語られることは無いメッセージ達。
対象はごまかす。
ごまかすけどバレちまうんじゃあないかと思う。
明日も、明後日も、多分振り返ってる余裕は無いんだろう。
ここからも僕は結婚に向けて、劇団文机と熊の公演に向けて
やらなきゃいけない。
とにかく今回は、本当に、関わってくれた全ての人に、来てくれるお客さんに、気にかけてくれた人達に、ありがとうが止まらない。
一番先に台本離して、通れ、なんとか通れと祈る様な演技をしてくれたり。
頼んだらすぐに箱を用意してくれたり、フライヤー、こんなんでどうですか?って頼んで無いのに動くフライヤー用意してくれたり、動くチケット紹介してくれたり、チケットに何かつながって欲しいというフローチャート作ってくれたり、作品としてちゃんとこれは面白い、と、言ってくれたり。
女優さんへ君はまだ出来る、まだ出来るぞ、と演技でカマしてくれたり、忙しいのに今回の為に時間を割いてくれて、もがいてくれたり、吸収しまくって、良いものを取り入れたいと足掻いた結果、ん?って感じになって、急いで演技を訂正してくれたり、打ち上げ番長を口下手なのにしてくれたり、深夜に公演が上手くいくか不安な時、進捗の相談に乗ってくれたり、そもそもテクニカル的な無理をいけると思いますと聞いてくれたり、スタッフさんなのに極力稽古に来てくれたり、こんな音が良いって言ったらすぐに用意してくれたり、十五年メッセージのやりとりをしてきて、来てくれませんかって言ったら来てくれたり、しかも波及効果がある一言を置き土産にして去ったり、パンフとか書類作るの苦手だーって思ってる時に劇団に入ってくれたり、DMで公演のテイストが好きそうだと言ってくれたり、仕事に穴を開けることを許してくれたり、一度オファーをかけたけど断ってても、作品は見たいと言ってくれたり、まさかのあの人が?!という好きなおっちゃんが本番見に来てくれたり、テレビ見たよーっていってくれたり、
なんでこんなにあったかいんだろうって思う。
俺は今、多分疲労もしていて、結構涙脆い。良くない。
思い出したら思い出す程あったかいの。
僕は未だに色々と、人間関係で作ってきた後悔や後味の悪さ、罪悪感にがんじがらめで、今までに去った人や、立ち去った人に
ごめんねと言えてない。
そのゴメンネを、申し訳ないというリアルを、作品という美しい形で届けようとしている。
これは僕の得てきた、僕を人間たらしめている感情だからだと思う。
その人らが観に来てくれなくても、気持ちを額縁に入れて飾る様な、そういう気分で書いている。
だから、この作品も、皆一人一人に"貴方の替えはいません"というのと、"役に立ちたい、罪滅ぼしをしたい"という僕の気持ちと、その気持ちは果たして価値があるのか、という疑問と。
そういったものにして、丁寧に作ってお届けするので。
抜けない様に、深く、深く刺さって欲しい。
いつもありがとう、こんな僕ですが、明後日には本番です。
冷静に行きたいと思います。
あとはそれっぽいええ感じの写真を羅列します。
お茶を濁すというか、この余韻で読み終えて欲しくないので。
皆観に来てね。
Lacrimosa一滴目
「昔の話が聞きたいのに」
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