによれば「変化を伴う由来」。原義は展開。
(社)生物における進化の観念を社会に適用した発展の観念。社会は同質のものから異質のものへ、未分化のものから分化したものへ進むとする。スペンサーが提唱。社会進化。
進化主義
一般に進化という考え方で事物を説明する立場。自然や社会のみでなく、精神生活についてもしばしば用いられる。
進化論
(evolution theoryの加藤弘之による訳語)生物のそれぞれの種は、神によって個々に創造されたものでなく、極めて簡単な原始生物から進化してきたものであるという説。1859年、ダーウィンが体系づけたことによって広く社会の注目をひき、以後、文化一般に多大の影響を与えた。また、一般的には進化に関する諸種の議論・研究。狭くは進化の原因についての議論。
ダーウィニズム(Darwinism)
生物進化の要因に関するダーウィンの説、特に自然淘汰(選択)説。生物進化の観念そのものを指すこともある。
進化論的倫理説
(evolutionary ethics)進化論によって道徳の起源を説明しようとしたダーウィンの説や、適者生存という進化の法則に従う事が道徳の目的と一致するとしたスペンサーなどの説をいう。
進化
生物が最初に現れてから、今日の生物になるまでの過程。一般に時間の経過とともに単純なものから複雑なものへと移行しているが、その逆の場合(退行的進化)もみられる。また、単なる変化にすぎない場合もあるので法則性の存在は疑問とされている、こうした現象は個体の集団に及ぶこともあり、個体の一小部分に限られることもある。また形態のみならず習性にもみられ、過去の生物のみならず現在の生物についても成立する。狭義にはある程度法則性のみられる形態変異だけを扱うが、それが量的な場合(アナゲネーゼ)、質的な場合(クラドゲネーゼ)とそのどちらにもみられない場合(スタシゲネーゼ)に3別されている。このほか、定向進化・非可逆的進化・大進化・小進化などに区別され、進化の速度はホールディンにより提唱された単位(ダーウィン)が使われる。進化論と進化説とは厳密に区別されねばならない。
進化論
生物が進化をするという考え。ダーウィンが体系化しヘッケルが普及させた。進化論の裏づけは化石でなされてきたが、現在では生物学のあらゆる分野でその例証があげられている。しかし19世紀にはまだ人類を神聖視する傾向が強かったのでサルとヒトとの結びつきには宗教関係から反対を受けた。
進化説
進化論を説明するために提唱された説。歴史的にはラマルク・ダーウィン・ド=フリースらの著書に述べられた考えがもとになっているが、互いの考えの間には本質的な差はみられない。本質的な差はむしろ遺伝学説との間にあり、生殖細胞の染色体以外の獲得形質が遺伝するか否かでルイセンコ学派とモーガン学派が対立していたが、現在はルイセンコ学派的な考えは否定されている。また後生動物の起源や系統に関し、ハッジ学派とヘッケル学派が対立している。
退化(たいか)
進歩していたものが、その進歩以前の状態に立ちかえること。
(degeneration)生物体のある器官・組織が、進化並びに個体発生の途上で次第に衰退・縮小すること。退行。
赤ん坊
生まれて間もない子供。体が赤みがかっているからいう。赤子。あかんぼ。比喩的に、幼稚・世間知らずの人のさまにもいう。
かえる(反る・返る・帰る・還る)
(反・返)事物・事柄の位置・順序・状態などがいれちがいになる。
面裏が反対になる。裏がえる。ひるがえる。
上であったものが下になる。転覆する。くつがえる。
(湯などが)煮えたぎって沸く。沸きかえる。
(返・帰・還)事物・事柄が元の所・状態・人などへもどる。
もとあった所へもどる。折りかえす。立ち返る。
もとのようになる。元に復する。
年月などが一巡してまた新しく始まる。
(反・返)時の経過やある種の操作によって今までと違った状態・性質になる。
色あせる。染色がさめる。
物の質などが違うものになる。
鷹の羽が生えかわる。2歳になって羽の斑点が横ざまになるのを「かたがえり」、3歳になって斑点が細かになるのを「もろがえり」という。
(「孵る」と書く)卵が子になる。孵化する。
反切(はんせつ)で当該漢字の音が表される。
(反・返)他の動詞の連用形に付いて、その動作・状態が繰り返されるさま、また、はなはだしいさまを表す。
繰り返し…する。
はなはだしく…する。すっかり…する。

仕合せ(しあわせ)
めぐりあわせ。機会。天運。仮、伊曾保物語「こは仕合せわろきことかな」。「ありがたき仕合せ」
なりゆき。始末。好色一代男(4)「その科のがれず、つひには捕へられて、この仕合せ」
(「幸せ」とも書く)幸福。幸運。さいわい。また、運が向くこと。狂、末広がり「仕合せというて、身についた仕合せではおりない」。「仕合せな気分」「末永くお仕合せに」
仕合せ次第
運の向くまま。運次第。可笑記「千二百両ほどに心得て、仕合せ次第に札(ふだ)を落とし」
近世、分散者が他日資力を回復したとき、未済の残余債権を弁済すること。
仕合せ拍子
調子よく幸運に際会すること。浄、山崎与次兵衛寿の門松「手拍子に口拍子、仕合せ拍子の三三九度」
仕合せ物
幸福者。果報者。
仕合良(しあわせよし)
馬の腹当てに「仕合」「吉」などと染め抜いた語。浄、丹波与作侍夜の小室節「仕合良の旅双六」
幸せ
幸福。幸運。さいわい。また、運が向くこと。
詩合(しあわせ)
左右に分かれて漢詩を作り、その詠詩を合わせて、判者に優劣の判定を請い、勝負を争うこと。また、その記録。959年(天徳3)に行われた十番詩合が最初。闘詩。
歌合(うたあわせ)
人々を左右に分け、その詠んだ短歌を左右1首ずつ組み合わせて判者が優劣を判定し、優劣の数によって勝負を決する遊戯。その単位を一番といい、小は数番から大は千五百番に上る。平安初期以来、宮廷・貴族の間に流行。詩合に先立って起る。
啖呵(たんか)
(「弾呵」の転訛か。維摩居士(ゆいまこじ)が十六羅漢や四大菩薩を閉口させた故事から)勢い鋭く歯切れのよい言葉。江戸っ子弁でまくし立てること。
啖呵売(たんかうり)
大声で口上を述べ立てて物品を売ること。
啖呵師(たんかし)
啖呵売をする人。香具師(やし)。
啖呵を切る
歯切れのよい言葉で、相手を圧倒するように、まくし立てる。
happiness
fortune
luck
仕合はせ(しあはせ)
事の次第。なりゆき。始末。めぐりあわせ。運。(浮・好色一代男「その科(とが)のがれず、終(つひ)には捕らへられてこの仕合はせ」(その罪はのがれられず、結局はつかまえられてこの運命。))
幸福。幸運。めぐりあわせのよいさま。(狂、末広がり「わごりょは仕合はせな人ぢゃ」(あなたは幸福な人だ))
もとは事の次第、なりゆきのことで、「しあはせわろし」「しあはせよし」というように、不運・幸運の両方に用いた。
幸せ(倖・仕合せ)
果報
めぐり合わせがよいこと。
吉事(きちじ)
縁起がよくめでたいこと。
僥倖(ぎょうこう)
思いがけなくやってきた幸せ。
幸運
事がうまく運びよい結果を生む。
幸甚(こうじん)
この上なくありがたく感じるさま。
幸福
十分に恵まれていて満足すること。
至福
この上なく幸せであること。
浄福(じょうふく)
仏教で信仰により得られる幸せ。
清祥(せいしょう)
相手の幸せを喜ぶ言い方。
清福(せいふく)
相手の幸福を祝う時の言葉。
大慶(たいけい)
大いに喜ばしくめでたいこと。
大福(だいふく)
大きな幸運に恵まれること。
多幸(たこう)
多くの幸せにめぐまれること。
多祥(たしょう)
めでたいことが重なること。
天佑(てんゆう)
天から与えられた助け。
同慶(どうけい)
自分にも相手にも喜ばしいこと。
薄幸(はっこう)
幸せに恵まれていないこと。
万福(ばんぷく)
多くの幸運に恵まれること。
福祉(ふくし)
公的扶助などによる生活上の幸せ。
福利(ふくり)
生活する上での幸福や利益。
裕福(ゆうふく)
生活が経済的に豊かであるさま。
禍福倚伏(かふくいふく)
災いと幸せは順繰りにやってくる。福の中に禍が潜み禍の中に福が潜んでいる、の意。
吉凶禍福(きっきょうかふく)
幸せと災い、善いことと悪いこと。
塞翁之馬(さいおうのうま)
人生の幸不幸は変転極まりないものであることの喩え。塞翁が馬を失った故事から。
福徳円満(ふくとくえんまん)
善行により幸福や利益に恵まれ誰からも好かれるさま。
果報は寝て待て
幸運は天の力によるから焦らず静かに待つべきだ。
勿怪(もっけ)の幸い
思いもかけずにめぐりあうことができた幸運。

さいわい(さいはひ)。しあわせ。ひどい目にあわないですむこと。
さいわいにして。運よくやっと。
さいわいとする。ねがう。これはしめたと思う。うまくいったと考える。
こうす。みゆき。天子が出かけることをいう敬語。思いがけないさいわいの意から。
こうす。君主にかわいがられる。君主のめぐみ。思いがけないさいわいの意から。
象形。手にはめる手かせを描いたもので、もと手かせの意。手かせをはめられる危険を、危うくのがれたこと。幸とは、もと刑や型と同系のことばで、報(仕返しの罰)や執(つかまえる)の字に含まれる。幸福の幸は、その範囲がやや広がったもの。
倖(こう)は、危うく難をまぬがれることから、思いがけない運に恵まれたこと。幸のもとの意味に近い。福は、豊かな恵み。祉は、神の恵みがそこにとどまること。
「倖」の代用字としても使う。「しあわせ」は「仕合せ」とも書く。

さいわい。思いもよらなかった幸運。
会意兼形声。幸は、手を上下からはさむ手かせを描いた象形文字で、執(シュウ)・(シツ)(手かせをはめて捕らえる)の左側に含まれる。もと、刑罰の刑(かせ)と同系のことば。やがて刑にかかるところを危うく免れたの意となり、それから思いもよらず運よく運んだの意となる。のち、広く幸運の意に拡大して用いられたため、その原義を倖の字があらわすようになった。倖は「人+(音符)幸」
「幸」に書き換えることがある。

うつくしい。見た目が細やかでかっこうがよい。みめよい。
よい。よし。うまい。物事がよい感じである。味がよい。
ほめる。よいと認める。
微妙なうつくしさ。うつくしいこと。
(俗)「美国(メイクオ)」とは、アメリカ合衆国。「美利堅合衆国」の略。(国)「美濃(みの)」の略。
会意。「羊+大」で、形のよい大きな羊をあらわす。微妙で繊細な美しさ。
義・善・祥などにすべて羊を含むのは、周人が羊を最もたいせつな家畜としたためであろう。
単語家族
微・眉(細いまゆげ)・尾(細いおの毛)・媚(なまめかしい)などと同系。
類義
麗は、すっきりと整っている。艶は、つやっぽい。娟(けん)は、細くしなやか。
草書体をひらがな「み」として使うこともある。草書体からひらがな「み」ができた。

こびる。なまめく。なまめかしさでたぶらかす。また、へつらって人の気を引く。
こび。なまめいたしぐさ。なまめかしさ。
みめよい。顔や姿が、細やかで美しい。転じて、風景が美しい。
会意兼形声。「女+(音符)眉(細く美しいまゆ)」で、こまやかな女性のしぐさのこと。
微妙の微と同系。
悪、惡
わるい。いやな。みにくい。ひどく苦しい。むかつく感じ。
わるい。上等でない。そまつである。
悪いこと。いやな行い。むかつくような状態。
にくむ、いやだと思う。むかむかする。去声に読む。
いずくにか。
いずくんぞ。
ああ。感嘆することば。
わる。悪者。たけだけしく強い者。接頭辞としても使う。
「いずくんぞ」とよみ、「どうして〜であろうか」と訳す。反語の意を示す。
「いずくに」「いずくにか」とよみ、「どこに〜あろうか(いやどこにもない)」と訳す。空間を問う反語の意を示す。
会意兼形声。亞(ア)(=亜)は、角型に掘り下げた土台を描いた象形。家の下積みとなるくぼみ。惡は「心+(音符)亞」で、下に押し下げられてくぼんだ気持ち。下積みでむかむかする感じや、欲求不満。
堊(あく)(下積みとなる土台)・於(お)(つかえる)・淤(お)(つかえる)と同系。

みにくい。引きつったり、ちぢんだりして顔かたちが悪い。
みにくい。みっともない。見苦しい。
見苦しくて奇怪なもの。
しゅうとす。はじる。はずかしいと思う。身のちぢむ思いをする。はずかしい。
はずかしめる。恥をかかせる。はずかしいと思わせる。見苦しい目に合わせる。
たぐい。仲間。似た者どうし。
たぐいする。同じ仲間である。また、ようすが似ているさま。
しこ。無骨で強いこと。がっしりしていること。みにくいことから。
しこ。自分を卑下していうことば。
会意兼形声。「鬼(みっともない亡霊)+(音符)酉(ぐっとちぢまる)」。

におい。鼻をとおして感じるにおい。後世おもに、悪いにおいのこと。
くさい。いやなにおい。いやな。
かぐ。鼻の穴をとおして、においをかぐ。
会意。下部の大はもと犬で、よく鼻でにおいをかぐ犬。臭は「自(はな)+犬」で、ひろくかぐことをあらわした字。もとは、臭・嗅は同じ字であったが、のち「におい」「かぐ」の二つに分用された。略字では下部を「大」に改めた。

におう。よいかおりがする。かおる。色が美しく照りはえる。
におい。よいかおり。美しく照りはえる色。刀の刃にほんのりと浮かぶあや。
匂は、韵(いん)の右側の字を書きかえた国字。よい響きの意からよい香りの意となった。臭は、悪いにおいをだす。
羞(しゅう)
すすめる。ごちそうを人にすすめる。
細く引きさいた肉。転じて、ごちそう。
はじ。身が縮まる感じ。
はじる。はずかしい。はずかしくて身の縮む思いをする。肩身がせまい。
はずかしめる。相手に肩身のせまい思いをさせる。名誉などをけがす。
会意。「羊+丑(手をちぢめた形)」で、羊の肉を手で細く引きしめる意をあらわす。引きしぼる、細くちぢむの意を含む。
脩(しゅう)(細くしぼった干し肉)・縮と、同系。

はじる。はずかしめる。きまりが悪く思う。ばつが悪くて心がいじける。きまり悪い気持ちにさせる。
はじ。きまりの悪い気持ち。はずかしく思うこと。
会意兼形声。耳は、柔らかいみみ。恥は「心+(音符)耳」で、心が柔らかくいじけること。
羞は、はじて心が縮まること。愧(き)は、はずかしくて心にしこりがあること。「慚愧(ざんき)」と熟して用いる。辱も柔らかい意を含み、はじて気おくれすること。忸(じく)は心がいじけて、きっぱりとしないこと。慙(ざん)は、心にじわじわと切り込まれた感じ。
美しい・愛しい(うつくしい)
(肉親への愛から小さいものへの愛に、そして小さいものの美への愛に、と意味が移り変わり、さらに室町時代では、美そのものを表すようになった)
愛らしい。かわいい。いとしい。
形・色・声などが快く、このましい。きれいである。
行動や心がけが立派で、心をうつ。
いさぎよい。さっぱりして余計なものがない。
艶麗(えんれい)
なまめかしくうつくしい。
華美(かび)
華やかで美しい。派手でぜいたく。
華麗
明るく華やかで美しい。
奇麗
見て快く美しい。綺麗。
絢爛(けんらん)
きらびやかで美しい。
豪華
豪勢で華やか。
秀美(しゅうび)
すぐれて美しい。
秀麗(しゅうれい)
整っていて美しい。
純美(じゅんび)
純粋で美しいこと。醇美(じゅんび)。
瀟洒(しょうしゃ)
洗練されていて、小綺麗なさま。
凄艶(せいえん)
ぞっとするほどなまめかしい。
清楚
清らかで美しいさま。
善美(ぜんび)
美しく立派なこと。
鮮麗(せんれい)
あざやかで美しい。
壮麗(そうれい)
堂々として美しい。
楚楚(そそ)
清らかで美しいさま。
端麗(たんれい)
姿形が整っていて美しい。
典麗(てんれい)
整っていて品がよく美しい。
濃艶(のうえん)
この上なくあでやかで美しい。
美的(びてき)
美が感じられるさま。
美妙(びみょう)
すぐれて美しい。
美麗(びれい)
見た目に快く美しい。
豊麗(ほうれい)
豊かな感じで美しい。
優美(ゆうび)
みやびやかで美しい。
妖艶(ようえん)
あやしく美しい。妖婉(ようえん)。
妖美(ようび)
あやしい美しさ。
爛漫(らんまん)
花が美しく咲き誇るさま。
流麗(りゅうれい)
よどみなく美しい。
錦上添花(きんじょうてんか)
美しいものの上に、さらに美しいものを重ねる。さらに美しく、立派なものにする。
光彩陸離(こうさいりくり)
光が入り乱れて美しくきらめくさま。また、すぐれたものがひときわ目立って輝くさま。
尽善尽美(じんぜんじんび)
善と美をきわめて完璧であること。
沈魚落雁(ちんぎょらくがん)
あまりの美しさに魚は水中に潜り、雁は落ちるの意。美人の形容。
泥中之蓮(でいちゅうのはす)
周囲の汚れに染まらず清らかで美しさを保っている人の喩え。
八面玲瓏(はちめんれいろう)
どの角度から眺めても美しいこと。
眉目秀麗(びもくしゅうれい)
(男性の)顔かたちが整って美しいさま。
明眸皓歯(めいぼうこうし)
すっきりした目元と真っ白い歯の意から、美人の形容。
嬌艶(きょうえん)、小綺麗、絶美、壮美、身綺麗、鮮やか、麗しい、華やか、煌びやか、美美しい。

うつくしい。見た目が細やかでかっこうがよい。みめよい。
よい。うまい。物事がよい感じである。味がよい。
ほめる。よいと認める。
微妙な美しさ。うつくしいこと。
会意。「羊+大」で、形のよい大きな羊をあらわす。微妙で繊細なうつくしさ。義・善・祥などにすべて羊を含むのは、周人が羊を最もたいせつな家畜としたためであろう。
微(び)・眉(び)(細いまゆげ)・尾(び)(細い尾の毛)・媚(び)(なまめかしい)などと同系。
麗(れい)はすっきりと整っている。艶(えん)は、艶っぽい。娟(けん)は、細くしなやか。
草書体をひらがな「み」として使うこともある。草書体からひらがな「み」ができた。
ちぎれる
(「千切れる」とも書く)
切れて離れる。ねじられて切れる。きれぎれになる。
tear (物が)裂ける、破れる
become torn、be torn off。
ちぎる
(「千切る」とも書く)
手先で細かく切りとる。蜻蛉日記(上)「海松(みる)のひきほしの、短くちぎりたるを」。「紙をちぎる」。
無理にもぎとる。ねじきる。「ボタンをちぎられる」。
動詞の連用形に付いて、その動作を強くする意を表す語。宇治拾遺物語(3)「歯をくひあはせて、念珠をもみちぎる」。「ほめちぎる」。
ちぎる(千切る)
tear (紙・布など)を引き裂く、引きちぎる
break (人などが)(物)を(誤って・故意に)こわす、割る、砕く、折る、ちぎる(「(刃物で)切る、割る(cut)」と「裂く(tear)」という手段以外で2つ以上の部分に分ける動作をいう)
crumble (物)をぼろぼろ(粉々)にする;…を細かくちぎる(+up)

笊耳(ざるみみ)
聞いたことをすぐ忘れること。
耳介(じかい)
外耳の貝殻状の部分。
耳殻(じかく)
外耳の貝殻状の部分。耳介の旧称。
地獄耳
聞いたら忘れない。素早く聞きこむ。
耳朶(じだ)
みみたぶ。みみ。
心耳(しんじ)
心で聞き取ること。心の耳。
俗耳(ぞくじ)
世間一般の人の耳。世俗の耳。
空耳
聞こえた気がする。聞こえないふり。
垂れ耳(たれみみ)
みみたぶの垂れ下がった耳。
初耳
そのことを初めて聞くこと。
早耳(はやみみ)
話を聞きつけるのが早いこと。
僻耳(ひがみみ)
聞き間違うこと。
福耳(ふくみみ)
みみたぶの大きな耳。福相を表す。
袋耳(ふくろみみ)
一度聞いたら忘れない耳。
俚耳(りじ)
世間一般の人の耳。
掩耳盗鐘(えんじとうしょう)
自分で自分を欺くこと。また、浅はかなこと。自分の耳をふさいで鍾を盗む、の意。
貴耳賤目(きじせんもく)
うわさを信じて実際に見ている物を信じないこと。
耳食之談(じしょくのだん)
耳で聞いただけで味を判断する。転じて他人の話を確かめもせず信じること。
充耳不聞(じゅうじふぶん)
耳をふさいで聞こうとしないこと。聞く耳を持たない。
定耳面命(ていじめんめい)
相手の耳を引き寄せて言い聞かせ、面と向かって言いつける。懇切に教え諭すこと。
飛耳長目(ひじちょうもく)
遠くの事が聞こえる耳と遠くまで見える目。物事の観察が鋭く、見聞が広いこと。


悪魔(あくま)
(仏)仏道を妨げる悪神の総称。魔羅。
(宗)悪および不義の擬人的表現。キリスト教のサタン。
残酷・非道な人のたとえ。
悪魔主義(diabolism)
19世紀後半に現れた文芸または思想の一傾向。好んで醜悪・頽廃・怪異・恐怖などの中に美を見出そうとする。代表は、バイロン・ポー・ボードレール・ワイルドなど。日本では谷崎潤一郎の初期の作品などに継承。
悪魔派
悪魔主義を奉ずる派。
悪魔払い
祈祷などをして悪魔をはらい除くこと。
頽廃・退廃(たいはい)
おとろえすたれること。気風がくずれること。また、その不健全な気風。
廃頽(はいたい)
すたれくずれること。頽廃。
頽廃的(たいはいてき)
道徳・気風などがくずれて、不健全なさま。
頽廃派(たいはいは)
デカダンス。
デカダンス(decadence(フランス))
(頽廃・墜落の意)
19世紀末のフランスを中心に現れた文芸の一傾向。虚無的・耽美的で、病的・怪奇的なものを好む。ボードレールを先駆とし、ヴェルレーヌ・ランボー、イギリスのスウィンバーン・ワイルドなどに代表される。
一般に虚無的・頽廃的な芸術傾向や生活態度。
世紀末(fin de siecle(フランス))
19世紀末のヨーロッパで、頽廃的・懐疑的・冷笑的な傾向や思潮の現れた時期。また、そういう傾向・思潮の現れる或る社会の没落期。「世紀末的」。
デカダン
デカダンスの文人。
虚無的・頽廃的な態度で生活する人。また、そのようなさま。
devil
Satan
exorcism 悪魔払い
devilish
Satanic

あぐむ(倦む)
難しいことをなしとげられず、いや気がさす。うんざりする。
(太平記8「この大勢を見て、敵もさすがにあぐまんでや思ひけん」
この(六波羅(ろくはら)の)おびただしい軍勢を見て、敵もさすがにいや気がさして考えたのだろうか。)
あぐむ(足組む)
足を組む。あぐらをかく。
(記(上)「逆(さかしま)に浪(なみ)の穂に刺し立て、その剣の前(さき)にあぐみ坐(ま)して」
(建御雷神(たけみかずちのかみ)は)逆に(剣の柄を)波頭に突き立て、その剣の先に足を組み座っていらっしゃって。)

devil
「悪口をいうもの」から「悪いやつ」「悪魔」の意が派生)
(名)
悪魔(Satan)、悪鬼、魔神;悪霊;魔王(悪・誘惑の象徴;ヤギの頭に角・尾・長い耳・割れたひづめ・コウモリの翼に女の腕と胸をもった姿で表される)
(略式)極悪人、残酷な人;悪い子;狂暴な動物;(悪徳などの)権化(ごんげ);(…の)鬼、…狂(of,for)
(英略式)精力家;無鉄砲(がむしゃら)な人
(略式)(形容詞の後で)…な人(やつ)
(略式やや古)(the〜)困ったこと(物);扱いにくい人(物)
(英)(通例無給の)弁護士の下働き;下請けの文筆業者;(古)印刷屋の使い走り(printer’s〜)
(ぼろなどの)切断機;(木ねじの)製造機。
(アフリカ・インドの)砂あらし(dust 〜)
(道路建設用などの)携帯用炉、火ばち。
(略式)(the 〜)
(のろい・驚き・怒りなどを表して)こん畜生!。まさか!。
(強意の否定)(英俗)絶対…でない
(wh語を強めて)いったい全体
(略式)闘争心
(動)
(米略式)…を悩ます、いじめる、苦しめる(annoy)
(肉・卵など)を辛く料理する、辛味をつける
(ぼろなどを)切断機で裂く
(英)(弁護士・作家などの)下請けをする(for)
Satan
(「敵」が原義)
(正式)(ユダヤ教・キリスト教でいう)悪魔、魔王(the Devil)
devilish
(形)
悪魔のように(に似た);極悪な、非道の、ひどく難しい
大胆な;いたずら好きな
(古・略式)(強意的に)すごい、極端な
(副)
(略式)大変、ひどく、極端に
devilishly
(略式)(不快さを示して)大変、ひどく
悪魔のように

やぎ(山羊・野羊)
(「羊」野近代朝鮮字音ヤングyangの転)
ウシ科ヤギ属の家畜。数千年前から中近東で飼育されていた。ノヤギ(パザン)が原種の一つとされる。ヒツジに似るが、首が長く、雄には顎に髭(ひげ)がある。粗食に耐え、荒れた土地でも飼育できる。肉用・乳用・毛用種として飼われ、アジア・アフリカに多い。ふつう肩高50〜80センチメートルで、性質は活発、動作は敏捷(びんしょう)、高い所を好む。野性の象徴、また供犠獣(スケープゴート)とされた。
供犠(きょうぎ)
(クギとも)神にいけにえを捧げること。また、そのいけにえ。神と人との関係を成立させる宗教的儀礼として行われる。
スケープゴート(scapegoat)
(聖書に見える「贖罪の山羊」の意)民衆の不平や憎悪を他にそらすための身代り。社会統合や責任転嫁の政治技術で、多くは社会的弱者や政治的小集団が排除や抑圧の対象に選ばれる。
scapegoat
(聖書)贖罪のヤギ(古代ユダヤで贖罪日に民の罪を負わせて荒野に放された)
他人の罪を負わされる者、身代り
ヤギ(山羊)goat
小ヤギ fawn
fawn
(類音phone)
(1歳以下の)子ジカ(臆病、おべっかなどの象徴)
小ヤギ(kid)
(or a 〜)淡黄褐色;(形容詞的に)淡黄褐色の
(シカが)子を産む
fawn
(犬などが)(人に)じゃれつく、甘える(on,upon)
(人が)(人に)へつらう、おもねる(over,on,upon)
fawning こびる;へつらう
ひつじ(未)
十二支の第8。
南から西へ30度の方角。
昔の時刻の名。今の午後2時頃。また、およそ午後1時から3時のあいだの時刻。
陰暦6月の称。
ひつじ(羊)
(ヒは「ひげ」、ツは「の」、ジは「うし」の意という)ウシ科の哺乳類。8000年以上前からの家畜。毛は灰白色、柔らかくて巻き縮む。角はないものもある。性質は臆病で常に群棲。毛は毛織物の原料。肉は食用、脂・皮も用途が多い。世界各地、殊にオーストラリア・アフリカ・南北アメリカなどで多数飼われ、メリノ種を始め千種以上の品種がある。緬羊(めんよう)。羅紗綿(らしゃめん)。
羊飼(ひつじかい)
羊を飼育する人。特に、放牧した羊の世話や番をする人。「羊飼の少年」
羊雲(ひつじぐも)
高積雲の通称。羊の群のように見えるのでいう。
羊の歩み
(大乗本生心地観経)
屠所(としょ)に近づく羊の歩みの意。死の次第に近付くこと。屠所の歩み。(源氏物語(浮舟)「羊の歩みよりの程なきここちす」)
歳月。光陰。烏丸光広卿歌「とどまらぬ羊の歩みめぐりきて」
ひつじ(穭)
(ヒツチ・ヒヅチとも)刈り取った後に再生する稲。(季、秋)。古今和歌集(秋)「刈れる田に生ふる穭の穂に出でぬは世を今更に秋はてぬとか」
sheep
ヒツジ、メンヨウ。
a stray (lost) sheep 迷えるヒツジ(正道からはずれた人の意)
sheep
ヒツジ、メンヨウ。(単純、誠実などの象徴。鳴き声はbaa;「メーと鳴く」はbleat)
温良な人、気の弱い人、臆病者。
(集合的に)他人のまねをする人
羊皮、ヒツジのなめし皮。
(the〜;集合的に)(一つの教会の)信者、教徒。


やる気に、みち満ち満ち満ち満ちて、毎週更新するぞ!、などと言いながら、喋るのも表現するのも微妙な感じの私は、「接続詞」?みたいなところから、抜け落ちていく感じがします。
私は〇〇が好きです。とか、の、「私」「〇〇」「好き」は、言えても、「は」「が」「です」「。」とかが、消えていってしまう感じがします。
アーニャ、ピーナッツ、好きー、とか、ポニョ、そうすけ、好きー、とかになります。

呼吸が苦しいとき、呼吸が苦しくなるなんて思わないから、「なんでこんなに疲れているんだろう」と、思っていたけれど、呼吸が浅くなっているみたいだったことに、やっと苦しい状態の時に思いつけるようになりました。
「目が頭痛になっている」みたいな気分の時、目にはなんの異常もないのになんで痛いんだろう、これは痛いなのかなんなのか、よくわからないな、という状態の時は、「眩しい感じ、目が敏感になっているんだ」と、思いつけるようになりました。

接続詞が消えていくときが、どんな時なのかも、そのうちわかるといいな、と、思います。

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