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🍀衝動的な感情に襲われて自傷行為に走ってしまう。負のスパイラルから抜けだすには?🍀

 アダルトチルドレンや複雑性PTSDの方のように幼少期から強いストレスを受け続けると、感情がとても強く激しいものとなって心に強い痛みを感じるようになる場合があります。自傷行為はある意味、その痛みから逃れるための行為であり、自分を守るための行為でもあるのです。しかし、その行為は決して建設的なものではなく、一時その刺激で感情の痛みから逃れられても、今までの経験で傷ついてきた自尊心はさらに傷ついて自分自身を追い込むことになり、やがては自暴自棄になり死に至ってしまう場合もあります。強く激しい感情は一筋縄では解消されるものではありませんが、自傷行為に至る負のスパイラルから抜け出すためのカウンセリングによる治療法を一つご紹介したいと思います。

●思考と感情と行動は密接につながっています。

 例えば、パートナーにLINEを送ったけどなかなか返信が無い場合を想定ししてみます。このことにより、「嫌われてるのでは?見捨てられるかも?」という思考が生じたらどうでしょう。感情的には強い不安が生じ、その結果として何度もLINEを送ってしまうか、リストカットなどの行為により痛みを感じないようにするかもしれません(その痛みは酔いと似たようなものでもあるのですが。またリストカットをすることで相手の関心を引き寄せようとしているのかもしれません)。
 しかし、同じようにLINEの返信が無くても、「忙しいのかも、そのうち返ってくるだろう」、などと気楽に考えられれば結果は全く違ったものになるでしょう。このように思考と感情、行動はつながっていて、アダルトチルドレンや複雑性PTSDなどの方は、思考よりも感情が率先して前面に出てくることも特別な事ではありません。

●出来事、思考、感情を自分で記録してカウンセリングで分析します。

 この関係性が理解出来たら、感情的にぶれるようなことが生じたら自分で紙に書いて記録します。少し面倒だったり、向き合うのが辛くても継続していくうちに段々と慣れてきます。その記録をカウンセラーと一緒に分析して自分の思考の傾向を把握していくとともに、他の考え方なども一緒に検討していきます。その結果、自傷行為に至らない思考を探り、それを生活の場でも意識して考え方そのものの変容を図ります。

●併せて自傷行為に代わる代替行為も検討していきます。

 それでも自傷に走りたくなった時に、それに代わるより健康的な行為を考えて実践できるように働きかけていきます。例えばリストカットをする代わりに氷を手首に当ててみる、好みのアロマの香りをかいで瞑想をしてみる。飲酒や薬物節酒をしたくなったら自助グループのメンバーに連絡を取ってみる、などです。

●負のスパイラルから脱出できたら、自分にご褒美をあげましょう。

 負のスパイラルから脱する行動がとれたら、自分に頑張ったねとご褒美をあげるのもよいかもしれません。普段我慢しているちょっと高価なスイーツを買って食べるとか、ご無理のない範囲で。
 思考や感情の根底にあるものはとても深く大きな傷であることが多いので、その部分に関しては時間をかけて丁寧に癒していくことが必要になります。しかし、ここに挙げた治療で感情が和らぎ、自傷行為に走らないようにすることはとても大きな意味を成します。それだけでもあなたの人生は変わる事でしょう。自傷行為から抜け出せずに悩まれている方や、カウンセリングに関心を持たれた方など、お気軽にお問合わせください。お問合わせ・ご相談は無料になっています。あなたの心が少しでも癒せるヒントになることを願って、あなたの心が癒されますように。

お問合わせなどは下記まで

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