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【NO.19】スケアクロウ10年 ベンチャーウイスキー

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また京都洋酒研究所よりいただいたものを·····京都の御仁は絵心も達者なようです。

※写真の右が今回テイスティングしたスケアクロウです。

【スペックおよび概要】
日時(Date):2020/5/4 12:42
場所(Place):自宅
銘柄(Brand):スケアクロウ(蒸留所名は不明)
ボトル種別:オフィシャル
蒸留/瓶詰/熟成年(Distilled/Bottled/Age):合計10年
樽種別(CaskType):
度数(Strength):40%
種別/国(Category):スコットランド&日本(ヴァテッド)
所有会社(Owner Company):ベンチャーウイスキー(企画)・笹の川酒造(製造)
ボトル残量:


【プロフィール(Profile)】
色調(Color):Clear(0)~Dark(10) 10
甘味(Sweetness):Dry(0)~Sweet(10) 2
ピート(Peat):None(0)~Heavily(10) 2
ボディ(Body):Light(0)~Heavy(10) 2
バランス(Balance):Bad(0)~Good(10) 5


【香り(Aroma)】
焦がし砂糖醤油・ごはんですよ・オールド感・古い木材・濡れた炭・レーズン入り黒パン・駄菓子屋の粉末コーラ・麦茶
【味わい(Flavor)】
口当たりはライトで甘味も穏やか・黒パン・微加水で急に味がまとまる・砂糖少なめ、バター不使用のマフィン
【余韻(Finish)】
短い・まろやかなピート・カラメルのビター・ほのかにジンジャーのスパイシー


【総合評価(Total)】
・ブラックウイスキー初体験。見た目のインパクトとは裏腹に味わいはやさしい。SCARECROW(カカシ)の意味は見た目と中身のギャップのこと?
52/100

無題

今回のスケアクロウは今や「イチローズモルト」で世界に羽ばたくベンチャーウイスキーが最初期に“企画”したウイスキーであり、製造は笹の川酒造です。

中身はアライド社モルトの8年物を日本で2年間追加熟成させた熟成年数は計10年のウイスキーとなります。

目を引くのはその色の濃さ·····黒いです。シェリー系の赤ワインや褐色、琥珀色などを通り越し、もはや漆黒。グラス越しでも向こうがほとんど見えません。
理由はフィニッシュにハードチャーした再製樽を使用してブラックウイスキー処理しているためとのこと。

味わいはその色のインパクトからすると、穏やかな甘味の広がる、丸みのあるウイスキー。まろやかな潮味とピートでコーティングされた油っ気や砂糖の少ない素朴な洋菓子のような味わいが広がります。

ベンチャーウイスキーにはじめて触れたのがリーフシリーズだった自分にとってはまったく未知のウイスキーでした。
ちなみにこのスケアクロウ以外に「シングルカスク 2000-2005」と「ビンテージシングルモルト 1988-2005」が最初期の伝説のボトル三種らしいですが、いつかどこかで飲んでみたいですね。

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