キノックが振り返る【四象戦2021秋の陣 決勝】①イントロ~1回戦

 どうも、麻雀打ちのキノック老師です。せっかく雀魂主催の【四象戦2021秋の陣】で優勝できたので、簡単な雀歴の紹介の後、決勝の闘牌の思考や当時の心境を振り返ります!! (初noteです、駄文ぷりをご笑覧ください。)

 まずはじめに一言、何よりもタマRtzさん、チロさん、でぶともさん、対戦ありがとうございました! 今後も段位戦や大会戦などで対戦できることを楽しみにしています!

※ 振り返りにあたっては、以下の配信を参考にしました。ありがとうございます! 

本配信

鴨神にゅうさんの配信

0 雀歴紹介

 麻雀歴は9年、大学生の時に友達に誘われたのがきっかけです。ここでまずは麻雀の基本を勉強すればよかったのですが、わりとすぐに土田浩翔プロや成岡明彦プロの魔術的な手順に魅せられて、そのまま9年が経ってしまいました。プロ対局や天鳳名人戦などをはじめとして、プロやネット麻雀のトップオブトップ層の方々の戦略や思考にたくさん触れてきたつもりですが、この憧れは変わってないような気がします。

(現在私が使用してる麻雀アカウントはtwitterのプロフィールを参照ください。)

~~~【余談】~~~ 

 決勝戦で解説してくださった多井隆晴プロと「麻雀ロボ」こと小林剛プロが土田プロのオリジナル七対子手順を見てはしゃいでいる(解説はしているとはいっていない)動画をアップします。好きなんですよねこれ..


1-1 1回戦 東3局

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 まずここは大きな選択が来たな~~と思いました。ソーズ下の場況がよいので3sは残しで、3pと1mの比較で迷ってました。ピンズの場況が不明&一通を見て1m残しとしたのですが、結果は以下のとおり異界送りでしたね。素敵だね。(多井プロにはしょうがないよと言っていただきましたが..)

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 ちなみに↑の形で追っかけリーチしてます。いわゆるペンチャンかつカンチャンという待ちの形では最弱クラスですが、鴨神さんが言っていたとおり、テンパイをとるなら、残り巡目の少なさや良形変化のパターン(今見返すと5mで+5枚、4mで+1枚くらい?)を考えて親であることも含めてリーチかな、と思ってました。何切っても損なので、一番損の期待値が少なそうなものを..くらいの考えです。テンパイ外しも考えましたが、ちょっと巡目が深いかな..と持ち時間の中で直感的に思ってました。

 ともあれ、これ開けられて家で「いや、タマちゃんそれはきつよ〜〜〜」と頭抱えてました。もう優勝確率は5%くらいかなーなんてしょんぼりしてました

1-2 1回戦 東4局

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 ドラの4pをツモったこの場面。発はアルベド(異端)でしたね。普通なら5mか2sですかね。キノック氏、456の3色とタンヤオを残したかったのかな?? 発ポンのメリット(中打点以上を確保しつつのスピード進行)を上回るメリットではないですね。 けさるほ!(アルベド語)

1-3 1回戦 南3局

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 だいぶ進んで南3局。運だけの跳満をあがって24400点までかえってきたところでこの配牌。この配牌はパッと見「ソメック」だな、と思いました。松本吉弘プロとかはよく「配牌に点数をつけましょう」とアドバイスしてくれますが、それに寄せて言えば、これは染め(ホンイツ・チンイツ)の点数が高いな~~と思いました。

 というのも、索子のトイツ(しかも端より!)が2組、役牌のトイツが1組あります。トイツはポンできるとトイトイになったり、他家に対する圧力も高いので、これだけでもヨダレたらして染めるのですが、今回は4r56の打点保険&速度保険つきです。すなわち、個人的には「染め点数」90点くらいで、かつ、「リーチ点数」や「役牌さばき点数」が低い配牌(世界史はできるけど国語と英語ができない受験生みたいな)と考えて、単純に危ない(後々鳴かれそう)&いらない6mから切ることにしました。

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 さて、やや進んででぶともさんからリーチが入った場面。基本的には、見なかったことにします。①自分の打点=親で12000点の打点が見えること、②自分のテンパイまでのスピード=2シャンテンとはいえ、鳴きやすそうな牌(端と字牌)が多いこと、③自分の上りまでの障害=すでにソーズ以外の数牌を処理できていること、④相手の状況=でぶともさんの河に数牌が少なく何が当たり牌かまだまだわからない、⑤第三者目線=点数差が少ないこの状況でターツ選択のないまっすぐなリーチで、愚形or低打点であることが多い、etc..と全部考えていたわけではありませんが、普段からバーサクゼンツしている場面でした。

1-4 1回戦 南4局

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 ここで打5sとしたのですが、多分素直に1s2s(2s1s)で良かったですねー 123の3色と345の3色とピンズの一通全部見ちゃいましたw 結婚できなそう。

1-5 1回戦総評

 決勝のルールですが、オカなし(3万点持ち3万点返し)で、ウマも5-15と、比較的素点が大事なルールだと思っていたので、タマさんに12000点放銃した後も、残りの半荘数・局数を考えて、打点重視しつつも無理はしない姿勢で行こうと考えてました。(結局、ここには書いてないイージーな跳満ツモが大きかったのですが...) ただ、周りの3人に比べてスピード置いてかれてんな~~と思って「まあ変に優勝目指さないで集中して自分の麻雀打って爪痕残そっと」くらいに考えてました。


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