癌の母の誕生日にあげたもの
と、いうわけで母の誕生日が先日あったのだけれど
一日、悩んだところで上げられるプレゼントが思い浮かばない。
さらに、癌の陽性で再検査をし、癌が転移している可能性が高い母に
なにがあげられるだろう、と悩めば悩むほど、自分が情けなくなる答えに行き着く
なにを上げても私に金がないことを知っている母は、こんなものいらないのに、という。
案外、健康器具などをプレゼントしても使ってくれなかったりする。
出した答えは職場、田端の「串焼のミヤコ」という居酒屋に行ったとき
その向かいにある馴染みのお茶屋さん、のお茶、になった。
どんな高価なものを上げるより
お茶なら一緒に飲むことができるからだ。
一番高いお茶でも5000円もしない。
こうしてコスパの良い親孝行をしました
(いや、コスパって絶対こういうとき使っちゃいけない言葉だからねΣ(゚д゚;)
前に闘病生活をしていた母のために
新人賞を募集していた小説を書いたのだけれど、その時に
親孝行なんて夢のまた夢、
それほどまでに人生というものが沈んでいることに気が付いていなかった。
もう私のような人生を二度と誰にも歩ませないために
私はあがいている。
ちょうど敬老の日(9月19日)も近い
誰かに何かができる強さを少しだけ、考えてみるのはいかがだろうか。
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