超話題の韓国ドラマ「イカゲーム」は本当にすごいのか見てみた。イカゲームの重要なポイントとは?
Netflix (ネットフリックス)で80カ国以上でランキング1位を記録する
韓国ドラマの「イカゲーム」
一気にとんでもないトレンド入りを果たしたが聞いたことない人には何のこっちゃ、ですがざっくり説明すると
「カイジ」のように貧乏人がゲームに参加させられて
失敗すれば死んでいくという残酷なもの。
とりあえず昨年の「愛の不時着」のように
年末までさんざん語られるだろうし、モヤモヤするのも嫌なので見てみた。
とりあえず、やはり
映像センスがうまいのは確か。
ただ、「パラサイト~半地下の家族」(アカデミー賞外国語作品賞を獲った韓国映画)
と同じような猟奇的な描写に違和感はある。
そこにどれほどのメッセージ性があるのかどうか。
(これは最終話までみると納得がいく)
正直に言えば、日本に頑張って欲しくて悔しいから、粗を探してしまいそうになる自分がいる。(たぶん日本作品だったらもっと褒めていただろう。そういうのは良くないのはわかる)
主演のイ・ジョンジェの演技といい表情がいい(大泉洋さんみたい)
。韓国人が出る映画はとにかく「ミナリ」もそうだけれど
感情移入してしまうと、まくしたてる罵声も含めてとても愛おしくなる。
どうにも過激なシーンでセンセーショナルを引き起こす印象があるが、
それはいったん置いといて学ぶべき描写もたくさんある。
(私もYouTubeを編集していて少しずつズームしていくカメラの動きとか気になってしまう)
奇妙なタイトルも含めて、ミステリアスな興味を惹くところもうまい。
「型抜き」って、お祭りの時、四角いラムネを抜く奴があったけれど
お金がかかるから手が出なかったなぁ、(;'∀')
最後までいると「食べっこ動物(ビスケット)」をもらえるんだけど、それだけ目当てに祭りに行っていたのを思い出した(いや、どーでもいい思い出Σ(゚Д゚;)
そんな昔遊びの喚起も含め、うまいな~と思う。
それが残酷なゲームになる。
とりわけ残酷なシーンに行くまでのドラマは本当に最高。
(パラサイトもそうだった)
貧乏人が負けまいと奮闘する姿は胸を打つ。
あらためて貧乏人をどうにかしたい、と序盤のドラマには思わされる。
ただ、あらためてNetflix (ネットフリックス)に入りなおして思うのは
アプリの細かいストレスフリーな性能であり、それも含めてこれだけ
話題をさらうNETFLIXすげーな、と思う。
(個人的にはTBSドラマ「日本沈没ー奇跡のひとー」がNETFLIX配信することも超興味深い。半沢直樹やって欲しい( ̄▽ ̄))
サッカーの代表戦みたいなもので、こうしたエンタメも切磋琢磨して、
素晴らしい感動と教養を世界にみせてほしい。
で、ここからは最終話まで見た感想なのだけれど
ゲームが終わってからの最後のドラマがとてもよかった。
これで、ただ過激を売りにした二流の手法ではないことが理解できる。
ゲームの中で知り合った二人が
素性を語り合い、
「これが終わったら二人で済州島(チェジュとう)行こうよ!」
と現状を忘れて夢を語る言葉が泣ける。
このように現状を忘れて熱く語ること、それが
本当の人の姿なのだと思う。
この後死んでしまうことなんて、一時忘れてしまうのだ。
重要なポイントは
「Netflix 」で9話という長い尺を使い映画よりもたっぷり表現できるポイント。
韓国ドラマがこうして存在感を出し、こういう路線で不動の地位を築くのか?というところ。
さらにこの過激な惨殺描写だからこそ、浮き立つドラマもあり、それが世界受けしたということ。ある意味でベタな手法なのだけれど、それだけに技術がないと酷評される。
人物の感情の線が破綻していないところなど感心する。
さぁ、賛否があるからよけいに話題なこのドラマ。
これからのコンテンツはどうなるのだろうか。
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