その笑顔が絶えませんように…

私が応援している方は、とある大きなチームに属していて、真ん中を担っているメンバーの一員。小さな背中に大きな責任を背負っている。その責任と立場の大きさを私が分かるはずもなく、唯一分かるのはその立場にいる事は決して簡単とは言えないこと。

彼女は多くの人からたくさんの事を求められ、皆に注目される存在。

その責任によるプレッシャーはどのくらい大きいのだろうか…

私が彼女を知ったのは2年ほど前。まだまだ端っこにいた彼女だったが、とても惹きつけられるものを持っていた。その出会いから私は彼女を応援するようになった。

なぜひきつけられたのか?

正直、簡単には言葉にできない。愛嬌のあるルックスを持ちながら、どこか強い心をもっている。なんだかそこが可愛らしくて。そして彼女を見ているとどこか応援したくなるような、彼女の絶えない笑顔と日々頑張る姿からエネルギーをもらえるような…そんな気がしたからだ。

時が経ち、気づけば彼女は真ん中に。それは彼女にしかない何かが認められた喜ばしい瞬間だろう。しかし私にとってそれは予想外としか言えない展開であり、かなり戸惑った。この事はずっと忘れないだろう。後ろの方であまり出しゃばらず、控えめに自分の力を光らせていた姿から前へ前へと押し出され彼女は…

〝誰もが望むたった一人しか立つことの出来ない場所〟へと進んでいった。

全ての視線が集まり、眩しいくらいの光を浴びる場所へと彼女は昇格した。本来だったら彼女は大きな大きな声援を得て、大きな大きな拍手で包まれるはずだった。でも実際には腫れ物のように扱われ、望まれない存在になった。幸い全ての人からではない。彼女を応援する人はたくさんいる。でも彼女は大多数の人からそのように扱われるようになった。

時には彼女の抜擢によって、先輩をチームから追い出したと勝手に言われ、また時には優秀な同期と比較され、陰湿な悪口を影で言われる。何度も何度も。あの時から随分と経った今も…。容姿、服装、言動までが外野に監視され、彼らに粗探しをされ、影でネタにされ叩かれる。望まれない存在として、腫れ物としてずっとこの扱いは裏で続く。任期を迎え彼女が仕事を、その義務を終えて、今の立場から降りるまで…。

長くはないがずっと応援している彼女。まだ彼女にその立場は早かったかもしれない…まだ力不足だったかもしれない。それでも彼女は今の立場に抜擢され、輝かしい場所に就きながらも、満足することなく常に前を向いている。

自分に何が足りていないのか、紛れもなく1番分かっているのは彼女自身だろう。もしかしたら聞くに絶えないような言葉が彼女の耳にも届いているかもしれない。不安な気持ちに、大きなプレッシャーに心が折れそうになっているかもしれない。でも決して彼女は不安な一面を見せず、ただ前へ前へと歩みを止めない。


止まっている時間はない。落ち込んでいる時間はない。

限られた時の中で自分ができる事を最大限に。


私たちに涙も悩む姿も見せずに、彼女は日々高い向上心を持ち行動している。その姿に、その力強さに何度大きな力を貰ったことか…!なぜ彼女はそこまで強くいられるのか。

応援しているからこそ分かる。彼女は少しずつ、少しずつだけれど成長している。苦手な事や不慣れな事。まだまだ課題は尽きないかもしれないけど、どんどんと上手くなっていく。彼女の新しい魅力が増え、もっともっと応援したくなる。彼女への私の期待と応援の気持ちは止まらない。


最後に…

辛い事も多いでしょう。悩む事も多いでしょう。想像以上のプレッシャーと自分との戦い。私たちの見えないところで涙を流していたかもしれない。

例えどんなにたくさんの人があなたを馬鹿にしても…

私は貴方を心から尊敬しています。


彼女がやり遂げたと感じ、その立場を次に受け渡すまで。私は陰ながらもずっとずっと応援しています。


彼女の輝くような笑顔がずっと見られますように。