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挫折しかけた「LIFE SHIFT」

文芸系の読書感想が続きましたが、ビジネス、自己啓発系の本で読みかけになっている「LIFE SHIFT」を昨夜から再び開きました。ビジネス系はわりとスピード感をもって読むことが多いのだけれど、途中で読むのが少し苦しくなったのは、公的年金制度が充実している先輩に当たる私たちより上の世代の方々と、反対に、制度的には私たちより大変だけれど頭も体もフル回転できる若い世代の方々の間にいる、私たち(40代半ば前後の世代)が、すごく追い詰められている感じがして、かなりブルーな気持ちになりかけていました。

しかも統計学的に詳細に説明されると、フランツ・カフカ氏の短編小説、断片的メモを一つ読み終えた直後のような絶望感、ネガティブな感情(全ては徒労なのではないか…とささやかれているような虚無感)で心が覆われそうになっていました(笑)

前半を読んでいて、結局私たちは使い捨てられるだけの世代ではないかとの頭がよぎり、さすがに読書が好きな私も、この本を読み終えられないのではないかと思いました。でも、これだけ沢山の方々に読まれているには何か理由があるだろうと思い、少し前半を読み飛ばして、五章以下の解決策のページに行きました。

第五章以降に、私たち50歳手前の世代がどのように具体的に動いて(SHIFT)いけば良いかが書かれています。そこまで、読み進められれば、多くの方にとって、具体的な解決法を掴める本なのではないかなと思います。他のビジネス書だったり、自己啓発書とのつながりを意識して、五章以降の色々なシナリオの立て方にフォーカスして読み進めていこうと思います。

やはり非常にポジティブな方向を指し示す自己啓発書と、極端なまでにネガティブなフランツ・カフカの作品とは併読しない方がいいかもしれませんね(笑)冗談みたいなブログになってしまいましたが、今日もお読みいただき、ありがとうございます。



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