西野が足りない
西野亮廣作の小説「グッド・コマーシャル」
本が読み切れない積読の状態で
NEWS加藤シゲアキの第42回吉川英治文学新人賞を受賞した
「オルタネート」も積んである。
生活が忙しすぎて張り詰めているんだけれど
1月中旬以降1日も休みなく働いていた。
どうしようもないので、
「ダメ沢補完計画」
として少しずつ必要な習慣をねじ込むリストの中に
読書が当然あり、
なにから読もうかな〜と迷うなか
西野亮廣オンラインサロンの記事に舌を巻く中、
そうだやはり西野だ。
と思い、
まず「別冊カドカワ西野亮廣総力特集」から読み終えると
やはり、西野はすごい、と確信した。
自分の死ぬ瞬間のことまで思いを巡らせ、
3メートルくらいの長い棺桶用意して、
「あれ西野って長かったっけ?」と思ってくださいのボケから締めの言葉が
ずっと楽しく行きましょう
とある。
エンタメで世界を獲る西野さんらしい最高の言葉であり、
迷わず「グッドコマーシャル」を手に取った。
(サイン入り( ̄▽ ̄)
読み始めからニヤリとしてしまう。
私もかつて芥川賞を目指して小説を応募していたけれど
その主人公も作家であり、
書き出しの雰囲気がいかにも
文学らしい。
(張り切って文学を勉強して、山が燃えるように赤い陽がみたいに、書き出していた昔の自分が恥ずかしい・・・。いや西野のはすごいよ)
西野さんに珍しく、もちろん普段は見せないだけだけれど、格調を醸し出した描写で風景を書きだし、
かと思えばコミカルなキャラクターが出てきて、
ラブリーな自殺志願者に胸が締め付けられる
西野さんの文章でこの側面が見られるのは本当に面白い。
序盤でもう涙こらえらるのが大変なくらい
感情移入させられている。
やっぱ西野の文章のデッサン力って凄いな。
節が変わるごとに
人称の視点が変わる手法を取っており
エンタメとしての仕掛け満載だ。
やはり私に最近足りなかったのは、西野である。
革命家の炎を借りよう。
だいたいこのブログのタイトルがそうなんだから当たり前か(⌒-⌒; )・・・
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