毒親を責めない

そういえば、お母さんのお母さん、つまり僕のおばあちゃんは、戦争中に生まれた。お母さんのおばあちゃんは、戦争の真っ最中に生きた。
そう考えると、家族間の連鎖、考え方、育て方の変遷は、これで当たり前のように思える。
むしろ、俺はなんて酷いことを言ってしまっていたのだろうとさえ思う。これは恥ずべき罪悪感で、正当なものだと思う。苦しくない罪悪感など、洗脳の最たるものだけど、それでも、僕が母を責める理由にはならないんじゃないかと思う。

僕は、僕と同様に生きる仲間たちと、時代を作っていかなくてはならない。
僕は何を責めていたのだろう。僕には愛がなかった。
僕には何もなかった。
悔しい。
そんなことさえわからなかった。
何もできないくせに、人の上にも立てないくせに僕は何を偉そうに言うのか。

同じくらい悔しい奴らと。同じくらい未来がある奴らと。同じくらい渇きに満ち満ちた人たちと。

僕は自分でなんとかしなくては。
自分の人生を。これからの未来を。

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