今日から臨月

今日から臨月。
ついにここまで来たか。
あっという間のような、長かったような。

むかしのメモも見ながら、妊娠期間ごとの気持ちの変化を綴ってみる。

・1ヶ月(0週〜3週)
当然この頃は妊娠に気づくわけもなかったのだが。子供ほしかったから、できたらいいなとは思ってたよ。

・2ヶ月(4週〜7週)
病院で結果を聞く前が一番ドキドキした。妊娠してるって言われるかもしれない、でも気のせいかも。考えるな、考えるな…言い聞かせながら診察室に入り、「おめでとうございます」と言われた時のことは忘れられない。
でもね、検索魔の私は知ってたんだ。特に初期のころは何が起こるか分からないって。この時期に母体が気をつけられることもほとんどないって。だから、検診のたびに育つ赤ちゃんに会えるのを祈るしかなかった。
6週目に心拍確認できた。うれしかった。
つわりが始まった。食べ物の匂いがダメになり、ご飯を美味しく食べられない。でもまだ周りにも理由を言えない。つらかった。

・3ヶ月(8週〜11週)
つわりがしんどかった。でも吐くことはなかったし、仕事を休むほどでもなかったので、まだ会社には言えてなかった。
一番しんどかったのは、11週の終わりの外勤かな。取引先の予定を押さえてしまったので、吐き気と(胃腸由来の)腹痛に耐えながら仕事をした。その場で吐いたらゴメンネ⭐︎みたいな気持ちだったけど、都度トイレに駆け込めたのでなんとかなかった。ただこんな状態で働くべきではなかったよね、どう考えても。

・4ヶ月(12週〜15週)
予定日が決まったのでさすがに会社に報告した。「妊娠はおめでたいことだからいろんな人に知らせた方がいい」と考える管理職の口止めをするのが大変だった。めッちゃプライバシーだからな。
ただまだ職場の他の人には言いたくなくて、ご飯のお誘いを断ったり、お店に注文つけたりするのが大変だった。禁煙のお店じゃないと行けないから…。

この辺までは妊婦健診が毎回緊張の連続だった。
どうか元気に育ってますように、と祈ってばかり。エコーの画面に、元気に動く我が子を見るたびにホッとしていた。先生も不安な妊婦の気持ちをよく分かっているのか、毎回「手を動かしてはるわ〜わんぱくさんやね」とかいろいろ褒めて(?)くれた。

・5ヶ月(16週〜19週)
安定期に入った。
つわりが終わって、ご飯がおいしくなったら体重が一気に1キロ以上増えた。注意された。汗

妊婦健診が1ヶ月に1回ペースになってしまい、我が子はどうしているだろうか、次回の検診で元気な姿を見られますように、と祈る毎日だった。安定期に入ろうが、祈ってばかりだった。

・6ヶ月(20週〜23週)
胎動を感じるようになった。少し安心した。ぽこぽこと動く我が子。かわいい。
お腹が重くなってきた。
体重が増えすぎないように夜は早くご飯を食べて、どれだけお腹が空いても布団にくるまるようにしていた。「お腹空いた…」とずっと言っていた。ひもじかった。

・7ヶ月(24週〜27週)
同じ姿勢を維持するのが難しくなり、眠れないほどの肩の痛みも出るようになった。
妊婦を産休ギリギリまで働かせようとする上司と闘いもした。本当に無理だから。
現に27週の最後の健診で「お腹が張ってる、疲れないよう動きすぎないで」と言われたし。

必ず来るお産への恐怖と、まだ先が長い歯痒さとで、情緒がかなり不安定になっていた頃。あらゆるものごとにイライラしてしまう。実家に帰り、親に愚痴りまくることで心の安寧を取り戻した。

・8ヶ月(28週〜31週)
動きすぎるな、と言われたこともあって、あまり動かないようにした。散歩が趣味なのに家でのんびりするのはつらかった。体力の低下も気になったし。
睡眠の質が悪くなり、夜中に起きては朝方まで眠れない日が増えた。
それのストレスかは分からないが、31週の終わりに逆子になってしまった。いつ回ったんだ?びっくりした。

・9ヶ月(32週〜35週)
1週間おきに妊婦健診に行くも、頭が鳩尾のところにしっかり入ったまま。帝王切開の可能性も示された。帝王切開について調べまくった。骨盤位が赤ちゃんにとって心地いい向きならしょうがない……。
でも逆子体操やお灸が効いたのか?はたまた97%の赤ちゃんが分娩前には頭を下にするからなのか?34週目には元に戻ってくれた。いい子だよ。
この頃になるとお腹がとても重くて、出産への恐怖より早く産みたい気持ちが強くなってきた。適正範囲で体重を増やしているが、脚がもう胴体を支えられてないようでズキズキ痛む。

今まで何にイライラしていたのだろうかと思うくらい心も穏やかになった。もう産むだけだからかもしれない。

あと1ヶ月のうちには必ず我が子に会えると思うと楽しみだ。運動も解禁されたし、散歩しながら穏やかに過ごしたい。

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