技術活用のセンス 〜最新技術を何に使うか?〜

中国の養豚場で、画像認識のAIを活用して作業の効率化を図っているのだそうだ。

「顔認識」という時点で、人間のことと思ってしまうが、むしろ、人間が目で見ても見分けがつきにくいような、動物や虫などを画像認識で分類していくのが技術活用としては面白いのだろう。今回のケースであれば個別の豚の活動状況や、厩舎内の状況を分析するとのこと。

"「ロボットが豚の顔をスキャンすると、その豚の飼育期間や体重、防疫情報などが映し出される」と説明する。"

家畜や虫であればプライバシーについてうるさく言うこともないだろうし、オープンソースとしてデータを共有しても問題にならない。

画像認識はこういった「非人間」の分野の方が思いの外発展が早いのではないだろうか?

例は悪いが、ビデオが普及したのはアダルトビデオが生まれたからという説もある。新しい技術を何に活用して、どうやって広めていくのかは、センス次第と言えるだろう。 誰でも思いつくような用途ではなく、意外なところから展開していくのかもしれない。

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