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レシピ本のこと(2)

今、最も愛用しているレシピ本は、柳澤英子さんの「やせるおかず本」だ。

3年前(かな)、諸事情あって「塩分控えめ生活」がスタートした。食べる料理は極力手作り、主人の弁当も必ず作らなくてはならない。毎日のことだから続けなくてはならない。無理なく続けられて、できれば塩分控えめのレシピ本が欲しい…と探して見つけた本。

1冊目が全部レンチンでできる作り置きおかずの本。手順は本当に簡単だし、出来上がりの見た目はレシピ本と大して変わらない感じだし、食べたものはちゃんと美味しく、主人も美味しいと言っている(ここ大事)。作りやすいもの、好きな味のものはちょこちょこリピートして作っている。…あれ、なんだかこのネタ書いたことあるなと思ったら、半年ほど前にも、この本のことを書いていた。

その後、お弁当向けの作り置きおかず本も買った。こちらはレンチンだけでない、茹でたり焼いたりするものもある。でもやっぱり、手順は簡単だし、ちゃんと美味しい。こちらも作りやすいおかずはちょこちょこリピートする。この作り置きおかず本のおかげで、お弁当を作るのがすんなり習慣化できたように思う。

簡単ならいいのかというと、どうやらそうではないのだと最近気付いた。全然違う著者の、レンチン簡単調理が売りの料理本を買ったのだが、作った料理が心に刺さらないのだ。美味しいけどちょっと味が濃いとか、出来上がりの見た目が本とぜんぜん違うとか。うまく言えないのだけど「そうじゃない」って感じ? せっかく買ったのでもったいないからまだいくつか作ってみようとは思うけど、きっと近い将来、地元の図書館に寄付するだろう。

そういえば昔、オレンジページの料理特集は好きだけど、レタスクラブの料理特集はどうにも馴染めないと思った。どちらが良いとか悪いとかではなく、好みの問題で。料理本との相性ってあるんだなって思う。味覚とか、手順とか、使う食材とかね。

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