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「大丈夫?」への対処法が知りたい
こんなによくきかれるのに、いつも答えに詰まってしまう質問もそうそうないのでは?と思うのが「大丈夫?」じゃないかと思うのです。
かくいう私もつい、よくそうきいてしまいます。
でも、その質問が出るときって、7割くらいの確率で、大丈夫じゃない。
ひとまず心配をかけるのも恐縮なので「大丈夫」と答えてみるものの、内心は複雑。
たとえば、私の同僚。彼女はとても明るくて健やかな人です。
怒りっぽくなることはあっても、基本ネガティブとは縁遠く、風邪をひいてもすぐ治ってしまいます。
そんな彼女は私が生理痛がひどいために遅刻したり、治りかけの風邪で出勤したりすると、「大丈夫?」といつもききます。
それはそう。彼女はまったく悪くありません。
私と一緒に仕事をしているんだし、ちゃんと働ける状態にあるかを知りたいというのもあるだろうし。でも、実際にはサポートがほしい状態だったりするし、完全復活ではないから、「大丈夫」と答えて、たくさん仕事を振られても厳しい状況のことが多いわけです。
かといって、どのレベルで大丈夫ではないことを伝えたらいいのか、相手の同情を誘うような言い方をするのも、社会人として自己管理できていないのを露呈するようで、ダメな気がしてしまいます。
体調が悪いこともあって、ああ私はなんて体力がないんだろうと、凹みます。
ひとつ前の会社でも、とても悲しいことがあって「大丈夫ですか?」と最初はきいてくれた上司が、「もう大丈夫なのかと思って」と言って私には精神的に耐えがたいことを依頼してくるようになりました。
私は頼まれたことを想像するだけで嫌な気持ちがフラッシュバックして、出勤しようと思っても、玄関に座り込んでしばらく動けなくて遅刻、という日々が続きました。
「大丈夫」って残酷な言葉。
けれど、「大丈夫?」とついきいてしまうときに、ほかにどう尋ねたらいいんだろうということの答えはまだぴんとくるものが見つかっていません。
また、「大丈夫?」ときかれて大丈夫じゃなかったときにどうこたえるのが適切なのかもわかっていません。
つまりその言葉ですべてひとまとめにされてしまっているけれど、本当は何を知りたくてきいているのか、どういう対応を相手に求めたいのか、そのあたりの解像度を個別に上げていく必要があるんだろうなと思います。
けれど、相手にどうしてほしい、が明確にない場合も多く、その時にとっさにどう答えたらいいのかは相変わらず闇の中なのです。しいて言えば、大丈夫ではない、ということを知っていてもらえたらいいのかな。
どうしたらいいかはきく側に判断を委ねるということも選択肢の一つかもしれません。
願わくば、こんなこともやもや考えずにきいてくれた人に感謝できる器の大きい人間になりたい、のですが道のりは険しいです。
最近もまた「大丈夫?」ときかれたことからもやもやと考えてしまったことを、吐き出すようにメモしてしまいました。
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