成長
Inspiritブログ部のお題。今回は「成長」です。
私にとって成長とは、学んだことを活かすこと、得られたことで自分をいかせるように進めていくことです。
そして、気づくこと、知ることでもあります。
先日、Inner Actress Campのフォローワークショップがありました。三日間の合宿で実感したのは、今、この瞬間にあるもの、相手との距離、空気、間に生まれるもの、それらを見てはじめて表現がいきてくる。ということです。
それが、一ヶ月ぶりに演じた時には、相手の声を聞くことも忘れ、自分の台詞を言うだけでいっぱいいっぱいでした。
その時、相手を見ること、相手を聴くことを指摘されてハッとしました。そうだった、相手を意識していなかった、と気づきました。
以前であれば、私には無理なんだ、やっぱりできないんだと落ち込んでいたところです。
合宿を通して、相手を意識する、興味を持つことが出来ると知った後だからこそ、次に繋げようと思えました。
そして、定着させるには繰り返しが必要だとも思いました。
普段から、自分の周りにあるもの、今、何が起こっているのかを意識していなければ、得られた感覚は一過性のもので終わってしまいます。
常に気を張っているのは難しいですが、人と言葉を交わす時、相手がどのような状態なのかと意識しながら話すことは出来ます。
ここのところ意識してみましたが、声が通りやすくなった気がします。
できないという自分にぶつかった時、どうして自分は周りと同じようにできないのかと自分を責めます。できてあたりまえのことが、どうしてできないのだろうかと。
そんな時は、できないという自分に気づいたことが、まず一つの成長です。
そして、どうしてできないのだろうかと考えはじめたのが、二つ目の成長です。
三つ目に進むとしたら、その時には、できるとしたら何だろうか、とイメージしていただければと思います。
できないと悩み、どうすればいいのかと考える場合は、どうにかすればできると思っています。
できないものはできないと、方法を探ることもしない場合は、できるとは思っていませんし、やろうとも思いません。
できない自分がそこにいてどうにかしたいと思うなら、できている自分も一緒に出てきています。
自分が見ようとしていないだけで、見ずにやり過ごそうととしているだけで、出てきています。
はじめは抵抗があって、絶対に無理!と思いますが、これはもう動いていくことでしか解消できません。
数年前の私であれば、演劇ワークに参加することなんて思いつきもしないし、絶対にやらないことです。
それでも、憧れはありました。無理だと思いつつも、演じることに憧れがありました。常に見せている自分以外の何者かになれるような気がしていたからです。
私は諦めが悪く、無理だ、できっこないと頭の片隅に追いやっていても、いつが出そうと思い続けていたのだと思います。
おかげさまで、今回参加させていただき、少しばかりですが成長できました。
これまでのすべての繋がりがあり、ここに至っています。
知ったこと、得られたことで自分を進めていくこと。
そして、成長には自分だけでなく、様々な出来事や関わりの中で生まれることもまた心に留め置くことができれば、望む方向へ進む速度が速まるかもしれません。
無理!と思う時こそ、周りには助けてくれる人がいる、ということも思い出していただければ幸いです。
ここまで読み進めていただきまして、ありがとうございました。
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