BLACK JACKを見てつらつらと。

6/30(日)。今年も半分が過ぎた雨の日。
私はTVを持っていないので、姉に録画を頼んでいた。
それが、よくよく見たら配信サービスTVerで放送される。

子どもの時もアニメを見て、やたら月光花を歌っていた。
そして大好きな高橋一生さんが主演。

医療ものの実写は基本見れないくらいに
血や内臓、オペシーンが苦手な私。

それでも、見た。

オペシーンは見れなかったので聴いた。笑

命の価値。
数年前に体と心を壊したことがある。
あんまり覚えていないけれど、この5月くらいから
断片的に思い出したりして、なんだかしんどい。日々が続いた。

でも、思い出せるのは
当時の心では受け止められなかったことを
今の自分なら受け止められると、きっと神様が判断したんだろう。
と思うことにしているので、

悩むことも、泣くことも。それが私だと一つの嵐が過ぎ去った後
これも必要な壁だったのだと、穏やかに7月を迎えている。

この間、たくさん話を聴いてくれた人たち。
変わらず楽しい時間を共に過ごしてくれた人たち。
いつもながらにありがとうございまする。

昔、しんどくなったり、忙しくなると
ご飯を食べなかった。正確には「食べれなかった」
何にも詰まっていないのに、喉が詰まって
食欲が全く起こらなくなる。

そうすると体に栄養や血が足りない。
頭痛がしたり、体力が足りなくなったり…
そりゃしんどいわね。と今なら客観視できる。

個人で働くようになって、より一層
「健康」を大事に考えるようになった。

先日のブラックジャック先生も
獅子面病の夫婦の旦那さんに
「あなたが死んだ後に臓器を提供してください。
大切な臓器です。それまで健康管理に気をつけて。」
的なことを言っていて。

こういうところが好きだったりする。
小さい時からなんとなく、
「この体は神様からお借りしてる器」
という気持ちがある。

別に何かしら信じてるものがあるわけでもないけれど
神社や教会が好きだったり、お経も祝詞も、讃美歌も好き。

私がアカペラを好きになる根源はきっと讃美歌。
声だけの響きの美しさ。
そこから音楽の多様性に触れて様々な形態や表現を好きになるんだけど。
これはまた別の話。

「お借りしてる器だから、大切に使わないと」と思っていたから
ブラックジャック先生はまた別の意味で「神になりたい」と言っていた。
あぁ、神に返すって感じがする…!と。
ちょっとこれは誰も共感はできないのではないだろうか。笑
でも、なんか一人でふふっと笑っていた。

あと、獅子面病を治すのに2億を請求した場面で
旦那さんが何度もエミコちゃんの顔が好きと言うのが
あぁ、なんとも人間らしい。と切なくなった。

過去の恋愛でも、確かに顔が好きと言ってもらえたり、
優しいところが好きとか色々、一つの側面を好きと言ってもらえることがあった。

でも、本当の愛って好きなところもあるし、嫌いなところだってある。
それでも、この人とは生涯一緒にいたいとか
それでも、この人が大切とか
そういう温かな尊い気持ちだと私は思っている。

簡単に言うと、この人のためなら頑張れるし
この人なら信じてもいい。という、愛というか信頼というか。
ゆっくりとエーリッヒ・フロムの「愛するということ」を
読み始めてるのだけど、深いテーマすぎてゆっくりしか読めない。

少し話が逸れたけれど、ブラックジャック先生が
ピノちゃんを抱きしめながら言ったセリフ自体は
頭痛かったからうろ覚えなんだけど、
「どんな姿形であれ、相手を愛するのが本当の愛なんじゃないかな。」
的なことを言っていたので、
あぁ、やっぱりキャラクターとして大好きだなと思うわけです。

原作をしっかり全部読んだわけではないけれど、
お金という価値を測りやすい、分かりやすい尺度で表すことで
命や愛の重みや深さを考えさせられる作品というか。

お金よりも愛や思いやりとか私はそういう価値観なので、
もちろんお金も大事だし、好きだけども。
生み出した価値の対価。という認識。

フリーランスも9月で丸2年。
兼業がそろそろ時間的に難しくなってきたので、
フリーランスだけにしようか悩む中で

私が人に与えられる「価値」って何?
って最近考えることが多かったので
良いタイミングで見れたなぁと
ブラックジャック先生は私の心の悩みも治してってくださいました。

真面目に書くとこんな感じなんですけど、
高橋さん演じるブラックジャック先生のヴィジュアルとても美しいし
医学生を追い払うシーンでの嘘のつき方とかそういう
世間的にはちょっと意地悪い(私にとっては全然意地悪くない)物言いや性格が
好きだなぁと心の潤いにもなりました。ちゃんちゃん。

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