しゅわしゅわと夏
あー、暑い!
毎日毎日、我ながらよく耐えてる!と思うくらいに暑い。
人の体温に換算したら、毎日、発熱してるような状態がずっと続いている。
5月に、友人と「夏に、ビアガーデンに行こう!」と盛り上がり、夜景のきれいなテラス席を予約したというのに、当日は太陽がいらぬ猛威を奮い、17時すぎに行ったのに、とてもテラスで飲める気温ではなかった。
気を利かせた店員さんのおかげで涼しい店内で呑むことができ、ガーデンの当てが外れてガッカリするとこ、安心感の方が大きかった。
日本の夏は、いつからこんなに苦しいものになってしまったんだろう……と思うと、余計にグッタリとする。
なので、あまり考えない。
それはそうと、暑いからなのか、やたらと炭酸が飲みたくなる。
ゴックゴックと軽快に飲めるわけではないけれど、栓を開けた時の
シュッ
という音は、耳心地よく、涼を誘う。
そして、喉にジュワッと広がる泡の冷たさと清涼感は、他の何にも代えられない爽快さだ。
CMのマネをするつもりは全く無いのに、腰に手を当ててグビッとひと口。
からの「あーー、うまいっ!」という台詞まですべてが、瞬間的に暑さを吹き飛ばしてくれる気持ちよさを運んできてくれる気がする。
そんな私が最近どハマリしているのは、果実酒の炭酸割りである。
特に、母の仕込んだ梅酒を強炭酸水で割るのが好きだ。
ほろ酔いしたい時は、薄めに。
一杯で酔いたい時は、少し濃いめに。
自分で調節しながら、好みの味にできるのが良い。
しかも炭酸水はリーズナブルだから、酒活の民にとっては嬉しい。
梅は夏バテにも効くし、栄養価も高いし、何となく健康的なんじゃないかとも思える(笑)
思わず「ウメェーっしゅ」と、どこかで聞いた台詞を呟いてしまいたくなる。
ようやく立秋が過ぎ、少しだけ風が涼しくなった。
しかし、私の知っている夏からしたら、まだまだ「大酷暑」である。
仕方がないので、今夜も喉から涼を求めるしかない。
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