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2022-23 WEリーグ第21節レビュー

今節の試合結果

WE ACTION 新潟

試合レビュー

マイナビ仙台レディース VS ノジマステラ神奈川相模原

4位キープのために勝利が欲しい仙台と順位を上げたい相模原の一戦。開始4分、松窪が裏にスルーパスを送ると走りこんだ宮澤がドリブルで持ち込みGKと1対1を冷静に決めて仙台が幸先よく先制する。リードを奪われた相模原も15分、藤原が相手からボールを奪うと積極的にシュートを放つが決まらない。そして30分、相模原はPKを獲得するとキッカーの大賀が落ち着いて左隅に決めて1-1の同点に追いつく。同点のまま後半を迎えると49分、杉田のシュートは仙台GK松本がセーブ。76分には仙台がビッグチャンスを作るもゴールならず。83分にも宮澤がシュートを放つが惜しくもゴール左。両チームともに決定機は作るもののゴールはなかなか奪えずこのまま試合終了。結果的には1-1の引き分けに終わり、仙台の今節の結果により今シーズンを4位で終えることが確定した。


三菱重工浦和レッズレディース VS 大宮アルディージャVENTUS

引き分け以上で優勝が決まる浦和は大宮とのさいたまダービーを迎えた。今季最多となる5000人近くの観客数を前に躍動する。24分、菅澤の落としを猶本がループシュート。これがGKの上を超えてネットに吸い込まれ浦和が先制すると前半アディショナルタイムには遠藤、清家と繋ぎ走り抜けた島田のゴールで前半のうちに追加点を奪った浦和。優勝に大きく近づいた浦和は最高の形で後半を迎える。そして60分、相手からボールを奪取すると抜け出した清家がGKとの1対1を落ち着いて決めて優勝を決定づける3点目。一矢報いたい大宮も75分、ボールを奪ってからの早い攻撃で大熊が狙うもゴールとはならず。逆に77分、またしても清家が相手からボールをカットするとGKをかわしてゴール。優勝を祝う4点目が決まり試合終了。浦和がホーム最終戦で大宮を破りWEリーグ初優勝を決めた。


日テレ東京ヴェルディベレーザ VS AC長野パルセイロレディース

今季ホーム最終戦となるベレーザが前節浦和の優勝を止めた長野を迎えての一戦。先制点を奪ったのはホームのベレーザ。14分、右サイドでパスを受けた藤野がクロスボールを上げるとこれが直接決まり1-0とする。しかし直後の19分、長野は前線からプレッシャーをかけると三谷がカットし奪ったボールを瀧澤が決めてすぐさま同点に追いつく。42分、藤野が右サイドから切り込んでエリア内に侵入すると長野はたまらずファールで止めてしまいベレーザはPKを獲得する。キッカーの藤野は右隅に決めて勝ち越しに成功する。前半をベレーザリードで後半に入ると69分、大久保のCKがポストに当たり跳ね返りが上田に当たってゴール。長野がラッキーな形で同点に追いつく。しかし負けられないベレーザは76分、今日2得点の藤野からのクロスに走りこんだ小林が合わせて再度勝ち越すと終盤の89分、瀧澤のスルーパスに走りこんだ鈴木が冷静に流し込み三度同点に追いつく。そして試合は終了し点の取り合いになったこの試合は3-3の引き分けに終わった。


サンフレッチェ広島レジーナ VS ちふれASエルフェン埼玉

長らく勝利から遠ざかっている両チーム同士の一戦。ペースはホームの広島。8分、中嶋がボールを奪ってドリブルで持ち込むとパスを受けた大内のシュートはエルフェンGK船田が好セーブ。39分には大内がビックチャンスを作るが決められない。前半は広島のペースで終始進むもののスコアレスで後半へと折り返す。68分のエルフェン、CKからチャンスを作るも広島GK木稲のビッグセーブにあいゴールとはならず。73分にも抜け出した右サイドからのクロスを加藤が合わせるも木稲がセーブ。そしてスコアが動いたのは75分、中嶋が左サイドを抜け出すとドリブルで持ち込みシュート。これがエルフェンDFにあたりオウンゴールという形で先制する。78分には立花からのクロスをフリーになった谷口がワントラップしてからシュートを放つがボールはバーに弾かれ追加点とはならず。それでも1点のリードを守り抜いた広島が9試合ぶりの勝利を手にした。


ジェフユナイテッド市原千葉レディース VS INAC神戸レオネッサ

今季最終戦となる千葉はホームで惜しくも優勝を逃したINACを迎えての一戦。まずは10分のINAC、得点王を狙う田中が積極的にシュートを打つ。20分にも成宮がシュートを放つが枠は捉えられない。対する千葉も27分、左サイドを切り込んだ千葉のシュートはゴール上に。そして得点は43分、右サイドの守屋のクロスを成宮がダイレクトで合わせINACが先制する。前半をINACリードで折り返すと後半は追いつきたい千葉が攻勢に出る。55分の千葉、大澤がドリブルで持ち込みそのままシュートを打つがこれはINAC山下がキャッチ。58分には今井にクロスを岸川がヘディングで合わせるも枠を捉えられない。攻める千葉は68分、クロスボールの流れを今井がワントラップからのシュートはGK山下のセーブにあい惜しくもゴールとはならない。89分には城和が自ら仕掛けエリア内に侵入するとそのままシュートを放つがボールはゴール上に。積極的にシュートチャンスを作った千葉だったが決定力にも泣き得点とはならず。このまま試合は終了し今季最終戦を0-1で終えた。


今節のMVP

清家 貴子(三菱重工浦和レッズレディース)

ホーム最終戦で優勝のかかる大一番を2ゴールの活躍で勝利に貢献。チームもWEリーグ優勝を決めた。


得点ランキング

植木が14ゴールでトップ。清家、藤野が2ゴールを記録し11ゴールで逆転での得点王を狙う。


アシストランキング

菅澤、藤野が1アシストを記録し8アシストで首位に並ぶ。


JWCRランキング

今節結果INACがベレーザを抜いて2位に浮上。広島も大宮を抜いて8位に上がった。


順位表

浦和のWEリーグ初優勝が決定。そして2位にINAC、3位ベレーザ、4位仙台までは順位が確定した。

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