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タイ・チェンマイ大学へ約1万円で留学! ~オンライン留学ってほんとに留学って言えるの?~

商学部2年生のAyanaです。2020年夏季休業中に私が参加したオンライン留学についてのお話をしていきたいと思います。

最初に結論を言うと…

オンライン留学、良かったです!

そもそも私がオンライン留学しようと思ったきっかけは、予定していたドイツへの交換派遣留学が新型コロナウイルスの影響で中止になってしまい、「夏休みを無駄に過ごしたくない」「何かできることはないか」と考えたことです。海外への渡航はかなわないけれど、海外と繋がる方法を考えた結果、このプログラムに参加することを決めました。

私が参加したプログラムは英語とSDGsについてタイのチェンマイ大学の教授から学ぶというものでした。

ここで「オンライン留学ってほんとに留学って言えるの…?」と感じる方にぜひお伝えしたいことがあります。私も正直留学するならその土地に行って現地の方と交流してこそ留学といえると考えていました(決して現地に赴く留学をあきらめたわけではありません!笑)。しかし、オンライン留学でも得られるものはしっかりあります!!実際に参加してみてよかったなぁと思うことを6つ書いていきます。

1.英語でアウトプットする勇気と力がついた!
まずプログラムについてですが私が参加したものは1日2時間平日のみの2週間で英語の授業とSDGsについての講義が交互に行われていました。私たちのグループは16人で教授とサポートスタッフも交わってzoomで講義を受けていました。英語の講義はアウトプット中心でブレイクアウトルームに移動してペアでお互いのことについて話すことが多く、緊張感はありましたが話しやすい雰囲気で積極的に練習することが出来ました。

2. SDGsについて基礎知識がついた+もっと学びたくなった!
私はこのプログラムに参加するまでSDGsについての知識が全然なく、恥ずかしながら「なんかSDGsという言葉はよく聞くし大切なこと」くらいの認識でした。しかし教授は段階を踏んで予備知識がなくてもついてけるような講義を用意してくださっていたので、置いて行かれてしまうという状況にはなりませんでした。おかげでまだまだ初心者レベルに変わりはありませんが図書館でSDGsについての本があれば手に取ってみるくらいの認識に成長しました。(もっと深めてさらにほかの分野まで進出していきたいです…)

3.(意外にも!?)教授との距離が近かった!
講義ではClimate ActionとClean Energyについて身近な例から詳細なデータまで扱われましたが、教授は説明のたびに止まって、わからないことがないか聞いてくれ、学生の反応をよく見てくださっていました。講義中はやはり聞き取れない部分もありましたが、講義後にスライドをダウンロードすることが出来たり、メールで教授へ質問も出来て、参加者が自発的に復習できる環境が作られていました。オンラインで「コミュニケーションが希薄にならないか」「置いて行かれないか」心配だったのですが、逆にオンライン授業だからこそ、教授やクラスメイトとの表情もよく見えたし、教授が一人一人の学生によりそっている感じがありました。

4. 留学費用を抑えられた!
リーズナブルな価格で参加できるということも魅力の一つでした。必要な留学費用としては授業料(約14,000円)のみで、関西大学から支援金(5,000円)も支給されましたので実質約1万円でオンライン留学ができたことになります(※)。タイに実際に渡航していた場合、授業料に加えて、パスポート申請費用、飛行機代、滞在費、食費海外旅行保険代などがかかってきていたことでしょう。
(※)2020年度夏季実施時の料金

5. 自宅から日本各地の大学生と交流できた!
このプログラムではSDGsの「目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」と「目標13:気候変動に具体的な対策を」についてでしたが、講義時間は教授が私たち全員に問いかけてくれる問題に対してzoomの機能を使い反応していくことが多かったのです。ですが、セッションを通してグループ分けされており、講義後にグループで課題をこなすため連絡を取り合いました。特に最終日にはグループでのプレゼンがあったのでビデオ通話をして準備をしました。課題を進めつつもお互いの学校について話したりして日本各地の様々な大学・学部に所属する学生と交流できたことは貴重な経験だったと思います。

6.前向きな気持ち&モチベーションを持ち直すことができた!
私自身がそうだったのですが、コロナウイルス蔓延のためにやりたかったことが出来ずモチベーションを失った人も少なくないと思います。しかしこのようなプログラムを通して、海外の教授から学んだり、前向きに行動している同年代の学生と交流することで自分にとっていい刺激になりました。オンラインでできることは以前に比べて格段に多くなっていると体感しました。

チェンマイ

このプログラムを通して私が一番に感じたことは「何でもやってみるものだな」ということです。はじめにも書いていますが、私はオンライン留学に対してはあまり魅力を感じていませんでした。(性格上食わず嫌いな面があるのも原因です…)

しかし、たった2週間のオンライン留学でも、私は自分の成長を感じられました。始めは教授の説明についていけなかったけれど、プログラム終盤では最初より聞き取れている量は増えていたし、自分から発言しようという積極性も改善されました。もちろん現地に赴く留学と比較すると時間も環境も制約されてしまうけれど、それでも自分の頑張り次第で発言し成長していくチャンスを増やせます。

オンライン留学もこれからもっと増えていくでしょう。この終わりの見えないコロナ禍だからこそ思考を柔軟に多少の妥協もしつつ、自分のスキルアップを目指して挑戦することで開ける世界があるかもしれません。一歩踏み出してみませんか。

〔参考〕2020年度春休みオンライン留学 参加者募集中!

フィリピン 本気で英語力をつけたい人に!マンツーマン英語集中研修
タイランド 「英語でSDGsを学ぶ」にチャレンジしたい人に!「語学研修」+「SDGs持続可能な都市づくり」
香 港 英語+就職活動に役立つスキルを同時に磨きたい人に!香港の学生との課題

今度の 春休みは オンライン留学のコピー