2024-25 WEリーグ第4節レビュー
今節の試合結果
試合レビュー
マイナビ仙台レディース VS 大宮アルディージャVENTUS
公式戦でまだ勝利のない仙台と大宮の一戦。下位に沈む両チームの一戦は大宮が押し込む時間が長くなる。前に攻める回数は多いもののシュートシーンはなかなか増えない大宮に対して仙台はチャンスを作る事ができず前半のシュート0。ゴールは生まれずスコアレスで後半に入る。後半になると大宮が一層前でプレーする時間が増え、ゴール前に迫るものの最後の部分でミスが目立ちネットを揺らす事が出来ず。仙台は新戦力の大西がフル稼働したが状況は好転せずに試合終了。この試合シュート0に抑えた大宮だったが課題の得点力は改善せず0-0で引き分けに終わった。
セレッソ大阪ヤンマーレディース VS 日テレ東京ヴェルディベレーザ
2勝1分と首位のセレッソが上昇してきたベレーザを迎えての一戦。前半はホームのセレッソがベレーザに対して臆する事なく攻めるシーンが目立つ。それでも経験豊富なベレーザは24分、スローインの流れから木下のゴールでベレーザが先制に成功する。リードを許したセレッソは前半アディショナルタイム、中央での崩しから矢形のゴールで試合を振り出しに戻す。1-1で迎えた後半はベレーザが本領を発揮する。49分、山本のゴールで勝ち越しに成功する。さらに攻勢を強まると、84分に樋渡のゴールで点差を2天に広がる。さらに86分にも北村のゴールで勝利を設定づけたベレーザ。今季無敗のセレッソ相手に4-1で完勝した。
ノジマステラ神奈川相模原 VS サンフレッチェ広島レジーナ
今季まだ勝利のない相模原と無敗の広島の一戦。前半から主導権を握るアウェイの広島はワントップの上野を起点にチャンスを作り出す。しかし相模原は高い身長でクロスボールを跳ね返し簡単にはやらせない。攻めている広島だが前半得点を奪えず後半を迎えると52分、64分と立て続けに選手交代。そして74分、ドロップボールから再開されると塩田がそのボールは一気に相手DFの背後へ蹴りだす。それに反応した上野が絶妙なトラップから右足を振り抜くとネットに突き刺さり広島が相模原の一瞬の隙を突いて先制点を奪うことに成功する。ビハインドとなった相模原は81分に笹井と築地の若い二人を投入して前への意識を高めるも広島がしっかりと攻撃を封じ込み試合終了。1-0で勝利した広島が3連勝で勝点を10に伸ばした。
アルビレックス新潟レディース VS ジェフユナイテッド市原千葉レディース
開幕戦以降勝利のない新潟と2連勝を狙う千葉の一戦。前半は両チーム一進一退の攻防を見せる。互いに中盤がボールを積極的に展開し攻撃の下支えになりながらチャンスを作りだすもののゴールは生まれず前半をスコアレスで折り返す。ハーフタイムに動いたのはアウェイの千葉、稲山、大澤を投入して変化をつける。対する新潟も62分に石田と田中を入れて勝負を仕掛けるもスコアは動かず。試合も終盤に入った85分、大澤がペナルティエリア内で倒されPKを獲得すると、これをしっかりと決めきり千葉が先制に成功する。このゴールが決勝点となり千葉が新潟を1-0で下し今季3勝目をあげた。一方の新潟は連敗となってしまった。
INAC神戸レオネッサ VS AC長野パルセイロレディース
3連勝を狙うINACが長野をホームに迎えての一戦。試合は立ち上がり早々の3分、カルロタスアレスのゴールでINACが幸先の良い先制点を奪う。リードしたINACはその後も長野陣内でチャンスを作り出し追加点こそならなかったものの充実した前半を過ごす。一方の長野は少ないチャンスを活かしたかったもののゴールマウスを捉える回数が少なく前半は苦戦。それでも後半に入って最初にチャンスを活かしたのはアウェイの長野。57分に稲村のゴールで同点に追いつく。しかしここで慌てないINACは66分、カルロタスアレスのシュートがポストに当たると、こぼれ球を水野が押し込み今季2ゴール目で再度リードを奪う。さらに78分には愛川がクロスボールを合わせて3-1とリードを広げたINAC。長野も後半アディショナルタイムに岩下が意地の一発を打ち込むものの反撃は一歩及ばず。INACが3-2で競り勝ちリーグ戦3連勝とした。
三菱重工浦和レッズレディース VS ちふれASエルフェン埼玉
浦和のACL出場のため別日開催。
今節のMVP
上野 真実（サンフレッチェ広島レジーナ）
一瞬の隙を突いた絶妙な飛び出しとトラップから決勝ゴールを決める活躍を見せた。
得点ランキング
矢形が1ゴールを追加し5ゴールで首位となっている。
アシストランキング
上位に変動はなく脇阪が4アシストで首位に立つ。
JWCRランキング
今節の結果、仙台が1ランクアップ、千葉、長野が1ランクアップした。
順位表
広島が3連勝で首位に立った。
