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2024-25 WEリーグ第3節レビュー

今節の試合結果


試合レビュー

ジェフユナイテッド市原千葉レディース VS ノジマステラ神奈川相模原

カップ戦ではともに首位と好調を維持して迎えてリーグ戦。先制したのはホームの千葉。9分、GKのこぼれ球を北村が回収し最後は鴨川が合わせて先制に成功する。リードを許した相模原だったが17分、PKを獲得すると榊原がしっかりと決めてすぐさま同点に追いつく。その後は相模原が千葉相手に押し込む時間が続くものの逆転ゴールは生まれず前半を1-1で折り返す。後半に入ると一転して攻め込むのは千葉。62分に鴨川のCKを岸川が頭で合わせて千葉が勝ち越しに成功するとその後も攻撃の手を緩めない千葉に対してチャンスを作れない相模原。72分、84分と交代カードを切ったものの流れを変えることはできずに試合終了、一度は追いつかれたもののハーフタイムの修正が実った千葉が2-1で勝利した。


マイナビ仙台レディース VS INAC神戸レオネッサ

2連敗中の仙台は強豪INACをホームに迎えての一戦。守備に比重を置いた仙台は前半しっかりとブロックを敷いてINACの攻撃に対応し決定機をほとんど作らせない。攻撃面ではシュート1本のみに終わったもののプラン通りに前半をスコアレスで折り返す。後半に入ると攻撃が機能しなかったINACは井出、カルラモレラを投入。ここがうまく起点となると56分にCKの混戦からカルラモレラのゴールでINACが先制に成功する。交代策が的中したINACはリードを奪うとその後も積極的に追加点を狙いに行く。追いつきたい仙台だったが防戦一方で攻撃はほとんど手が出ず、後半はシュートを1本も打つことが出来ず完全に力負け。それでも失点をこれ以上することはなかった仙台、INAC相手に敗れたものの守備では一定の手ごたえはあったか。一方のINACは追加点こそならなかったもののしっかりと勝利を奪った。


大宮アルディージャVENTUS VS セレッソ大阪ヤンマーレディース

今季まだ勝利のない大宮がセレッソをホームに迎えての一戦。立ち上がり主導権を握った大宮だがチャンスを作れずにいると徐々に流れはセレッソへ傾く。42分、脇阪のFKを白垣が頭で合わせてセレッソが先制すると44分には矢形がクロスから合わせて2点目。さらに前半アディショナルタイムには脇阪のクロスを矢形がまたしてもヘディングで合わせて3-0。前半の終盤で一気に3点奪ったセレッソが試合を有利に進めて後半を迎える。反撃したい大宮だったがなかなかチャンスを作れずにいると63分にまたしても脇阪矢形のホットラインにやられ4失点。脇阪は3アシスト、矢形はヘディングでハットトリックを達成した。その後は大宮が前がかりになり意地を見せるものの最後までネットは揺らせず試合終了。サイド攻撃が機能したセレッソが4-0で大宮を破り勝点を7に伸ばした。


AC長野パルセイロレディース VS 三菱重工浦和レッズレディース

連勝を狙う長野がホームに浦和を迎えての一戦。前半は強豪浦和相手に互角の戦いを見せる長野。全員でハードワークをして浦和の攻撃をしっかりと守り抜く。後半に入っても集中を切らさない長野だったが60分にDFの連携ミスから塩越にゴールを奪われリードを許す。なかなか攻撃の形を作れていない浦和だったがこの得点により試合を優位に進めることができた。得点が欲しい長野に対してしっかりとボールを保持しチャンスを作らせずゲームを進めると最後はしっかりと守り抜きタイムアップ。善戦したもののミスが響いてしまった長野は0-1と惜敗。一方の浦和は内容としては良くなかったもののしっかりと勝ち切ることができた。


サンフレッチェ広島レジーナ VS ちふれASエルフェン埼玉

1勝1分の広島がホームにエルフェンを迎えての一戦。前半はともに一進一退の攻防が続く。広島は中嶋がエルフェンは吉田が攻撃を牽引するも得点には至らず0-0でハーフタイムを迎える。先に動いたのはホームの広島、立花を下げて上野を投入すると攻撃が活性化し押し込む時間が増える。流れを取り戻したいエルフェンを63分に一気に3枚替えを行い勝負を仕掛けるも互いにゴールが生まれない。そして時間が過ぎこのまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、呉屋のスルーパスに反応した小川が自らシュート。これがネットに突き刺さり広島が試合終了間際の劇的決勝ゴールでエルフェンを降した。粘り強い守備を見せていたエルフェンだったが最後の部分で守り切ることが出来ず痛い敗戦となってしまった。


日テレ東京ヴェルディベレーザ VS アルビレックス新潟レディース

公式戦2連勝中のベレーザと新潟の一戦。試合開始早々の5分、山本のクロスボールが新潟DFに当たりそのままゴールへ。オウンゴールで先制に成功したベレーザは37分に北村のゴールでリードを2点に広げて後半へ折り返す。後半に入っても攻撃の手を緩めないベレーザは89分に途中出場の青木のゴールで試合を決定づける3点目。一方の新潟は後半アディショナルタイムに山本のゴールで1点を返すものの時間が足りずタイムアップ。終始試合を支配していたベレーザがしっかりと勝ち切りリーグ戦2連勝。一方の新潟は今季初黒星を喫した。


今節のMVP

矢形 海優(セレッソ大阪ヤンマーレディース)

ハットトリックの大活躍でチームのWEリーグ1試合最多得点記録を更新した。


得点ランキング

矢形がハットトリックを達成し4ゴールで首位に立った。


アシストランキング

脇阪が3アシストを達成し一気にアシストランキング首位に立った。


JWCRランキング

今節の結果、セレッソが1ランクアップ、相模原が2ランク、大宮が1ランクダウンした。


順位表

セレッソ、広島、INACが無敗となっている。


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