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【香港中文大学】先生!指示された教材が見つかりません!!

こんにちは!文学部3年生のLisaです。私は3年次の夏休みに香港中文大学のオンラインサマープログラム(普通話クラス)に参加してきました!
オンラインならではのことや、香港で普通話を学ぶことなど、自分が受講前に知りたかったことを残しておきたいと思い、このブログを書いています。

私がこのプログラムに参加したのは香港に関心があるからです。大学生になってから興味を持ちはじめてとても思い入れがあるので、今回のプログラムを知ってすぐに申し込みました。申し込み開始時点で既に北京の大学のサマープログラムに申し込んでいましたが、キャンセルしてこちらを選択しました。いい選択だったと思っています。

初めてのオンライン授業はわからないことばかり!

まず、授業ですが、外国語で授業を受けることが初めてで、それ自体がとても大変でした!
「ZOOMの入り方が分からない!」からはじまり、
「宿題は何?どこ?いくつ?」
「みんなカメラオフになったけど何するための時間?(=休憩時間)」など
最初は分からないことだらけでした。

伊藤さん

↑宿題についての案内

画像のPPTは宿題について通知されたものですが、Blackboard内(関大LMSみたいなもの)を探すのが大変で、私はしょっちゅう「等一下,现在我找~(ちょっと待って今探してる)」と「找到了!(見つけた!)」を連発していました。

オンラインで相手の様子が分かりにくい分、自分の状況は積極的に発信するようにしました。
それでも探せないときはチャットで直接先生に質問すると分かることが多かったです。
私は、普段から中国語のチャットをしていて慣れているので、先生が授業開始前からチャットアプリに招待してくださって本当に助かりました。

伊藤さん②

↑授業中のスライド①

授業はほぼ全て普通話で行われました。どうしても伝えにくい語句などは、少し英語を使うという程度でした。午後の授業の先生は北京出身の方でしたし、午前の先生も普通話がなまっているとは全く感じませんでした。中国語留学の定番は大陸北方ですが、香港中文大学の授業で扱われている中国語レベルが不十分だとは私には感じられませんでした。

授業中の新しい発見

伊藤さん③

↑授業中のスライド②

自分の知らない単語を中国語で理解するのはとても面白かったですが、どうしても違いが分からないときは手元の電子辞書を引いているときもありました。
上のPPTではH1N1ウイルスと出ていますが、説明がよく分からなかったのでネットで調べました(インフルエンザの1種のようです)。
こうした香港の地域性のある話題について話し合う機会があったことも香港好きの私としてはとっても楽しかったです!

オンライン留学をより実りあるものにするには?

こう書いていると、日本語ばかり使っていたようですが、話をするときは絶対に普通話か、少なくとも英語で伝えることを心がけました。ほとんどが日本人のクラスだったので、日本語を使っている学生も何度か見かけましたが、私はどんなに時間がかかっても必ず中国語で説明して分かってもらえるように努力しました。
例えば、「大家」の言い方が分からなかった時は、「私はこの家を借りていて、この家の本当の持主なの。」など自分の使える語彙で言い換えて、相手に理解してもらいました。

それから、最初は指名制で質問に答えていましたが、後半からは答えられる人が答えるようになったので積極的に発言するようにしました。時には、「あなたは家族の誰と仲がいい?」を「クラスメイトの誰と仲がいい?」に勘違いして答えるという恥ずかしい場面もありました。でもその後で名前を出したクラスメイトがチャットで「ありがとう」といってくれたので、とても嬉しかったです。

そんなことを重ねているうちに授業の進行にも慣れてきて、先生の言おうとすることが推測できると、かなり楽になりました。私のレベルの問題もあって全ては聞き取れないのですが、「ここは重要だな」とか「ここはまあ聞き流してもよさそう」などの判断がつくようになったことで授業が受けやすくなりました。
どんなことでもそうですが、話には文脈があるので、それを読めれば全て聞き取れなくとも必要な情報を得ることはできることを学びました。

皆さんにおススメしたいのは、自分の状況や分からないことを積極的に発信していくことです。自分では発信していたつもりでしたが、終わってみればもっと「请再说一遍(もう一度言ってください)」を使って自分の理解度を先生に伝えてもよかったかもしれないと思うぐらいです。分からないときはカメラの前で首をかしげるだけでも先生が拾ってくださるときもありますし、色々な方法で自分のことを先生やクラスメイトに伝えてみてください。
そうすれば、きっと誰かが親切に助けてくれるはずです。