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【NO.14】グレンマレイ2007(スノーフレーク)/55.9%

もももももも・・・と怒涛の桃推しグレンマレイですが、真相やいかに。

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【スペックおよび概要】
日時(Date):2020/4/20 1:36
場所(Place):自宅
銘柄(Brand):グレンマレイ
ボトル種別:ボトラーズ
蒸留/瓶詰/熟成年(Distilled/Bottled/Age):2007~2019(?) 11年
樽種別(CaskType):バーボンバレル
度数(Strength):55.9%
種別/国(Category):スペイサイド/スコットランド
所有会社(Owner Company):ウイスク・イー
ボトル残量:90%

【プロフィール(Profile)】
色調(Color):Clear(0)~Dark(10) 
甘味(Sweetness):Dry(0)~Sweet(10) 
ピート(Peat):None(0)~Heavily(10) 
ボディ(Body):Light(0)~Heavy(10) 
バランス(Balance):Bad(0)~Good(10) 

【香り(Aroma)】
バニラ・ピーチキャンディ・パイナップルの芯・フルーツのアロマキャンドル・洋梨・ハイチュー・甘やかで少しケミカル・有機溶剤がよぎる

【味わい(Flavor)】
やや強めの口当たり・おだやかな甘味・アプリコット・砂糖不使用のピーチジャム・ホットスパイス・干し草・バニラクリーム・味覚では甘味は少々でどちらかと言えばドライな印象

【余韻(Finish)】
長さは中程度・桃の缶詰のシロップ・桃の皮・干し草・喉の奥に残るビター・黄桃・ほんのかすかに有機溶剤

【総合評価(Total)】
・「香りで楽しむ桃感ウイスキー」味わい自体はドライだが、ノージング・口中香・余韻で感じる桃が楽しい。
78/100


スノーフレーク / Bright Snow Flakesはウィスク・イーのオリジナルシリーズで、厳選したシングルカスクをカスクストレングスでボトリングしました。
スノーフレーク(雪の結晶)は自然の状態で正六角形をしており、成長過程の大気中の環境条件によりその形を大きく変えます。同様に、ウイスキーは貯蔵庫内の温度や湿度により風味が大きく変化するため、時間と自然、そしてつくり手の丁寧な樽管理の結晶とも言えることから、雪の結晶をラベルにデザインしました。(公式サイトより引用)


こちらリリース時は怒涛の「桃」推しかつ、価格も手頃とのこともあり、注目された方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。(ラベルもたまたまかもしれませんがピンク推しです)
個人的にもウイスキーにおける「桃」は好物なフレーバーのひとつなので、気になり、購入した次第です。

さて、飲んだ感想としては総評の通り、鼻で楽しむ「桃」というのが率直なところです。
口開けのノージングから甘酸っぱさを予感させるピーチキャンディの香りと、バニラ香に期待が高まります。
飲むとどちらかと言えばドライかつスパイシーで甘味は穏やかなので、少し香りの印象と乖離しているのでは(?)と思う部分があります。
ところが口内でしばらく味わうと、温度変化などのせいか口から鼻に抜ける香りや余韻で、最初のノージングで感じた桃の要素が舞い戻ってくるユニークな構成です。
公式テイスティングコメントに「ウィンターシーズンのおすすめ」とあるように、舌で感じるスパイスと、鼻で感じる甘やかな香りを楽しめるグレンマレイだと思います。


【公式テイスティングコメント】

バーボンバレルの11年熟成で、シングルカスクのカスクストレングスボトリングです。色はゴールド。
グラスに注ぐと、もぎたてでジューシーな白桃や黄桃、アプリコットのフルーツアロマに、濃厚なバニラ、かすかにキャラメルが香ります。
味わいもフルーティで、白桃やマーマレードジャムがたっぷりと広がり、グレンマレイらしい麦わらや干し草の味わいと絶妙なバランスで混ざり合います。
フィニッシュにはオーク、スパイスの余韻の中で、再び果樹園を想わせるフルーティさが優しく舞い戻ってきます。
11年熟成でありながらここまでフルーティさが主張するグレンマレイは稀と言えます。
ウィンターシーズンのおすすめとして是非お役立てください。ぜひこの機会をお見逃しなく。

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