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生ハム原木と一日だけ暮らす

3日前のことになりますが、「ノミアソビ福岡」無事に終了いたしました。

「ノミアソビ福岡」というのは、福岡の特にサブカル系ショップ(メイドカフェ・バーなど)が多く集まる「北天神」で「オタク向けバルウォークが出来ないか?」という構想があり、発起人の一人が薬院にお店を持つ縁で「白金サルー」という定期開催のバルウォークを参考にして昨年9月から開催されており、先日で第三回を迎えました。

ノミアソビ福岡ウェブサイト

「バルウォーク」なので、基本的には「酒とピンチョス(おつまみ)」がなければ始まらない。しかし、当店はコスプレショップ…飲食店ではないのです。
実は、これも「白金サルー」では非飲食店(雑貨屋さんとか)がおつまみとワインとかを出して参加する例もありまして、当店もそれに習って第一回から参加しております。

第一回~第二回は、「ナッツの盛り合わせ+ドリンク」としていたのですが、いまいちインパクトに欠ける上に売上も芳しくない…
そして、第三回も決まったとある日の夜、夢に出てくるのです。

「…きこえますか… アクシズ教の水の女神です… 今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています…カワキモノを…だしている場合では…ありません… あなたが…やるべきは…ナッツを出すことでは……ありません…お菓子を出すことでも…ありません……肉です…肉とシュワシュワを…出すのです…生ハム原木を出すべきなのです…」

先日コストコに行くと、6000円台で2kgのハーフカットの生ハム原木セットがあるじゃないですか。じゃあ、開催の一週間くらい前にこれ買いに行けばいいか!とたかをくくっておりました。

そして、ノミアソビ福岡開催一週間前にコストコに買い出しに行くと…生ハムが…無いんです。終売してたんです…

そこで慌てて生ハム原木セットを即納してくれる業者を探すことに。
しかし、2kgの原木ってコストコでしか売ってないくらいのマイナーなもののようで、4kg以上の原木しか無い。
うちみたいな毎回食べ物が残るお店、ましてや飲食店じゃないのに4kgの原木なんて、めちゃくちゃ余って大赤字になるのではないだろうか…?
とは思うものの、すでにノミアソビ福岡のパンフレットには「生ハム原木切るぞ!」と出しちゃってる始末。

もう赤字でいいから、4kgの原木買っちゃえ!!!
その日赤字でも、今後の集客につながればいいや!
と言い聞かせて、ネットで注文。

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ドーン!!

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バァーン!

おぉ…本当に生ハム原木来た…
お店に置いてある「毛利藤四郎(模造刀)」よりもでかい…

これ、なくなるわけないよなぁ…
(余ったら持って帰って食べちゃうか☆というほのかな邪念を持ってたのは内緒)

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そして、ノミアソビ福岡当日。
ちなみに、のぼりをはじめ、キャラクターは「ヌヌコ」ちゃん。
東京オリンピック2020のマスコット「ミライトワ・ソメイティ」を生み出した谷口亮さんのキャラクターですよ。(こちらは使用条件に合えば利用ができるものです)

11時開店の時点で、お客さんが通路にあふれるほどの人!人!人!
生ハム目当てにやってくるお客さんと、いつもどおりに衣装を買いに来るお客さんと、コスプレ衣装に着替えたものの午前中から開いてる店が少ないので店内で待機するコスプレイヤー、他の参加店から「生ハムくれ!」とメイド服でやってくる店員さんとか、結局20時の閉店まで賑わうこととなりました。

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生ハム、生ビール…無敵だー!!

このようにして、35グラムくらいを一人前として出すのであります。
(こそっと仕事中にシュワシュワと一緒にいただく)

そして…!

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4キロもあった生ハムは、骨だけを残して完売しました。
一日だけの付き合いだったぜ…ありがとうな。
あわよくば家で余った生ハムを頂くという野望は潰え、生ハム原木の骨でスープを取ると超絶美味いと聞いて、手元に骨だけが残りました。

結論としては
「生ハム原木は、人を幸せにする」

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閉店時間が過ぎてもこんな感じ…
何度も言いますが、コスプレショップです。

おまけ

この写真、上半分を見ると
「ゾンビランドサガのゆうぎり姐さん」なんですけど…

下半分がちょっとホラー。サイレントヒルみたいな。
まあ、ゆうぎりさん、ゾンビィですからね。

一人ではなかなか買うことのなかった生ハム原木。
集客にも相当影響があったので、やっぱり「生ハムと暮らすことは、人生を豊かにする」ということを認識されられたのでした。
おしまい。

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