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虚業・誇大でトラブル相次ぎ、アフィリエイト広告規制強化へ。


「アフィリエイト広告」について、消費者庁が議論を進めている。
虚業・誇大な広告内容によるトラブルが続出しており、消費者の被害を防ぐために制度が2021年度内に結論を出すとしている。

アフィリエイト広告の市場規模
矢野経済研究所が発表した国内のアフィリエイト市場調査結果によると、2020年度の市場規模は前年度比5.2%増の3258億円に拡大する見通し。2019年度の国内アフィリエイト市場規模は同8.0%増の3098億6000万円だった。
アフィリエイト市場は今後も拡大を続け、2024年度の国内アフィリエイト市場規模は4951億円まで拡大すると予測している。
右肩上がりだ。


アフィリエイトとは、なんなのかご存じですか?
アフィリエイト(affiliate)は英語で「提携する」という意味。

広告主⇒⇒⇒仲介業者⇒⇒⇒広告作成者⇒⇒⇒サイトから消費者が購入⇩
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初期費用が少額で済むため参入のハードルは低い。中には副業で初めて月100万稼ぎました。やり方教えますよという人もいる。
報酬型な為、虚業・誇大が増えてしまうのが実態だ。

それもそうだ。
「3週間で髪が生えてきた⁈」「一回でゴッソリ毛穴皮脂が落ちる」「シミが3週間で消える」「毛穴が一瞬で無くなるパック」「飲むだけで痩せる」「体内フローラの善玉菌を増やす」、など、長年悩んでいる人であれば喉から手が出るほど欲しい物だろう。実際に叶うかは分からない。少し胡散臭いなと感じつつも完治させていという想いから購入してしまうのだろう。実際に叶うのであればなんの問題もない。ただ今回、アフィリエイト広告規制強化へ、になったのは広告の虚業・誇大でトラブル相次いだからだ。


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日本広告審査機関 2020 年度の審査概況によると
◇ 相談の総受付件数 15,100 件 5 年連続で最多件数を更新
◇ 外出自粛による在宅時間増の影響と思われる業種の苦情が大きく増加
◇ 苦情の媒体別は「インターネット」がさらに増加
◇「見解」は新設の「厳重警告」判定 15 件、うち 14 件はアフィリエイト関連

「厳重警告」判定 15 件、うち 14 件はアフィリエイト関連だった。

今までの法律で取り締まることが出来るのか…
景品表示法…事業者が商品やサービスの表示に対して、適正に管理する体制を講じなければいけない。
という法があるがある。同法が取り締まりの対象にしているのが、事業者がみずから商品・サービスを提供している場合だ。
商品を提供しないアフィリエイターを直接取り締まるのは難しいか。


今後のアフィリエイト広告について目が離せなくなった。
21年度内に結果が出るのを待つのみだ。


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