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四国八十八ヶ所巡り「高知編2022.9.9-9.12 その2 〜第28番札所大日寺御参りした夜〜」

例年だと、大好きな夏はバテたりしないんだが、今年はやらかしてしまった。
7月に膀胱炎、8月に軽症なコロナ感染にかかった。バテるというのは、思っているより危険なものなのだ。東北出身なのに暑さに強い、と自慢さえしていた私のバカさ加減に笑うしかない。
免疫力低下がいろんな病気を引き起こす。身をもって感じた2022年の夏だった。

<1日目 9/9(金) 後編>
第28番札所・大日寺の参拝を終え、高知駅でコインロッカーから荷物を取り、ホテルに着いたのはチェックイン時刻だった。お遍路の時は夕方にチェックインするのが常だが、病み上がりのため、早めに切り上げてホテルで休憩することにした。

午後の昼寝が疲労回復にいいというのは本当だった。スッキリした気分でホテルを出た。
歩きお遍路さんは、お遍路沿いの宿坊や民宿に泊まりながら旅するのが醍醐味らしいが、私はひとりでゆっくりしたいので、駅前のビジネスホテルにしている。
今回のホテルは駅から徒歩10分。ちと面倒かな、と予想したけれど、立地が理想的だった。なんと、飲み屋街の一角に立っているではないの。コンビニもお向かいにあった。

夕方5時過ぎぐらいから、良さそうなお店を探した。初日の夜は、やはり高知名物の鰹料理や地酒をいただきたい。居酒屋か和食料理屋に絞って歩き回った。
見つけた「小西湖」はチェーン店ではない居酒屋で、落ち着いた雰囲気だった。

とりあえずビール派。そして、瓶ビール派。
左から、チャンバラ貝のうま煮、ドロメ酢の物、メヒカリ唐揚げ。
ドロメはイワシの幼魚。おいしかった。
高知の超辛口地酒・船中八策。
一の蔵や高清水の方が辛口だった。
西の方々の味の基準が、東北や関東の人々より甘めなのね。
2〜3人前であろうシーザーサラダ。
もちろん完食。
鰹のハランボ。
おなかの部位をハランボというそうよ。
柔らかくて、お酒に合う〜
しょうせいこ、と読む。今頃知ったわ。

お遍路旅を真摯に行っている方々に叱られそうだが、夜は観光客のひとりとなっておいしいお酒とローカルなお料理をいただき、頑張った私を労いたい。翌日のエネルギー補給をしたい。こんな風に考えて旅するお遍路さんがいてもいいと思っている。少なくとも、弘法大師様は許してくれるだろう。

++++++++++ つづく ++++++++++

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