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2023WEリーグカップ第4節レビュー

今節の試合結果


試合レビュー

セレッソ大阪ヤンマーレディース VS マイナビ仙台レディース

ホーム初勝利へ向けて仙台を迎えた一戦。最初のチャンスを作ったのはアウェイの仙台。5分、高平の強烈なシュートはGK正面だがペースを掴む。セレッソも7分、脇阪のシュートがポスト直撃し惜しくもゴールとはならない。それでも迎えた24分、右サイド深くまで入った田中からのクロスを矢形が頭で合わせてセレッソが先制する。対する仙台も40分、武田からのアーリークロスを中島が合わせて同点に追いつく。前半は両者譲らず1-1で折り返すと後半早々の47分、田中からのスルーパスに走りこんだ矢形が今日2点目となる勝ち越しゴールを決めてセレッソがリードを奪う。そして61分にはCKから筒井のヘディングゴールでセレッソが追加点。点差を2点に広げる。このままでは終われない仙台だったがチャンスを活かすことができず試合終了。後半の立ち上がりを制したセレッソがホーム初勝利を決める。敗れた仙台は4連敗となってしまった。


三菱重工浦和レッズレディース VS サンフレッチェ広島レジーナ

決勝進出をかけた大一番。浦和のホームで行われる一戦は立ち上がり1分、アウェイの広島がチャンスを作る。裏に抜けた中嶋のシュートは浦和GK福田がなんとか防いで得点は許さない。その後は浦和に対して研究した守りを見せる広島の前に決定機をなかなか作れない浦和だったが前半アディショナルタイム、栗島、遠藤とつないで塩越がシュートを放つも広島GK木稲が防ぐ。前半をスコアレスで折り返すと後半立ち上がりの48分、広島はCKのチャンスを得ると小川のキックを左山が繋ぎ、柳瀬の反転してから振り抜いたシュートが決まって広島が決勝進出を近づける大きな先制点を獲得する。そして勢いに乗る広島は53分、FKのチャンスを得ると小川のキックが直接決まって追加点、セットプレーから2点を奪った広島に対して後がない浦和は、後半アディショナルタイムに前線からのプレスでボールを奪うとパスを受けた清家が決めて1点差に詰め寄るも時間が足りず。アウェイの広島が2-1で浦和に勝利し4連勝として1戦残して決勝進出を決めた。


ノジマステラ神奈川相模原 VS ジェフユナイテッド市原千葉レディース

初勝利を狙う相模原が千葉をホームに迎えての一戦。試合は開始早々の1分に動く。榊原のスルーパスに抜け出した浜田が落ち着いて決めて相模原が先制する。相模原は今季初ゴール。リードを奪われた千葉は好調の大澤を中心に相模原ゴールを狙う。相模原も34分に決定機を作るものの千葉GK大熊がなんとかボールを掻き出して追加点とはならず。前半をホームの相模原が1点リードで折り返すと51分、抜け出した大澤が相手DFを交わしてシュート。これが決まって千葉が後半開始早々に同点に追いつく。追いつかれた相模原は64分、途中出場の平田のコントロールシュートはポストに当たり惜しくもゴールならず。こぼれ球を押し込むも千葉DFが体を張って粘る。後半アディショナルタイムには千葉がドリブルで持ち上がるもシュートまでもっていくことができず試合終了。持ち味を出した両チームの一戦は1-1の引き分けに終わった。


アルビレックス新潟レディース VS 大宮アルディージャVENTUS

決勝進出への可能性が残る両チーム。ここで勝って可能性を増やしたい一戦は大宮のペース。2分、上辻のFKを阪口が頭で合わせるもゴールならず。17分には仲田のクロスを上辻が合わせるも決まらない。猛攻を仕掛ける大宮は25分にも有吉のクロスに鮫島が合わせるも枠を捉えられない。耐える新潟も少ないながらもチャンスを作るが得点には至らない。前半は大宮のペースで進むもスコアレスで後半に入ると徐々に新潟もチャンスを増やしていくが最初のチャンスは大宮。上辻のロングシュートはバー直撃。54分には裏に抜け出した井上のシュートは新潟GK平尾がセーブ。60分にも仲田が自らシュートを放つがここでも平尾のセーブ。再三チャンスを作るも決めきれない大宮が続くと新潟もブラフシャーンのクロスを石淵が合わせるも惜しくもゴール左へ。最後まで得点を狙う両チームだったがこのまま試合終了。結果的には0-0というスコアレスドローに終わり、決勝への可能性はベレーザとINACの試合結果次第となってしまった。


日テレ東京ヴェルディベレーザ VS INAC神戸レオネッサ

新潟と大宮が引き分けたことにより勝てば決勝が決まるベレーザはINACとの一戦。試合はアウェイのINACペース。16分、愛川のクロスを田中が相手DFを交わしてシュート。このゴールでINACが先制する。ベレーザも27分に土方がシュートを放つがゴール上へ。前半はINACが1点リードで折り返す。決勝進出を決めたいベレーザは後半立ち上がりの47分、藤野の強烈なシュートは惜しくもゴール右に外れる。次の得点を奪ったのはINAC、53分にショートカウンターから北川の落としを成宮が合わせて2点目。直後の59分にはCKから新加入の林が合わせて3点目。勝利を大きく近づけるINACに対して1点でも返したいベレーザは76分、木下がシュートを放つも山下が好セーブ。その後も得点を狙うベレーザの攻撃をシャットアウトしたINAC。終わってみれば3-0で完勝。これで勝点を6に伸ばし大逆転での決勝進出へ望みを繋いだ。ベレーザとしては今節での決勝進出は決まらなかったが次節勝利すれば無条件で決勝進出なのは変わりなく切り替えたい。


AC長野パルセイロレディース VS ちふれASエルフェン埼玉

ここで勝利すれば決勝への可能性が大きく近づく両チーム。前半はアウェイのエルフェンペースで進む。14分、CKから岸がヘディングで合わせるもゴールならず。吉田のドリブルからのシュートは長野GK風間の正面。37分には園田の直接FKを風間がセーブ。対する長野も上田の左からのクロスを中で鈴木が合わせるも枠を捉えられない。前半得点を奪えずスコアレスで後半に入ると長野も少しずつプレーの幅が広がる。68分には菊池のシュートから猛攻を仕掛ける長野。73分、吉田が自ら切り込んでのシュートも風間の好セーブの前に得点には至らない。長野も77分に新加入のナッタワディがシュートを放つがエルフェンGK浅野が防ぐ。後半ラストの90分、大曽根の右からのクロスを瀬野が合わせるもゴール左へ。両チームGKの好セーブが光ったこの一戦はスコアレスドロー。勝てば決勝への可能性が広がるだけに痛い引き分けとなってしまった。また最終節の対戦カードによりエルフェンの敗退が決まってしまった。


今節のMVP

小川 愛(サンフレッチェ広島レジーナ)

綺麗な直接FKでチームに貴重な追加点をもたらし浦和に勝利。初の決勝進出へ貢献した。


得点ランキング

矢形が2ゴールを記録し3ゴールで首位タイに。最終節で大きく動くか。


アシストランキング

首位は3アシストで島田、田中、瀧澤、北川の4名。決勝進出すると1試合増えることからチャンスが出てくる。


JWCRランキング

今節の結果、相模原、広島が2ランクアップ。セレッソは3ランクアップとなった。


順位表

グループAは広島が4連勝で決勝進出を決めた。

グループBはまだ5チームに決勝進出の可能性が残る大混戦。

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