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ウイスキー小噺 第004回:世界5大ウイスキーってどこ?

スコットランドで生まれたウイスキーですが(アイルランド発祥説もあります)、今では世界各地で製造されています。好きなものを飲めばいいとはいえ、ある程度目安を持っていた方が選びやすいです。

ここでは、世界5大ウイスキーについて解説します。


5大ウイスキーの産地

世界5大ウイスキーは「スコットランド(スコッチ)」「アイルランド(アイリッシュ)」「アメリカ(アメリカン)」「カナダ(カナディアン)」「日本(ジャパニーズ)」とされています。

スコットランド(またはアイルランド)で生まれたウイスキーが、移民により北米大陸に伝わり、アメリカでウイスキー作りが始まりました。カナディアンウイスキーは、アメリカからの移住者が作り始めたとされています。

一方、日本にウイスキー作りを伝えたのは、スコットランドでウイスキー作りを学んだ竹鶴政孝氏(ニッカウヰスキー創業者)です。だいぶ前ですが、NHK朝ドラ「マッサン」でも取り上げられて有名になりましたね。恥ずかしいことに、私はマッサンを見ていません。当時はそこまでウイスキーに興味がなく。。。

5大ウイスキーを仲間分け

完全な私見ですが、こんな感じに仲間分けするとわかりやすいかと思います。

・「スコットランド」「ジャパニーズ」
スコットランドでウイスキー作りを学んだ竹鶴政孝氏に端を発するジャパニーズウイスキーですが、基本的にスコッチスタイルを受け継いでいると言っていいでしょう。

・「アイルランド」
スコットランドのお隣さんではありますが、独自のウイスキー(具体的に言うと、ポットスチルウイスキーという分類があります)があったりするので、私の中では別枠にしています。

・「アメリカン」「カナディアン」
カナダでウイスキー作りが本格的に始まったのは、アメリカ独立宣言後に一部のイギリス系住民がカナダに移り住んだことがきっかけとされます。カナディアンウイスキー飛躍のきっかけは、アメリカの禁酒法(1920-1933)でした。アメリカでウイスキーを作れないので、カナダでウイスキーを作ってアメリカに非合法に輸出していたというわけです。

どれを飲むべき?

自分が美味しいと思ったウイスキーを飲むのが一番なのですが、まずは、一度代表的な銘柄を一通り飲んでみるのをおすすめです。「スコッチは飲むけど、バーボン(アメリカンの1種)はあんまり得意ではない」という方もいます。私がまさにそれで、バーボンも飲めますけど、好んでバーボンを飲むことはあまりないです。

個人的な意見ですが、どれか一つ選べと言われたらやはりスコッチです。比較的入手しやすいですし、銘柄やフレーバーのバラエティの幅が広いので飲んだときの「味の違い」を感じやすいと思います(あくまでも、個人的な感想です)。

ジャパニーズもいいのですが、なかなか簡単に手に入らなかったり、手に入っても結構高かったりするので、私はあんまり積極的には買いません。
もちろん、目の前に定価で「山崎」が売ってたら、迷わず買いますけど(笑)


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