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2024 皇后杯3回戦レビュー

3回戦の試合結果


試合レビュー

ヴィアマテラス宮崎 VS JFAアカデミー福島

約1年ぶりに顔を合わせる両チームの一戦は立ち上がり9分に板村のゴールで福島が先制するものの25分に山本のゴールでヴィアマが追いつく。さらに33分にも山本にゴールが生まれ逆転に成功したヴィアマはそのまま前半をリードして終える。後半に入って最初のネットを揺らしたのはヴィアマ。59分に山本がハットトリックを達成し3-1とするとその後は福島が意地の攻撃を見せるもヴィアマがしっかりと守り切り試合終了。なでしこリーグ1部チャンピオンとしても強さを見せて4回戦進出を決めた。


神奈川大学 VS スフィーダ世田谷FC

2戦連続のジャイアントキリングを狙う神奈川大学だったがスフィーダは11分に堀江のゴールで先制に成功。リードを奪ったスフィーダが試合運びに余裕が出たこともありリスクをかけなくてはいけなくなった神奈川大学。前半は全くチャンスを作れなかった神奈川大学は後半になると徐々に相手陣内に押し込む時間を作り出す。それでも試合巧者のスフィーダは着々と攻撃の形を作ると80分にCKの流れから追加点を奪い勝利を大きく手繰り寄せた。最後は神奈川大学の攻撃を封じ込み2-0で勝利したスフィーダはヴィアマとの4回戦に進んだ。


朝日インテックラブリッジ名古屋 VS 日テレ東京ヴェルディメニーナ

なでしこリーグの上位相手にメニーナがどこまで通用するか勝負の3回戦は立ち上がりの11分に永田のゴールで名古屋が先制したことによりメニーナは優位性を失ってしまった。早い段階で追いかける展開となってしまったメニーナはなかなかチャンスを作り出すことができずに前半を終えると後半も名古屋の圧力に押され64分に三浦に追加点を許してしまう。反撃を試みるメニーナは栗田がシュートを放つもののネットを揺らすことが出来ず。なでしこリーグの壁に跳ね返されたメニーナは3回戦で敗退となつた。


伊賀FCくノ一三重 VS ASハリマアルビオン

なでしこ1部同士の対戦となったこの試合は前半ハリマが主導権を握ると31分に川﨑のゴールでリードを奪うことに成功する。後半に入っても伊賀に自由な攻撃をさせないハリマは体を張った守備でゴールを守り迎えた後半アディショナルタイム、勝利が目前となったハリマだったが神谷に同点ゴールを決められ試合は延長戦へ。延長に入ると伊賀が逆転ゴールを狙いに攻め込むシーンを作るもゴールは生まれず決着はPK戦へと進む。後攻のハリマは1人目の谷島が失敗すると先攻の伊賀は5人全員がしっかりと決めて5-3で伊賀が勝利を飾った。


吉備国際大学Charme岡山高梁 VS 岡山湯郷Belle

岡山ダービーの3回戦、立ち上がりからシュートの応酬となった一戦は13分に横山のゴールでリードを奪った湯郷が23分に栫井のゴールで追加点をあげる。早い時間帯に2失点を喫した吉備国大も古谷を中心に攻めあがるもののゴールを決めきれず。後半に入っても衰えを知らない湯郷に対して徐々に下がってしまうシーンが増えた吉備国大は追加点こそ許さなかったもののゴールは奪えず0-2で敗戦。勝利した湯郷は4回戦へと駒を進めた。


バニーズ群馬FCホワイトスター VS 愛媛FCレディース

初戦を勝利し迎えた3回戦のバニーズ、愛媛とのなでしこリーグ1部同士の一戦は前半29分に田子にゴールを許すと36分に松本のゴールで0-2。後半に入ってゴールラッシュとなる愛媛は56分のオウンゴールで3点目を奪うと70分、84分と立て続けにゴールを奪い終わってみれば5-0の圧勝。新体制となって迎えたバニーズの皇后杯は3回戦で姿を消した。勝利した愛媛は湯郷の待つ4回戦に駒を進めた。


ニッパツ横浜FCシーガルズ VS VONDS市原FCレディース

なでしこリーグの先輩であるニッパツに対して挑む形となったVONDS。前半は1部相手に物怖じしない戦いを見せシュート数もニッパツより多い5本放ち試合を優位に進めた。それでもゴールが奪えずに前半を終えたVONDSは後半に入っても前への姿勢を崩さず76分にはPKを獲得する。キッカーの上田がこれをしっかりと決めてリードを奪うことに成功したVONDS。追いかける展開となったニッパツはパワープレーで勝負に出るものの最後までシュートを打つことができずにタイムアップ。なでしこリーグへの参入が決まったVONDSが1-0でニッパツを破った。


静岡SSUボニータ VS 日体大SMG横浜

VONDSの待つ4回戦進出をかけた3回戦のラストゲームは開始2分に土田のゴールで先制したボニータ。日体大との一進一退の攻防を見せ前半は何とかリードして折り返す。後半に入ると修正に成功したボニータは60分に土田の追加点でリードを広げると88分に中島、アディショナルタイムには塩澤のダメ押しゴールで4得点。守備では後半日体大にシュートを1本を打たせなかったボニータは4-0で快勝。日体大として後半、相手の変化についていけず皇后杯敗退となってしまった。


ゴールランキング

1ゴールを加えた板村が首位。ハットトリックを達成した山本が一気に2位に浮上。


アシストランキング

1アシストを追加した横山が3アシストで単独首位となった。


トーナメント表

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