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2024なでしこリーグ2部8節レビュー

今節の試合結果


試合レビュー

JFAアカデミー福島 VS 岡山湯郷Belle

優勝を争う両チームの大事な直接対決。試合のペースは首位の湯郷。9分、内田のゴールで幸先良く先制点を奪った湯郷はその後も攻撃を畳みかけると37分に栫井のゴールでリードを2点に広げる。劣勢の展開となった福島は前半シュート1本と完全に封じこまれてしまう。前半を2点リードした湯郷は後半に入っても勢いは衰えず。66分に横山にゴールが生まれると、2分後には山下の今季2点目が決まり4-0。大量リードを奪うと71分に栫井が今日2点目、74分には横山にも今日2点目が決まり湯郷が6得点と大暴れ。試合を通じてほとんど良い場面を作ることが出来なかった福島は0-6と完敗。勝利した湯郷はこれで首位を安泰にし優勝へ大きな一歩となった。敗れた福島は3位との勝点差が縮まってしまった。


大和シルフィード VS ディアヴォロッソ広島

浜田の現役復帰のニュースが入ったシルフィードは早速ベンチに浜田の名前がある。しかしチームの成績は良くないシルフィードは前半からペースを掴むもののディアヴォロッソの守備に苦戦。なかなかチャンスを作ることが出来ない。前半を0-0で折り返すとはハーフタイムに動いたのはホームのシルフィード。小田、佐々木を投入すると試合終盤の76分、エースの濱本にゴールを生まれシルフィードが遂に均衡を破る。さらに80分には浜田を投入したシルフィードは直後の81分に小田のゴールが決まりリードを広げる。対するディアヴォロッソは82分に選手交代を行うものの反撃をするにまでは至らず。試合を通してほとんど攻めることが出来なかったディアヴォロッソは0-2と完敗。勝利したシルフィードは6試合ぶりの勝点3になった。


SEISA OSA レイア湘南FC VS 吉備国際大学Charme岡山高梁

虎視眈々と3位浮上を狙う湘南がホームに吉備国大を迎えての一戦。前半ペースを握ったのはアウェイの吉備国大。前線の3枚が流動的に動き湘南ゴールに襲い掛かる。それでも湘南はGK浅越を中心に粘り強く守り前半を0-0で折り返す。後半に入ると状況は一変し湘南が押し込むシーンが増える。48分、阿久井のなでしこリーグ初ゴールで湘南が先制すると52分には塩野のゴールで追加点。さらに71分には加藤にもゴールが生まれて一気に3点差にした湘南。流れを引き戻したかった吉備国大だが一度奪われたペースを掴むことが出来ず試合終了。前後半で優勢が入れ替わったこの試合は後半を制した湘南が3-0で勝利し今季5勝目をあげた。敗れた吉備国大はこれで3連敗となってしまった。


ヴィアティン三重レディース VS 福岡J・アンクラス

3試合負けなしと少しずつ調子を上げている三重がホームにアンクラスを迎えての一戦。試合は前半から一進一退の攻防が続く。それでも最初にネットを揺らしたのはホームの三重。27分、長谷川の今季初ゴールでリードを奪う。失点を喫したアンクラスは39分に原と平良を下げる早い交代を切る河島監督。前半はそのまま三重が1点リードで後半に入ると試合は徐々にオープンな展開に。それでもアンクラスがチャンスを作り始めるが得点には至らない。65分、87分と交代カードを切って勝負に出たアンクラスだったが三重ゴールは堅く、後半アディショナルタイムには逃げ切りを図る三重が交代を使いながら時計の針を進める。最後まで同点に追いつこうと攻めたアンクラスだったが三重が前半の1点を守り切り試合終了。1-0で勝利した三重が3試合連続の完封。一方のアンクラスは連勝とはならなかった。


 FC今治レディース VS つくばFCレディース

初勝利が遠い今治。つくばをホームに迎えてのゴールデンウィークの一戦。立ち上がりは両チームとも固い展開でゴール前まで押し込むシーンが少なかったものの28分につくばが古寺のゴールで先制すると次第に前掛かりになる。前半はつくばの1点だけで後半に入ると追いつきたい今治は選手交代を交えながらつくばゴールに迫るものの得点が遠い。リードしているつくばも2点目が欲しいがリスクをかけた攻撃は行えず単調に。それでも1点のリードをしっかりと最後まで守り抜いたつくばは今治から勝点3を持ち帰ることに成功。敗れた今治は開幕からの勝ちなしが8試合になってしまった。


ディオッサ出雲FC  VS FCふじざくら山梨

ディオッサのホームで行われる公式戦初対戦の両チーム。前半チャンスを作ったのはホームのディオッサ。中盤でボールを組み立てながらサイド攻撃を展開し山梨ゴールに迫る。一方の山梨は前半シュートシーンを作ることが出来ず受け身の状態に。それでも前半何とか0-0で折り返すと後半は一転して山梨のペースに。60分に菅と脇田を投入した山梨は67分、鈴木のゴールで均衡を破ると82分には途中出場の脇田のゴールで追加点。リードを2点に広げた山梨が後半のディオッサの攻撃を完全に封じてタイムアップ。アウェイで勝利を手にした山梨は勝点を16に伸ばした。一方の前半のチャンスを活かせなかったディオッサは4試合ぶりの敗戦となってしまった。


今節のMVP

栫井 美和子(岡山湯郷Belle)

2ゴールの活躍でチームの勝利に貢献。大事な首位決戦を6-0と大勝した。


得点ランキング

横山が2ゴールを追加し14ゴールで首位を独走。


JWCRランキング

今節の結果、つくばが3ランクアップ。福島は2ランクダウンとなっている。


順位表

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