とりとめのない話

太宰治の『人間失格』の中で印象に残っている一文は「ただ、自分は、女があんなに急に泣き出したりした場合、何か甘いものを手渡してやると、それを食べて機嫌を直すという事だけは、幼い時から、自分の経験に依って知っていました。」完全にそう〜。太宰は女の扱いをわかっている。そして昔の女も今と変わらないのね。
.
ちなみにこの本の英題は『no longer human』、もはや人間でないらしい。なんや、エイリアンか。はたまた猫か。『吾輩は猫である』と暗に言いたいのか。昔の千円札の人もびっくり。そういえば紙幣が夏目漱石から野口英世に変わったのはもう12年も前のことらしい。時の流れが怖い。
.
前述の本の英題は普通に『I am a cat』なので、中学生がはじめて『New Horizon』を開いたページあたりにでも出てきそうなわかりやすい文。私は教科書を触ることはもうなさそうやけど、渦中の大学受験を控えている高校生達は大変そうね。早く英語試験のスタイルが固まるといいね。
.
天声人語ばりに話が右往左往してしまった。秋の夜長なのでこういうこともあるさ。

.

この文章は2019年10月31日のメモから掘り出しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?