見出し画像

元祖鬱メタル。バーズム。ただ静かに引きずり込まれ落とされる...

ibarakiに始まりDimmu borgir等ブログの記事を書くためにブラックメタルをじっくりと聴いてる
何だかんだ良いよなと思う。初期のエンペラーだって超いいし、イモータルだって魅力的
これらのバンドを聴く時は腰を据えてじっくりと聞き込みたい感じで、頭の中で様々な光景を想像しながらメタルを楽しむんだ

元祖ブラックメタルバンド「meyhem」
音楽性以外のもので有名になりすぎて、本が映画になっちゃうほどメイヘムという名前だけは知ってるぞいう人も増えたのではないだろうか?
僕はまだロードオブケイオスは見ていないのだが
デッドの自殺シーンは実はYoutube見ちゃったんだ

実話なだけになかなかショッキング
喉元にグサーした時はヒュンとなっちゃいましたね
やだやだ…

協会への放火殺人などまぁ色々ヤバイインナーサークルの中で最もヤベえ人物

ヴァルグ・ヴィーケネスという男だ


怖え男だ


デッドの自殺に続いてユーロニモスの殺害
ユーロニモスを殺害した男こそこのヴィーケネスだったんだ

彼のバンド「Burzum」のサウンドを聴けば彼が普通の感覚を持った人間ではないと直ぐ様感じるだろう?というかブラックメタル界隈はそんな連中の巣みたいなものなんだけど…

どの写真を見ても冷たく据わった目をしており
つくづくこんな男が近くにいなくて良かったと思う
人間の皮を被った悪魔という言葉は彼にぴったり過ぎる位だ

それで僕はブラックメタルを聴くならばやはり大元のルーツを辿らないと気がすまなくなってしまうもので、確か18くらいの頃だろうか?僕はBurzumのアルバム「Filosofem」を聴いた時の事は今でもハッキリと覚えている。
トラウマとして僕の脳裏にしっかりと張り付いてしまった

まず初めにこのアルバムブラックメタルと言っても、アンビエントブラックメタルというジャンル
で、ふわふわとした浮遊感のあるサウンドのブラックメタルの象徴でもあるトレモロピッキングのリフ等を取りいれDoomyにしたような音
それに加え意図的に音質を悪くした音に加えて気だるいドラムサウンドや鬱になりそうなキーボードサウンド

聴くにも少しだけ度胸がいりそうである

まぁ個人的な感想としてはデプレの元祖とも言えると思うんだ
只管憂鬱にドロッドロなヘドロが流れる下水道にでも閉じ込められた様なサウンド
腐敗臭プンプン漂う中に、何処からか救いようのない叫び声が鳴り響く


いくらブラックメタル好きでも
当時の僕の耳には一切受け付けなかった
というより拒否反応を示したんだ
もう二度と聴きたくなかったから、直ぐにブックオフに売りに行ったんだっけ
だって呪われそうだったんだもんw

一曲目のDunkenfeltの頭のおかしさは異常で、こんなの長時間聞かされたら間違いなく精神崩壊するだろうな。チープなリフに重ねる様になるキーボードの不協和音
のっぺりとしたドラムの音そんで只管遅いテンポも相まって非常時眠くなりそうである
ただどす黒くいかにも邪悪な雰囲気があるのかというとまた違って何処か悲しく美しい面もある

正直、彼の非行等を重ねた場合もう少し邪悪と言うか100%順濃度のブラックメタルを想像していた。意外や意外何処となく美しく、何処か弱々しく折れそうなそんな印象ですらあるんだ

そんな極悪非道な男というのは飽くまで表面上のイメージであって、内面はとても繊細な男だったのかもなんてイメージしてしまうほど
このアルバムは静かであり大人しくもある
下手すれば作業用のBGMに流すにもリラックスしながら聞けてしまうほどかもしれない
まぁアンビエントと呼ぶくらいだから本来そういう音なんだろうけど…


ダンブルドア校長じゃないよ

殺人罪、放火罪等で21年にも及ぶ投獄生活で唯一楽器の持ち込みを許可されたのがシンセサイザーだったという
何とこのアルバムは獄中で作成されたというのが驚き
計2枚のアンビエントアルバムリリースしたヴィーケネス
そんな背景を知ればやはりこういったサウンドになってしまうのも仕方がないのだろうか?
獄中に鳴り響くBurzumの暗黒な旋律
そりゃあもう恐ろしかったはずだろうな

まだデビューアルバムしかしっかりと聴いていないのだけど、これを期に少しだけ追求していきたいなと考えている

まぁ僕の精神が崩壊しないようにちょこっとずつ聞いていくとします
こんな温室育ちの温々とした男が、こういう類のサウンドで壊れちまわないか心配でならないからねw


では

またー





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?