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Windows10の付属USBメモリの書き込み禁止を解除して最新のインストールメディアを作る

USB版のWindows10を買うと↑こんな感じのUSBメモリが付いてくるのですが、コイツはどうやっても外せない書き込み禁止がかかっている上にGPTでのインストールに対応していません。当たり前っちゃ当たり前ですが。

で、なんとかしてプロテクトを外して最新のISOイメージを焼いてやろうと足掻いてみました。

情報収集

こういうしょーもないことを考える人間はあまりいないようで、なかなか情報が出てこなかったのですが、海外のフォーラムの記事が見つかりました。

https://forums.mydigitallife.net/threads/remove-write-protection-from-windows-10-usb.78458/
My Digital Life - Remove Write Protection from Windows 10 USB

それによると、Windows10のUSBメモリにはファームウェアレベルでプロテクトがかかっているが、ファームを書き換えてしまえば外せるとのこと。
そのためのツールがこちら。

コメント 2020-02-02 001042

なぜロシア人がUSBメモリの改造に熱心なのかは謎ですが、とりあえずこれで行けるようです。

書き換え

このMPALLというツールなんですが、ウチの環境ではすっごいジャジャ馬で記事通りにやってもまともに動きません。
調べようにもロシア語の機械翻訳という合ってるのか合ってないのかすら分からない情報源しかない始末。
それでも辛うじて成功した条件があったのでご報告。

1.バージョン
最終的に上手く行ったのは最新版のMPALL v3.89.0Cと最新版と思しき日付のバーナーファイル&ファームウェアという組み合わせだけでした。
他の組み合わせやST-TOOLとかいう類似したソフトだと、何かよくわからんエラーが出たり、書き換えはできてもReadWriteが異常に遅かったりして使い物になりません…
もっともUSBメモリ自体は3-4年前のものなので本来は古いバージョンでも成功するはずです。この辺のトラブルはそもそも何をやっているのか意味が分かっていない点が大きいです。

2.USBメモリの認識
まず躓いたのはそもそもMPALLが挿したUSBメモリを認識してくれないという問題。
これはLock Hubというチェックを入れて、MPALLのフォルダに入っているHubMapping.iniにデバイスマネージャーで調べたポート番号を書き込んでやると上手くいきました。

コメント 2020-02-02 003314

コメント 2020-02-02 003633

コメント 2020-02-02 003758

3.設定
次に設定です。ここも全く意味が分かっていません。
Settingボタンを押して、Advanceなんちゃらを選択。

コメント 2020-02-02 004515

Windows10のUSBメモリはPS2251-07というコントローラーを使っているらしいのでそれを選択。HostPortは挿さっているポートに合わせて…
Do ISPとErase code blockはファーム書き換えに必須らしいのでチェックして、バーナーファイル(何?)とやらとファームウェアを選択。

コメント 2020-02-02 004854

2つめのタブはそのままでいいみたいです。

コメント 2020-02-02 004941

ここは素のNo. of PartitionからModeに変えて3にするといいらしい。

コメント 2020-02-02 005144

4つ目はドライブに関する情報なので何でもいいっぽい。とりあえずオリジナルのNameを入力。
5つ目と6つ目はデフォルトのままで、Saveして設定画面を閉じます。

4.実行
あとはUpdateを押してUSBメモリを認識させたら、Startを押すとファームウェアの書き換えとフォーマットが始まります。
始まるはずなんですが…
成功したのは最初の1回だけで、その後は同じ設定で再度実行しようとしてもエラーを吐いて失敗するようになってしまいました。
何なんだこれ。

成功?

WIN10_USB オリジナル

WIN10_USB ファーム書き換え

上が素の情報で下が書き換え後です。
本当は確実に成功する手順まで発見したかったのですが、一応まともに使える状態まで持ってこれたのでこの辺で妥協。

WIN10_USB ベンチマーク

ヤツの性能はこんな感じでした。
Writeが遅いような気もしますが確かめようが無いです。

ISOを焼く

ここから先はいくらでも真っ当な情報が出てきます。


コメント 2020-02-02 010832

Rufusというソフトを使いました。
MPALLで処理した状態ではMBRになっているのですが、GPTへの切り替えもこちらでやってくれます。

コメント 2020-02-02 012107

5分ほどで焼けます。

注意事項

USBメモリが作れるところまではやりましたが、実際にコイツでOSのインストールが成功するかはやってないです。
新しいSSDとRyzen買ったらやります(未定)
まぁここまで行けて失敗することは無いと思いますが…

誰か人柱になってください。
ていうか自分が何をやっていたのか誰か教えてください(笑)




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