見出し画像

【大分】vs仙台(A)マエストロの左足

年度末!水曜!仙台!
サポーターにとっても条件の厳しいアウェイで会心の勝利。痺れました。

アグレッシブな相手を手玉に取り、連勝。試合を決定づけたのはマエストロの左足でした。

立ち位置とか

大分は伊佐、町田から長沢、渡邉に変更。ふるさと納税に定評のある長沢の無慈悲さが期待された。
仙台はFWの中山がケガにより離脱。皆川が先発に入る。あとは大分でプレーした経験のある若狭と福森がCBでコンビを組んだ。

同じ変化、違う高さ

この試合で攻撃での可変の方法は共に同じ仕組み。違うのはどこからボールを奪いに行くか、という点であった。

大分の可変

仙台の可変

共にボランチの片側が下がって3バック気味に構えてSBを高くして、SHを絞る。
違いは2つあり、①大分は小林裕紀がDFラインの真ん中に落ちてくるが、仙台はボールに近い方のボランチが、開いたCBの間を埋める臨機応変さがあることと、②大分は2トップを縦関係にするが、仙台は横の関係のまま。
ビルドアップ(ボール回し)の仕組みが同じであったが、守備のスイッチをどこで入れるかは明確な違いがあった。

大分の守備

2トップはDFラインと中盤の間に立って中央からの前進をさせない守り方。
3バックの左右にボールが入ったらFWの片方がボールを奪いに行く。

仙台の守備

高い位置からマンマーク気味に選手を捕まえに行く。
ボールを奪って即時奪還、奪えなくとも蹴らせて回収を目指す。

同じ可変でボールの前進を図るも、守備への解釈が全く異なる両チーム。違いを見せたのは大分でした。

大分の前進

要素は3つ
①GKのビルドアップへの参加
②SBの立ち位置
③相手のマークを見る
でしょうか。

①大分は自陣からの前進を図る際にGKもDFラインに加わる。ハイプレスをかける仙台の2トップは、大分の大きく開いたCBにまでついていかずパスコースを制限しながら前進を阻む。
②SBは大きく開いたCBと縦関係になるが、仙台のハイラインの裏ではなく手前で待つ。これで仙台のSBは対面する選手(石原→伊東、真瀬→香川)を捕まえるために構え、SH(加藤、遠藤)は開いたCBを監視。
③仙台は大分のアンカーである下田をマンマーク気味に監視するため、梁とフォギーニョは縦関係に。

この3点が嚙み合うと…
インテリオールとしてサイドから絞る渡邉と小林成豪がフリーになる。
仙台のSHがそのスペースをケアすれば、大きく開いたCBが前進ができる。
そして内側、外側のどちらの選択肢もなくなっても、仙台のCBの前、縦関係になったボランチの脇で長沢が高さを生かして時間を作る、という力業で効率よくボールを前進させることができた。

マエストロの左足

2点のリードから、仙台のシステム変更(4-4-2→3-4-2-1)により1点を返され、さらに失点後に石原に決定機を作られてしまい、流れは徐々に仙台へ。
失点も時間の問題か…と思われた80分。勝利を決定づけたのは今季リーグ戦初出場だったエドゥアルド・ネットだった。
ゴール前やや左。G裏からはボールがちょうど壁で見えない。
Eネットの左足から放たれたキックは壁を上をニュッと出てGKの逆を突いての鮮やかなゴールであった。
ネットの左足がユアスタで魔法をかけて、元J1同士の試合を決着させた。

この踏ん張りが後に効く

今季初勝利をした琉球戦から、ルヴァン杯のショッキングな敗戦を挟んでの難しい試合。ここで踏ん張って勝ち点3を掴み取った、ということがとてもとても大きな意味を持つ。試合後の選手たちの充実した表情が印象的でした。

選手写真は大分トリニータ公式HPから引用

仙台行ってきたよって話

行ったら写真撮るおじさんの記録

今回もpeachでGo!
仙台空港でずんだシェイクを飲んで…
ユアスタ。駅チカで街中で唐突にスタジアムがドン!
外観もカッコよかった
球技専用スタジアムはやはりこの近さが魅力
新人さん?っぽいルターナ氏
近い
アップはもっと近くで
HTにマーカーで遊ぶおじさん
ネットの得点前。ハイライトにないこの角度からが堪らんかった!
試合後、大旗を持つ謎の喜びの表現タカーギ
ニコニコネットちゃん
年度末水曜日仙台開催。勝ち点3をお土産に。
最高の一言!
選ばれし?仙台まできたみんなでパシャリ。

楽しかった!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?