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【No.1】ACORN’Sモートラック1997 21年 55.6%:エイコーン カスクストレングス・セレクション

はじめの一歩はこちらから。
「ダフタウンの野獣」というには気品溢れる美しい獣です。

ACORN’Sモートラック1997 21年 55.6% 
エイコーン カスクストレングス・セレクション

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画像はエイコーン様のHPよりお借りしました。
本来ならスマホで撮った写真をあげるつもりでしたが、テイスティングに緊張&夢中で忘れるという・・・うん。はじめの一歩からつまづいてるね。大丈夫かこいつ。

以下、「Whisky note」に基づくテイスティングです。
※ボトル残量は個人的に追加しました。

【スペックおよび概要】

日時(Date):2019/11/18 19:05
場所(Place):BAR HONESTY(北千住)
銘柄(Brand):モートラック
ボトル種別:ボトラーズボトル
蒸留/瓶詰/熟成年(Distilled/Bottled/Age):
D=JUN/1997 B=FEB/2019 A=21y
樽種別(CaskType):ホグスヘッド
度数(Strength):55.6%
種別/国(Category):シングルモルト・スペイサイド
所有会社(Owner Company):ACORN’S
ボトル残量:90%

【プロフィール(Profile)】

色調(Color):Clear(0)~Dark(10)=
甘味(Sweetness):Dry(0)~Sweet(10)=
ピート(Peat):None(0)~Heavily(10)=
ボディ(Body):Light(0)~Heavy(10)=
バランス(Balance):Bad(0)~Good(10)=

【香り(Aroma)】

白と黄色の大きな切り花・はちみつ・微かに若草とマスタード
注ぎたては固い印象だが、微加水と時間経過により甘く綺麗なエステル香
黄桃・シロップ・バニラの香りが心地よい

【味わい(Flavor)】

はじめは、はちみつ・メイプル・少々ウッディ
微加水で熟れた黄桃・綿菓子・バニラ・青さの残るマンゴー・リンゴの蜜
バランスの良さと、これからの開きが大いに期待できる

【余韻(Finish)】

ミディアム・黄色いフルーツとバニラの余韻が続く

【総合評価(Total)】

バランスの良いピーチ&バニラ
香りがやや固めの印象だが、これからどんどん良くなる可能性を感じさせる
分かりやすく上品・王道のフルーティモートラック
余韻も程よく、満足度は高い

86/100


一言で表すなら「すべてがちょうど良い」モートラックです。(HON〇AのCMじゃないよ)
上品な香味に、軽すぎず重すぎずほどよい度数と飲みごたえ、それでいてネガティブな引っかかりはほとんどなく、かつ時間経過により香りと味がこなれた時の期待値が高く、ボトルで抱える楽しみも存分にある、安定感のあるウイスキーだと言えます。

ちなみに販売元のエイコーンさんのHPを確認(2019/11/22時点)したところ、まだ在庫があるようです。気になる方は是非。


【以下、雑記】

さて、はじめてのテイスティングノートですが、書き始めて率直な感想は·····

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漫然と飲みながら「あ〜○○の香り〜。△△の味〜」と思考だけするのは簡単ですが、それを数値化したり、文章にするために思考を咀嚼・分析しアウトプットするのは大変ですね。
慣れの問題とは思いますが、繰り返せば脳のトレーニングになるのではないかと思います。

あとノートに沿ってテイスティングを行う中で気付きましたが、色やバランス、最終的な点数などは明確な「数字」で表す必要があり、自分のウイスキーに対する価値観の軸が求められるように感じますし、
翻って文章(コメント)は「各分野100文字程度で」との指定ですので、これまた無駄を省き、かつ伝わりやすい文章を書く必要があります。

・・・・・・・・数年前、
「弊社を希望した理由を書いてください(200文字以内)」や、
「自己PR(150文字以内)」とか、
「学生時代に力を入れたことはなんですか?(400文字以内)」
などの設問に悩まされたトラウマが甦る・・・。

いやしかし、こうした飲酒という体験を分析して、分かりやすい形でアウトプットするのは立派なトレーニングになるのでは・・・?


結論
就活生はテイスティングノートを書こう!


と、冗談はさておき、No.1はこのあたりで・・・。
今後もこのような形で毒にも薬にもならない形で、ボトラーズに限らず様々なウイスキー·····場合によっては、それ以外のお酒でもテイスティングを重ねていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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