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2023なでしこリーグ2部第10節レビュー

今節の対戦カード


試合レビュー

ディアヴォロッソ広島 VS ヴィアマテラス宮崎

後半戦折り返しとなる一戦は立ち上がり11分、齊藤のゴールでヴィアマが先制すると14分に坂本、19分に永野が立て続けにゴールを決めて早い段階で3-0に。24分には嘉数が追加点を奪い4点差に広げヴィアマの勢いは止まらない。アディショナルタイムには岡野のゴールで前半を5-0で折り返すと後半も勢いは続き46分の坂田のゴールを皮切りに齊藤が63分、74分と決めてハットトリックを達成。その後も4点を加えてヴィアマは12得点の大暴れ。ディアヴォロッソはシュートがわずか1と力の差は歴然。首位ヴィアマが後半戦初戦を大勝で終えた。


JFAアカデミー福島 VS ヴィアティン三重レディース

優勝を狙える位置につける福島と後半戦の巻き返しを狙う三重の一戦。試合は両チーム拮抗した締まった展開が進む。ボールを保持する福島が徐々に三重陣に迫ると前半だけでCKを7本獲得するがセットプレーからゴールが生まれない。対する三重は決定機は作れずフラストレーションのたまる展開となる。前半をスコアレスで折り返すとホームの福島はハーフタイムに2枚替えを行い打開を図るも状況は変わらず。73分にもさらに2枚替えで勝負に出ると試合終盤の82分、松井のゴールで遂に均衡が崩れるとその1点を守り抜いた福島が三重に辛勝。勝点を20に乗せた。


吉備国際大学Charme岡山高梁 VS つくばFCレディース

上位目指して勝利が欲しい吉備国大が昇格を狙うつくばを迎えての一戦。試合は両チームシュートの打ち合いとなる。まずは開始4分、赤嶺のゴールでつくばが先制点を奪うとここから吉備国大は古谷を中心に、つくばは赤嶺を中心に積極的にシュートを打ち始める。吉備国大は9本、つくばも7本と前半で多くのシュートがあったもののスコアはこの1点のみで後半に入ると、吉備国大は3枚替えを強行し勝負に出る。そしてこの采配が的中した吉備国大は53分、古谷のゴールで同点に追いつくと61分には途中出場の岩田のゴールで逆転に成功。一転してリードを奪われたつくばも反撃に出るが吉備国大の流れが止められず試合終了。ホームの吉備国大が2-1で逆転勝利し7試合ぶりの勝利を手にした。


ノルディーア北海道 VS FCふじざくら山梨

勝利が遠いノルディーアは前半戦で唯一勝点を獲得出来た相手との再戦。試合の展開を握るのはアウェイの山梨だがノルディーアもシュートシーンを作り出す。お互い先制点だけは奪われたくない状況もあり均衡した展開で進んでいく。しかし、次第に山梨がチャンスを増やすと再三CKから決定機を作るがノルディーアDFが体を張って防ぐ。前半をスコアレスで折り返すと、山梨はハーフタイムに2枚の交代枠を使って変化をつけると次第にノルディーアは防戦一方に。それでも最後のところでやらせない守備で0-0の時間が過ぎる。このまま勝点を獲得できるかと思われた85分、鈴木のゴールで遂に山梨が先制するとノルディーアは追いつく力を持っておらず試合終了。最後まで踏ん張れなかったノルディーアは後半戦最初の試合を黒星スタートとなった。


福岡J・アンクラス VS 岡山湯郷Belle

昇格を争うチーム同士の後半戦ファーストゲーム。試合の主導権を握ったのは湯郷。横山に対して徹底したマークをしたアンクラスだがフリーになった選手が積極的にゴールを狙う。そして31分、鳥海のゴールでアウェイの湯郷が先制した前半を折り返す。ホームのアンクラスは前半シュートを打つことが出来なかったこともありハーフタイムに原を下げて須田を投入する。しかし後半最初のチャンスを掴んだのも湯郷。50分、前半はマークに苦しんだ横山のゴールで追加点を挙げると63分にはまたしても横山のゴールで点差を3点に広げる。対するアンクラスも直後に選手交代を行い反撃を試みるも得点には至らず試合終了。アウェイの湯郷が昇格を争うライバルから貴重な勝点3を獲得し幸先の良いスタートを切った。


今節のMVP

横山 久美(岡山湯郷Belle)

自身も2ゴールの活躍で後半戦最初の試合に勝利。昇格を争うライバルから貴重な勝点3の獲得に貢献した。


得点ランキング

齊藤がハットトリックを決め18ゴールで独走。2位の横山も2ゴールを記録し11ゴールとした。


JWCRランキング

今節の結果湯郷が2ランクアップした。


順位表

ヴィアマが首位をキープ。2位に福島が浮上し3位アンクラスと並ぶ。入替戦ではノルディーアが勝点1と厳しい状況。

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