探偵討議部へようこそ⑦ #2
前回までのあらすじ
新人戦を前に全員集合した探偵討議部の面々。彼らはああでもない、こうでもないと討論の流れを予測し、翌日の本番に備えていた。
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「勝ち筋が見えているのははあくまで、『提示側』の場合だよねえ、、。」
ロダン先輩がシューリンガン先輩の説明を引き取って言う。
「もうそろそろ、相手の『謎』の概略が送ってきていい頃だね。」
その時、「ポーン」と着信の音がして、部室のパソコンにメールが届いた。待ちに待った、「謎」の概略だ。全員の目線が、プリンターのほうに