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「産後の骨盤矯正」に必須の知識

火曜日は、「カイロ学生時代に書き留めていたメモ」「臨床から得た経験」と、そこからの気づきを、【治せるセラピストを目指す方】への有料配信しています。

無料では手に入らない知識や、その使い方を中心にまとめています。
情報をうまく活用し、一緒に成長していきましょう。


<今週の課題>
元に戻せる部分へのアプローチってなに?
「産後の骨盤矯正」で、やってはいけないことってなに?

今回の情報は、「産後ケア」で確かな信頼関係を気づきたい先生の引き出しを増やすための知識です。

知識は財産となり、ライバルに大きな差をつけることができます。ぜひ一緒に学んでいきましょう。


自然分娩も帝王切開も条件は同じ

僕の治療院では、産後のお母さんが自治体から補助を受けることで、格安(人によっては無料)で施術を受けることができるシステムになっています。

その事もあってか、産後ケアをさせていただく機会が多いのですが、「自然分娩と帝王切開では、産後の骨盤の状態が異なり、戻りやすさが違う」と勘違いしている方に出会うことがあります。

よくよく聞くと、そのようなことをメディア・他の治療院等で知ったとのことでしたが、しかし産後の骨盤変化は体が出産の準備をすることで起こることなので、分娩の形式は産後ケアをする上では、あまり影響はないというのが僕の見解です。

確かに、自然分娩では子宮口を通過する分、体への負担は大きそうですが、帝王切開は胎児を取り出すために、皮ふ・腹筋・子宮にメスを入れます。

傷跡は無傷の状態とは違い、伸縮率が異なるため意識レベルでは感じない程度のツッパリが起こり、それが症状の原因の1つになるのは珍しいことではありません。

しかし、子宮口通過の経験も、帝王切開した経験も、どんな医師やセラピストでも、「なかったこと」にすることはできないんです。

産後ケアでは、これらの不可逆的な変化ではなく、元に戻せる部分にアプローチすることで、出産前以上に調子の良い状態を目指します。


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