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【くら仮日記①】化石や剥製を見たら「でか」と取り敢えず言う(国立科学博物館)。

今回は国立科学博物館へ行った。
ここへ行った理由は、単純に動物が好きだったこととジャイアントバイソンの化石があると聞いたから。強くてデカい「生きる要塞」だったジャイアントバイソンの化石があるらしい。こりゃ見にいくしかないよな。

(ちなみに写真は一枚もありません。写真を撮るという文化がないのです。これからは撮るようにします)




国立科学博物館へ

最寄駅は上野駅。公園口からまっすぐ歩いて、国立西洋美術館を右に曲がると見えてくる。入り口は地下(太陽光の入ってくる広場みたいな地下)にある。階段を降りて、券売機でチケットを購入。630円。安い。
買ったチケットは係員に見せるだけでよかった。ハンコみたいなのを押したりしなくていいのかい。


地球館へ

国立科学博物館は日本館と地球館に分かれていて、どちらもかなり広い。全てをじっくり見たいのなら丸一日必要な規模だ。
僕がまず向かったのは、地球館。いや向かったというより地球館にいつの間にか着いていた。なぜなら日本館の展示場所へ行くにはまず階段を上らなくてはならず、そしてその階段というのはそこまで大きいわけではない。だから単純に見逃したのだ。入り口を入ってまっすぐ歩き、途中エスカレーターを登ったら地球館に着くのだから、そりゃ何気なく歩いていたら地球館に着いちゃうよね。しょうがないよね、看板見てないとかそんなことないよね。


まず地球館二階へ

二階?一階は?
いやあの、地球館の入り口の自動ドアを通るとすぐ目の前にエスカレーターがあるんですけど、そんな目の前にエスカレーターがあったら乗るじゃないですか。だから乗ったわけですよ。これも不可抗力です。

二階は科学技術のエリア。いろんな機械や部品みたいなもの(この書き方で科学技術に詳しくないことがおわかりでしょう)が並んでいた。数多の機械、何かしらの衛生、何かのシステム。そしてしんかい6500。


地球館三階へ

…もしかして全てのフロアについて書くの?いやそれは結構です〜と思った方、わかるわかる。飽きちゃうよね。そうだよね。だから、ね、全フロア書くよ(日本館は除く)。ワンフロア1トピックだけ。飽きたら自由に離脱してください。

三階はあの動物たちの剥製が並んでいるフロア。誰もがどこかで一度は目にしたことがあるのではないだろうか。楕円形のショーケースの中にありとあらゆる動物が展示されている。
音楽家みたいな髪型のアフリカスイギュウや、絶滅したフクロオオカミ、ツノというより板を生やしたヘラジカ、まっすぐ綺麗なツノを生やしたオリックス、耳が特徴的な猫サーバル、ドリルのようなツノを持ったクーズー。
このフロアはかなり楽しくて長時間見ていた。横にいた幼稚園児ぐらいの子どもが「こっち見てる…」と言っていたが、確かに生きているみたいで迫力があった。楽しい。


地球館一階へ

はい戻ってきました一階。不可抗力によって一度は見逃されたはずの一階。
ここではやはり、蟹。…蟹?はい、蟹。シオマネキという片腕だけハサミが大きい蟹がいるのだが、そいつがいた。別にシオマネキを見たかったわけではないのだが、なぜか個人的に一方的な認知をしていた存在であるシオマネキさんにお目にかかることができて非常に光栄だった。別にシオマネキに助けられたとか、竜宮城に連れて行ってもらったとかそんな思い出はないけれど、それでもシオマネキ。名前だけでも覚えて帰ってください。


地球館地下一階へ

地下があるんですね。最初は気が付かなくて「あれ?ジャイアントバイソンは?お目当てを見られずに帰るなんて」と思いながら案内板を見たら、なんと地下があるではないか。よかったよかった。看板や案内を見るって大事。いやいつも見てるけどね。ほんとに。

地下一階は化石がたくさん。入ってまず笑っ…見えたのは、ヒトの化石。そうだよね、やっぱりヒトも生き物だもんね。そうだよね。でもさ、そんな間抜けなポーズじゃなくてもいいんじゃないか?ちょっと笑った。これは是非見に行ってほしい。何をしているポーズなんだい?何かの予備動作?

その次に見えてくるのは、恐竜の化石の丸焼き。化石に棒が突き刺さってくるくる回ってた。展示の仕方が面白いフロア。
振り返るとそこにはなんと、ティラノサウルス(確かそうだったような)。だけどそのティラノサウルスが、座ってるんですよ。小さい手を前に出して足を折り曲げて、座ってるんですよ。なぜ座っているのかというのは説明書きに書いてあるんですけど、でもちょっと面白かった。

展示が面白いフロア、それが地球館地下一階でした。


地球館地下二階へ

ここはもう忘れられません、よーく覚えていますとも。
このフロアは、ちょうど歩き疲れてきて目薬をさした後にソファに座って休んでいたフロアです。じっくり展示物を見ようとするとこの辺りで歩き疲れてくるんです。この時点で3時間ぐらい経過していますから仕方ないですね。

でもこのフロア、疲れてきた以外にも忘れられないフロアでして。このフロアにはなんと、あのジャイアントバイソンの化石があったんです。鬐甲高(肩の高さのようなもの)が2.5メートルほどあるというだけでこの大きさが伝わるでしょう。もちろん体調も大きく5メートルほどあり、生きた要塞という呼び名に恥じぬサイズなのです。

他にもたくさんの化石があったのですが、もうジャイアントバイソンを見ただけで満足でした。テリウムが意外と大きいとかそういう感想は長くなりそうなので省きます。


地球館地下二階へ

これを読んでくれているあなたもきっと読み飽きてきたことでしょう。写真も何もない文字だけの文章ですから。
それと同じようにこの地球館地下二階、いい感じに疲労が溜まった状態で訪れたわけです。さらにここで扱っているのは科学と化学。あまりよく知らないんですね。なので、印象に残っているところなどはありませんでした。さっきのジャイアントバイソンでもう満足したのでしょう。


続いて日本館へ…?

さあ次は日本館!日本に住んでいるのだから日本のことをちゃんと見ていこう!よし行くぞ!…なんていう体力はありませんでした。全体を駆け足でざーっと見て終わりにしました。そもそも時間もあまりなかったので体力があったところで回れなかったんですよね。


感想

やっぱり博物館は楽しい。化石や剥製を見ているだけであっと今に時間が過ぎてゆく。
「この生き物が遠い国で生きているのか」
「もう絶滅したけどこの生き物と一緒に過ごした人類がいたんだよな」
「海にはこのサイズの生き物が悠々と泳いでるのか」
この生き物が確かに存在している、もしくは存在していた。それだけですごくワクワクするし、楽しくなる。

定期的にどこかへ行く人間の日記第一回、これにて終了。出口を出たところにいるクジラに「でか」と言って、国立科学博物館を後にした。

さーて、今度はとなりの国立西洋美術館にでもいこうかな。

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