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海外ライブ・フェスへの行き方:準備編Part2

仕事が忙しくなってPart1から間が空いてしまいました。まだ、準備編。前回「チケットよりも先にホテルを取れ」で締めくくった。

今回はいよいよチケットの話。

海外ライブのチケット発売は早い

海外ライブはチケット発売がやたら早い。1年後のライブのチケットを販売していることもある。日本だと早くて3-4ヶ月〜半年前くらいのことが多いかと思うけど、海外のメジャーアーティストだと1-2年先までブッキングされているので、1年前からチケット販売して先にお金をもらっておくっていう主催者側の事情が大きい。

海外のコンサートチケットを買う時は基本的にはアーティストのページからリンクを辿るのが正確で間違いがない。その上で、大体フェスの公式ページからのチケット予約になるか、その国の大手のチケット販売サイトに飛ぶことが多い。アメリカはほぼticketmaster.com。イギリスもticketmaster.co.uk、他のヨーロッパの国もほぼticketmasterなんだけど、ラテン系のフランス・イタリアあたりは別のチケット会社のサイトに行くことが多い。フランス語しか使えないなんてサイトに飛ばされる場合もあるので、そういう時はブラウザの翻訳機能やgoogle翻訳・Deep Lとか使って読み解く必要あり。

海外のチケットの値段は細分化されている

日本でも最近はかなり細分化が進みましたが、海外のチケットの値段は6-8段階くらい細分化されています。席の場所によって、安い席からお高い席まで値段が細分化されている。おまけに、VIP PackageやHotel Packageがついているものもある。

  • VIP Package:優先的に前方の席を確保、もしくはオールスタンディングの場合は一般のお客より2時間早く入れて前方を確保することができる等の特典付き。他にも、VIP専用入り口から入れるとか、お土産とか付いてくることもあり。

  • Hotel Package:ライブ終了後の夜1泊分のホテルとチケットがセットになってるパック。

VIP Package, Hotel Packageは実は一般のチケットが取りにくい時に使うのはあり。一般のチケットは発売日になると激しい争奪戦になる場合があり、それに敗れると取ることができない。しかし、VIP, Hotelはそこそこ高いので、そうそう売り切れない。お金で解決できる方にはこちらをお勧めする。せっかく遠くから行くのだから、その時くらい奮発していい席で見るって方が絶対にいい思い出になるしね。

Resaleチケットの有効活用

下記はThe Whoの2023年イギリスツアーのとある会場でのチケット販売画面だが、たまに「Resaleチケット」も販売している。これは一度一般の人が買ったチケットが何らかの都合で再度売りに出される場合に、ticketmasterの画面に出てくるResaleチケットとして出てくる仕組み。これ、日本でももっとやればいいのにって思うんだが。必ずチケットが安全に手に入る仕組みなので、そこから買うのも手。ただし、値付けは売り手がしているので、一般で買うよりも高くなってる可能性があるから注意しよう。

2023年 The Whoイギリスツアーのチケット購入画面

逆にいうと、自分がいけなくなった場合にresaleという仕組みで売ることもできる。ただし、resale後に返金されるにはヨーロッパの銀行口座が必要。私はヨーロッパに銀行口座など持ってるはずもなく、海外在住の友達の口座に一度入金→Amazonギフトカードで返金してもらうという手段をとった。国際送金取引すると手数料が高くて、お金減っちゃうからね。海外にお友達がいる方はこれと同じ方法でやるとよいかも。

チケットの代金はどうやって支払うの?

もうあちらは現金とかそういう世界ではないw。正直ロンドンでは現金をここ最近使ったことがない。基本クレジットカードで買って欲しい。

チケット購入時に保険勧められるんだけど?

欧米のコンサートではチケット購入時に大体保険入りませんかってオプションが表示されることが多い。コンサートが中止になった場合は払い戻しされるが、本人がいけなくなった場合の払い戻しに対応するものが多い。けど、あまり入らなくてもいいかと思う。もし病気になったりしたら、英語の診断書とか用意してあっちの会社に送付しなければならず、かなり手続きが煩雑になるからだ。私はその時はしょうがないというつもりで諦めるつもりであまり入らない。

チケットはどうやって受け取るの?

ご心配なく。昨今の欧米のライブはほぼe-ticketで済む。メールでPDFやQRコードが送られてくるか、ticketmasterだとアプリをスマホに入れておくと、チケットが表示される仕組みになっている。ただし、他のチケット販売会社の場合、郵送を選択することができる場合もあるので、なるべくe-ticketにしよう。

ticketmasterのチケット受け取り方法選択画面

デジタルチケットが受け取れない場合の対処法

チケットを郵送でしか送付できないパターンが稀にある。その場合は以下の3パターンが可能なことが多い。

  1. 会場のBox Office(チケット販売所)で受け取る

  2. 宿泊先のホテルに送ってもらう

  3. 日本の家の住所に送ってもらう

チケットがデジタルで受け取れない場合はまずは1の選択肢を優先的に考えよう。Box Officeといって、会場に備え付けのチケットオフィスがあるので、そこでチケットを預かってくれることが多い。直前でも必ずチケットを受け取ることができるので、一番安心な方法だ。受け取りには身分証明書や支払いに使ったクレジットカードが必要な場合が多いので、この2点は必ず持っていこう。
2はBox Officeがないような場所の場合、宿泊先のホテルに送ってもらうことも可能。この場合はチケット販売サイトと宿泊先のホテルと両方に連絡を事前に入れておこう。
3は今はなるべく取らない方がいい手段だ。この手段しかない場合はチケットが送られてくる時期を必ず確認すること。例えばライブの2週間前に日本を出国しているのに、ライブの1週間前にチケットが日本の家に届いてしまったら受け取れない。

さて、チケットゲットする時に注意すべきことを書いておく。

一般のチケットトレードサイトは絶対に使うな

危険。騙される可能性大。viagogo, stubhub, twicketsあたりはチケットあるよって言って実はない詐欺まがいの取引が横行している。もちろん、twitterやinstaもなるべく使わない方がいい。

と言っておきながら、実は2022年のadeleのチケットはtwitterで売ってくれる人を探して、DMをめっちゃやり取りしてゲットした。2022年のHyde ParkのAdeleのチケットは数分で売り切れちゃったんだもの(泣)。もちろん値段も割高だったけど、自分で真偽のほどを確認できる、金額の交渉ができるだけの英語力と騙されていくらか持ってかれてもまぁしょうがないという経済力、最終的には度胸がある人だけ自己責任でお願いしたい。


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