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ブンデスリーガクラブの2軍とは!?

はじめに

ドイツのクラブでは多くのチームを保有しています。成人男子、成人女子、U-19からU-7まであり、さらに同じ年代でもクラブによっては2軍、3軍、多いところでは5軍、6軍まであります。

ブンデスリーガのクラブはU-19を育成年代の最高学年とし、U-17以降は各年代ごとに1チーム保有していることことがほどんどですが、成人においては1軍のみでなく、2軍、クラブによっては3軍と保有しているクラブがあります。2軍と言っても成人のBチームというわけではなく、U-23またはU-21という扱いになります。U-19から次のシーズンにいきなりブンデスリーガ1部で活躍する選手はほんの一握りで、出場機会を得るのもとても厳しいのが現実です。そこで、U-23を保有し、チームとしてリーグに参戦することでより出場機会を得て、さらに選手の実力にあったリーグで公式戦の経験を得ることができます。


各クラブの2軍(※または3軍以下)

FCバイエルン・ミュンヘン II 3部リーグ
ボルシア・ドルトムント II 4部リーグ(西地域)
RBライプツィッヒ 保有なし
ボルシア・メンヒェングラートバッハ II 4部リーグ(西地域)
バイヤー04レバークーゼン 保有なし
TSGホッフェンハイム II 4部リーグ(南西地域)
VfLヴォルフスブルク II 4部リーグ(北地域)
SCフライブルク II 4部リーグ(南西地域)
アイントラハト・フランクフルト 保有なし
ヘルタBSC II 4部リーグ(北東地域)※以下4軍まで
1.FCウニオン・ベルリン 保有なし
FCシャルケ04 II 4部リーグ(西地域)
1.FSVマインツ05 II 4部リーグ(南西地域)
1.FCケルン II 4部リーグ(西地域)
FCアウグスブルク II 4部リーグ(バイエルン地域)
ヴェルダー・ブレーメン II 4部リーグ(北地域)※以下5軍まで
VfBシュトゥットガルト II 4部リーグ(南西地域)
アルミニア・ビールフェルト 保有なし


まとめ

全18クラブ中、2軍を保有しているクラブは13クラブ、5クラブは保有していません。保有している13クラブ中、3部リーグに1クラブ、4部リーグに12クラブが参戦しています。

4部リーグの12クラブは、北地域に2クラブ、北東地域に1クラブ、西地域に4クラブ、南西地域に4クラブ、バイエルン地域に1クラブ(3部リーグのFCバイエルン・ミュンヘン2軍を入れると2クラブ)となります。

またヴェルダー・ブレーメンとヘルタBSCは2軍のみでなく3軍以降も保有しています。さらにクラブによっては、オーバー32やオーバー40といったチームを保有しているクラブもあります。

弊社サポート選手の山田選手は2017/18シーズンにヴェルダー・ブレーメンの3軍(当時5部リーグ/U-21)に所属し、そこでの経験と活躍が認められ、その後4部へ移籍、現在に至ります。U-21というチームですが、22歳以上の選手もいますし、勿論U-23でも24歳以上の選手もいます。

公式戦の中で得られる経験は練習では補うことができません。各年代、各選手にあったリーグで試合経験を詰めることが育成大国ドイツの若手が育つ要因の一つであることは間違いないでしょう。

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