おやすみレビュー

長いお休みが終わる。終わっちゃう。
こんなモラトリアムきっともう二度とないんだろうな。ありがたいねぇ〜。

やりたいことだけ決めて、どう過ごそうとかそういうのは何にも決めなかった。やりたいことをして、それ以外は何にもしなくて、いっぱい寝ていろんなこと考えて、そういう過ごし方はとってもよかった。何というか、自分を確かめられた。いいことも悪いことも、多分私はこうでしかないんだなって、その領域がよく分かった気がした。

毎日いろんな人と話した。働いてた時よりも人と会ったんじゃないかな。
いろんな気持ちになった。幸せな気持ちで帰ってくる日がほとんどだったけど、これがいい機会かなって思う日もあった。そういう時、やだなじゃなくて、何が悲しかったかってきちんと振り返る余裕があったことがよかった。
そういう悲しい時間は、これからは幸せな人や自分のために使おうって思うことにした。

ありがとうを絶対言わなきゃいけない人たちに、ちゃんと選んだ言葉で、言いたいだけのありがとうが言えた。もしかしてそれだけでこのお休みはじゅうぶんだったかもって思うくらい、その言葉を選んでいる時間は、とっても尊くて、貴重だった。
そういう人たちとは、大切な思い出もたくさんあるけれど、これからも変わらず会えるのなら、それは思い出にしなくてもいいんだよね、と思う。

頭の中でよく、「クワイエットルームにようこそ」のラストシーンとか、斉藤和義の「幸福な朝食 退屈な夕食」とかが流れてた。あらゆることに区切りをつける気持ちが、こんなにも先だってるんだなって思った。

人は、そんなにたくさんのものをずっと大事にしつづけられない。
だからもう一度忙しくなった時に、それでも大事にしつづけたいものを、ちゃんと分かっておきたいなと思ってた。それさえ分かったら、人はきっと大丈夫になれるだろうから。
それが本当に叶ったかどうかは、きっとこれから分かるんだと思う。

明日から早起き。あらゆるものの中で一番苦手な早起き。ていうか新しい場所こえー!
いつしかから宝物になった「無理せず!」って言葉をお守りに、やりたいことをやりたいだけやって、出来るだけいつもにこにこしてようと思います。

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