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「社安」からカナダ留学!帰国後は「社安生」にもっと留学の魅力を届けたいと活動してきた私の留学体験記

こんにちは、SAPAのNatsuです。
私は社会安全学部4年生で、3月に卒業を迎えます。私の大学4年間は、社会安全に関する学びに加え、“留学”がキーワードでした。

社会安全学部から留学する学生は人数的にはまだまだ少ないのですが、社会安全学部生も留学することはもちろん可能です!今回は、私が経験したカナダでの短期留学と、帰国後の留学広報活動から学んだことについて書いていきます。

やりたいことがいっぱい!1年生で短期留学に挑戦
 私が留学したのは大学1年生のときでした。高校時代に海外研修に行きたかったものの、学力や成績に阻まれて行けなかった悔しさがあり、「大学生になったら絶対に留学する!」という強い気持ちを持ち、入学してすぐに大学の留学案内を読みまくりました。

私が入学した社会安全学部は日本で唯一、「安全・安心」や「防災」について幅広く学べる学部でした。学部での学びにも興味を持って入学して、防災のことをたくさん学びたい、さらには留学したい、こんなやりたいことが満載だったので、留学をするタイミングや期間、プログラム毎にできる体験・学習内容をポイントに情報収集。
大学での授業に影響が出ないこと、英語での留学であること、ホームステイができる学校であること、を主な条件にして選んだのが「語学セミナー」(短期語学留学)でした。

カナダ留学での成長
カナダのウィニペグ大学での約1か月の留学では、午前と午後の英語のレッスンに加え、放課後には博物館に行ったり、街でショッピングをしたり、レストランでオーダーの練習をしてみたり、英語を学びつつ、実践的に使う機会もたくさんありました。
ホームステイ先のとっても優しいホストマザーとForkloramaという日本でいう万博のようなイベントに行ったり、浴衣を着てもらったり、文化交流もたくさん楽しみました。

大学1年生の夏休みに1ヵ月留学しただけで何が変わるんだと、お思いかもしれませんが私の中には確かな変化がありました。語学セミナーに参加する前の私は英語が苦手で、英語ができないことがコンプレックスでした。

カナダでの1か月の生活を通して、外国人に対して話しかけるハードルが下がり、話すことへの抵抗がかなり減りました。英語を流暢に話せることが重要なのではなく、コミュニケーションを取ろう!という姿勢を持つことが何よりもまずは大事なんだと気づくことができました。
また、話したり、読んだりするレベルが完璧ではなくても、私は英語でコミュニケーションをすることが「好き」なんだと思えるようになれました。これは私にとって何物にも代えがたい財産になりました。

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ホストマザーたちと折り紙に挑戦!ブレブレだけど大好きな写真です

留学から帰国後、この経験をどう活かすか考えた
私が留学に行った当時、「今では8人に1人が留学に行く時代です」と聞きました。
「ただ行くだけの留学では意味が無い、帰ってきて何をしようか、人とは違うことができたらいいな」と考えて学生留学アドバイザーSAPAとして活動することにしました。

1年生のときの留学を一過性のものにしない、自分にとって意味のあるものにし続けるためというのが大きな目的です。
SAPA活動の中で特に力を入れたことは留学に興味がある学生の留学相談対応です。国際部がない高槻ミューズキャンパスで、私自身、留学への漠然とした不安を抱えながら1人で留学の準備をしてきたこともあり、なにか、留学に興味を持つ学生の力になれたら良いなと思っていました。

社会安全学部で学生留学アドバイザーSAPAとして留学広報活動
学生留学アドバイザーSAPAとして「社安(社会安全学部)で留学しよう!」というメッセージを掲げ、コツコツと活動を広げていきました。

例えば、社会安全学部生も留学相談ができることを伝えるために広報活動には力を入れていました。ポスターの制作では最初は文字ばかりでしたが、目につきやすいように「社安で留学する!」というキャッチコピーをつけて、顔見知りが多い社安生の特権を活かして、あえて大きく顔を見せるようなポスターにしたところ、「ポスターに載ってる子でしょ?」と学部生や教授から声をかけてもらう事が多くなりました。
「実はあれ、私が作ったんです!」という風に話が始まり、留学生との交流イベントに呼んでいただいたこともありました。

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2018年度のポスター(青)と2019年のポスター(ピンク)

また、社会安全学部内でも留学コミュニティが盛りあがるようなイベントを開きたい!という思いで留学に興味がある学生と、留学を経験した学生のミートアップイベントも開催しました。社会安全学部はコミュニティが小さいこともあり、とっても仲良くなれる環境はあるのですが、反面、別のコミュニティと関わるきっかけが少なくなってしまうので、SAPA以外の留学経験者とも長くつながれたのはこのイベントのおかげだと思っています。

私がSAPAとして活動し始めたのは1年生の秋学期からなので、気がつけばもう3年経っていました。

留学広報活動を通して得た経験・スキル・出会い
活動中に学部生や卒業生との新しい出会いがあったり、仲間が増えていったり、1人ではできなかったことがたくさん積み重なり、本当に素敵な思い出がたくさんできました。留学広報活動を通してコミュニケーション能力はもちろん向上しましたが、自分の強みを活かした広報の仕方や、目を引くもの、興味を持ってもらうためのものを作るための発想力や着眼点などを意識するようになりました。また、SAPAの仲間から刺激をもらい、ひとつの経験を様々な形でアウトプットする、という経験も積むことができました。

留学に行く前の私では想像ができないほど、たった1ヵ月の一度の留学で4年間の大切な思い出になりました。

目的や価値はあとからでも、いくらでも見出せる
私は、同期の留学経験者と比べて留学期間も短いし、半ば勢いで行った留学だったので、大きな目標を持って行ったと言えるほどの留学ではなかったかな、と悩んだりもしました。しかし、留学広報に携わって、様々な新しい経験をすることができました。

勢いで行った1か月間の短期留学+3年間の留学広報活動から学んだことは、「目的や価値はあとからでも、いくらでも見出せる」ということです。
留学に限らず、良かったことも、悪かったことも、一つの経験を次の活動につなげてください!そうすればひとつの経験が次の経験につながり、経験からの学びをさらに高めることができると思います。

Natsu(SAPA)