グリフォギィラについて考える(第二回:新ルールとグリフォギィラ)

皆様、こんにちはこんばんはおはようございます。
世界一のグリフォギィラ使いを目指す、ぐりふぉしぃろと申します。

日々グリフォギィラについて考え、実戦し、得たものをまとめていきたいと考えています。

これからギィラ使いになりたい方、すでにギィラ使いでより高めていきたい方、古今東西のグリフォギィラに魅入られた方の手助けに少しでもなれれば、と考えています。

どうぞ最後までお付き合いください。

第二回目は、先日公開された新ルールについて、「新ルールとグリフォギィラ」と題してお話させていただきます。
前回の予告とは異なる内容になりますが、鉄は熱いうちに打ての精神で予告とは違う内容となっております。 予めご了承ください。 
また、先に言っておきますが、今回の新ルールはグリフォギィラにとってはいささか逆風な面が多いです。
その辺りの理由もお話いたします。 

まず、今回変更・追加された新ルール・新ギミックについておさらいしておきましょう。

1.メインデッキの枚数が50枚になった
2.先攻・後攻が選べるようになった
3.エネルギーシステムの導入

以上の3点です。 

では、それぞれがグリフォギィラに与える影響を考察していきましょう。

1.メインデッキが50枚になった
今まではライドデッキ+メインデッキを合わせて50枚と言う構築ルールでしたが、これからはメインデッキ50枚+ライドデッキと言う構築ルールとなります。
トリガー枚数と同名規則はメイン&ライドデッキを合わせてカウントします。

例)ライドデッキに「ニルヴァーナ・ジーヴァ」を1枚入れているなら、メインデッキには「ニルヴァーナ・ジーヴァ」は3枚まで入れられる

これにより、今までのデッキに+4枚の余裕が生まれるため、入れたくても枠の都合で入れられなかったカードや、枚数を絞っていたカードを増やすことができます。
半面、ノーマルユニットやオーダーカードがデッキ内に増えることになるので、トリガー率がわずかばかり減少します。
と言っても、そこまで大きな差はないのでここはあまり気にする必要はないかもしれません。

・従来:46枚中16枚トリガー→16/46→8/23→メインデッキの1/3強がトリガー ・新ルール:50枚中16枚トリガー→16/50→8/25→メインデッキの1/3弱がトリガー

逆に言えば、トリガーを素引きする可能性が若干下がるため、むしろ利点になる場面も出てくるかもしれません。
これまで投入できなかったカードや、2~3枚にしていたカードをフル投入できるようになる点が大きな魅力ともいえるでしょう。

では、グリフォギィラの場合はどうでしょうか。

グリフォギィラは、今まではメインデッキ45枚+ライドデッキ5枚の構築となっていました。
ですが新ルールでは、「メインデッキを50枚」が基本的なルールとなるため、メインデッキ50枚+ライドデッキ5枚の構築となります。
他の多くのデッキとは異なり、メインに追加するカードが5枚となります。
これに関しての利点は、前述した通り今まで採用を見送っていたカードや枠の都合で採用枚数を絞っていたカードを投入できるようになる点です。
特にヴァルテクスの場合、前回の基本構築で触れましたが、個人的な構築上では自由枠は8枚しかなかったのが、一気に13枚まで増えるので、泣く泣く採用を見送っていたカードを採用できるようになります。
この点は非常にありがたい点です。

では逆に欠点は何でしょうか?
それは必要パーツを手札に揃えにくくなる点です。
ヴァルテクス採用型の場合、ヴァルテクス自体もですが、落胤や素グリフォギィラを手札に呼び込む必要があります。
それらはマスクでサーチが可能ですが、逆を言えばマスク以外ではサーチ手段がほぼないため、マスクを多めに入れる・落胤を多めに入れる、と言った構築を意識しなければなりません。
ヴァルテクス採用型ではヴァルテクスに乗れなければお話にならないので、なんとしてもヴァルテクスを手札に持ってくる必要があります。
増えた5枚の枠を全て自由枠として使用した場合、純粋にヴァルテクスを持ってこれる可能性が5枚分減ってしまうので、増えた枠にマスクを数枚足す必要があります。
また、5枚分落胤を引ける可能性も減るので、落胤の枚数を増やす必要も出てきます。
そう言った点を加味し、前回の基本構築からマスク+1枚、G1落胤+1枚を追加して様子見をしていこうと考えています。
それに加え、トリガーの素引きの可能性が減ることでガード値の用意が難しくなる局面もあり得るので、縫烟以外のブリッツオーダーの採用も検討の余地があると考えています。

枠が増えたからと言って手放しで喜べない、と言うのが率直な感想です。

2.先攻・後攻が選べるようになった
今回の新ルール・新ギミックにおいてもっともグリフォギィラ的にありがたいのはこのルールです。

今までは、じゃんけん(またはランダム性の高い方法)に勝った方が先攻と言うルールでした。
これからは勝った方が先攻・後攻を選ぶことができるようになります
これにより、今後は後攻を選ぶファイターが増えるのではないかと推測しています。
理由としては後述しますが、新ギミックにより後攻を取った際のアドバンテージが非常に高くなります。
これにより、意図的に後攻を選ぶようになるのではないか、と推測できます。
この点はグリフォギィラにとっては追い風となります。
その理由としては、グリフォギィラは先攻を取れるか否かでプレイング難易度が変わります。
後攻を取った時のグリフォギィラはプレイングがかなり難しくなり、後攻によるアドバンテージもほぼありません。
グリフォギィラを使う際は、意地でも先攻をとるためにじゃんけんにも全力を注いでいる面があります。
しかし、じゃんけんに勝った方が先攻・後攻を選べるようになり、多くのデッキで後攻有利となるのではないかと推測される新ルール下では、じゃんけんに勝っても負けても先攻を取れる可能性が高くなるため、グリフォギィラにとっては大きな利点となります。

デッキによってはグリフォギィラのように先攻を取った方が強いデッキもありますが、総じてこのルールに関してはグリフォギィラにとってありがたいルール変更と言えます。

3.エネルギーシステムの導入
これが今回の新ルール・新ギミックの一番のミソであり、グリフォギィラにとってはそこまで大きな恩恵が受けられない点となります。

エネルギーシステムとは、いわゆるカウンターのようなもので、現状では「エネルギー・ジェネレーター」と言う「ライドデッキクレスト」と呼ばれるカードによってエネルギーカウンター(もしくはエネルギーカード)を獲得し、何らかの効果でエネルギーを溜め、そのエネルギーを使用して効果を使う、と言うギミックです。
今までのコストの支払いにはカウンターブラスト(CB)、ソウルブラスト(SB)とありましたが、そこに新たにエネルギーブラスト(EB)が追加されました。
今後はこの「エネルギー」が必要なカードが増えるのではないかと予想できるため、エネルギーを溜める手法を戦略に盛り込むのが必要になってくるかと思われます。

では、肝心のエネルギーはどう溜めるのか、ですが、現状の公開情報では「エネルギー・ジェネレーター」の効果のみとなっています。
「エネルギー・ジェネレーター」の効果としては、まずこのカードは「ライドデッキクレスト」と呼ばれるライドデッキに入れるクレストとなります。
※今までクレスト系のデッキでライドデッキにクレストを入れていた場合は、ここで明確にルール化されたので別に置いておくように注意しましょう。
そしてライドした時にクレストゾーンに置き、後攻ならエネルギカウンターを3個得ます(EC3)。
その後、自分のライドフェイズ開始時ごとにEC3し、ターンに一回EB7することで1枚ドローできます。
エネルギーは10個までしか持てないため、7以上溜まったら即使う運用がメインとなるでしょう。

では、エネルギーが7個たまるのは最速でどのタイミングなのか、ですが、これが前述の後攻有利になる理由です。
理由は以下の通りです。

・先攻:G1ライド時にクレスト獲得→G2ライド時のライドフェイズにEC3(エネルギー3個)→G3ライド時のライドフェイズにEC3(エネルギー6個)→次のライドフェイズにEC3(エネルギー9個)
・後攻:G1ライド時にクレスト獲得&EC3(エネルギー3個)→G2ライド時のライドフェイズにEC3(エネルギー6個)→G3ライド時のライドフェイズにEC3(エネルギー9個)

上記を見ていただいてお分かりいただけるように、後攻の方がエネルギーの溜まる速度が速いです。
さらに後攻にはG1ライド時の1ドローもあります。
つまり、後3の段階で2枚分のアドバンテージを稼げている計算となります。
さらにさらに、効果によっては相手ヴァンガードがG3以上ならを条件とする効果もあるため、後攻の方がアドバンテージが非常に高くなっています。
そのような理由から、多くのファイターが後攻を選択するのでは、と予想しています。
「エネルギージェネレーター」はデッキの本来の動きを阻害することもないですし、入得なカードと言えるので、まず間違いなく採用されるでしょう。

グリフォギィラにとっても入得ではあるのですが、あくまで保険的に、と言ったところです。

「エネルギー・ジェネレーター」を得られるのはライドした時なので、グリフォギィラの場合、グリフォシィドの効果で素グリフォギィラにスペリオルライドしたタイミングでようやく獲得できます。
一般的に言うならG3に乗った時にようやく獲得できると考えてもらえればよいです。
そしてこのタイミングで獲得した場合でも、先攻ではEC3はできません。
エネルギーが溜まるのはグリフォギィラに乗った次のライドフェイズ開始時、上手く行けばヴァルテクスに乗るターンに初めてEC3ができます。
現状公開されているカードでECができるのが「エネルギー・ジェネレーター」のみのため、今後のカードによっては変わってくるかもしれませんが、EB7を支払えるのが最速6ターン目、つまり超トリガー発動時となります。
もちろん後攻なら1ターン早くなりますが、グリフォギィラで後攻を取ることは度外視していいので、先攻の運用のみで考えた結果、「エネルギー・ジェネレーター」は「入れといて損はないが、思ったほどの得もない」と言う結論に達します。

「ライドデッキクレスト」と言う新ギミックが出来たので、今後新しい「ライドデッキクレスト」が出る可能性や、「エネルギー・ジェネレーター」以外でECできるカードが増えたらまた変わってきますが、現状ではグリフォギィラとはそこまで相性はよくないと言えるでしょう。

以上が、今回のルール改正におけるグリフォギィラの所見となります。
個人的な感想ですが、先攻を取れる可能性が上がった点は嬉しいところですが、残り2点に関してはしっかりと戦略を練らないと厳しそう、と思っているところです。
とは言え、自称日本一のグリフォギィラ使い(を目指している身)として、新ルール・新環境でもグリフォギィラを活躍させられるように、グリフォギィラにしっかり向き合っていきたいと思っています。

長くなりましたが、最後に。
グリフォギィラは使い手によって様々な構築・戦術を生み出せる無限の可能性の塊ですので、この記事を読んで少しでも興味を持っていただいて、グリフォギィラ組んでみようかな、と思っていただける方が少しでもいたら幸いです。

次回は、基本構築編第三弾として、ヴァルテクス採用型と非採用型の違いについてお話させていただこうと思っています。

是非皆さんも素敵なギィラライフを!

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