見出し画像

【No.11】ニューグローヴ シングルカスク [2007] リムーザンオークカスク#88 for Bar Lamp & SHINANOYA

個人的にお気に入りのラムをご紹介。

ニューグローヴ シングルカスク [2007] リムーザンオークカスク#88 for Bar Lamp & SHINANOYA

画像2

画像3


【スペックおよび概要】

日時(Date):2020/3/28
場所(Place):自宅
銘柄(Brand):ニューグローヴ
ボトル種別:プライベートボトル(for Bar Lamp & SHINANOYA)
蒸留/瓶詰/熟成年(Distilled/Bottled/Age):2007/2018/10年
樽種別(CaskType):リムーザンオーク
度数(Strength):50%
種別/国(Category):モーリシャス島
所有会社(Owner Company):for Bar Lamp & SHINANOYA
ボトル残量:40%

【プロフィール(Profile)】

色調(Color):Clear(0)~Dark(10) 
甘味(Sweetness):Dry(0)~Sweet(10) 
ピート(Peat):None(0)~Heavily(10) 
ボディ(Body):Light(0)~Heavy(10) 
バランス(Balance):Bad(0)~Good(10) 

【香り(Aroma)】

注ぎたては溶剤・ペンキ・シンナー。だがすぐに人工甘味料的なトロピカルなガム・南国菓子のケミカル&チープなパウダーシュガー・ヤシの木と葉・ブラウンシュガー・ピーチウーロン

【味わい(Flavor)】

黄桃の焦がし砂糖がけ・桃のコンポート・ライチ・ほのかなタンニン・軽いウッディ

【余韻(Finish)】

美味しい完熟桃・紅茶のビターな余韻・ハーブ・シロップ漬けのジンジャー・ナツメグのヒント・ハーブ

【総合評価(Total)】

「モルト好きにオススメ」の売り文句に偽りなし。
桃主体の香味だが、甘すぎず、ウッディな要素も弾けるような桃の余韻もあり、じっくりと楽しめるラム。お値段から考えてもオススメ。

87/100


こちら大学時代の先輩からいただいた逸品。
正直、ラムの経験値がほとんどありませんが、個人的にラムについてはべたつく味わいや、グラッシーというべきか草の要素の強いイメージがありましたが、こちらはそのネガティブなイメージを払拭してくれた一本。

しかし、こちらやはり普段、何を飲んでいるのかによって感想が異なるのか、ウイスキー好きな自分にとっては甘めながら、ちょうど良い甘さだと思っていたのですが、ラム好きな方からは味わいはドライな方との感想もいただきました。

トップノートというのか、最初は溶剤のイメージが出ますが、注いでスワリングして、数分ほど放置すると、桃が全面に出てきます。
桃の主張が強い構成ですが、味わいがそこまで甘さ全開ではなく、どちらかと言えば口に入れてしばらくしてから、そして余韻に強く桃を感じる構成。

あとこちらはフォロワー様にオススメいただいた飲み方ですが、ぬる燗が至上です。最初に感じる溶剤感が飛び、いきなり南国フルーツ全開の香りと、じっとりとしていながら弾けるような桃の味わいが楽しめます。

リムーザンオークというのは初耳でしたが、別名コモンオークとも言われ、古くからワインやブランデーに使われてきたオークで、約200~260年のもを加工し、主にコニャックの樽として使用されているとのこと。 タンニン、ポルフェノール類が富み、バニリンやオークラクトンが特異的に少ないのが特徴だそうです。

 http://ariakesangyo.co.jp/story/chapter02/

信濃屋の店舗によってはまだ在庫があるようですので、気になる方は是非!

画像3

[公式テイスティングコメント]

【香り】トロピカルフルーツのフーセンガム、飴玉、リムーザンオーク由来の丁子と新木系の胡椒、オールスパイス、仄かに香るエナメルとシナモンティー。
【味わい】口に含むと、ブラウンシュガーの甘さから、黄桃、ピーチティー、桃のチーズケーキやコンポート、滾々と湧き上がる桃フレイバー。
【フィニッシュ】フィニッシュは、白桃、ライチ、グアバからミントティー、ジンジャーのスパイス。
【コメント】明確な桃のフレイバーとオーク由来のスパイスのバランスが絶妙なバランスで繰り広げられる魅力的な1本。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?