缶や瓶が開かない時は、コレを使え

 なんでも自分でできた方がいいと思うタイプなので、缶や瓶なども自力で開けようと頑張る。ピアノをやっていたからか、はたまた野球少女だったからか、小学校の頃の握力検査で、ぶっちぎりの女子最高値を叩き出した記憶があり、握力は強い方だと思いこんでいる。もう55歳のオバハンが、小学校の頃の話を持ち出すのもアレだが(汗)。

 ところが、我が家にはカナメ以下、ボーイズが3人もいたので、キッチンで顔面真っ赤にしながらウンショーとやっていると、どこからともなく黙って手が伸びてくる。

 いい時代だったぜ、全く。

 今では彼らも一人暮らしをする様になり、家にいるのは私とカナメだけ。カナメくんはアーリーリタイアメントして脱力弛緩しきっているので、握力も下がっているような気がする。知らんけど。

 そんな彼に瓶を開けてと頼むのもはばかられる。いや、結局は頼むのだが。

 とりあえず、過去にこういうツールは持っていた。

 これで開くものも、開かないものもあった。そして個人的にこのツールが好きではなかったので、引越のタイミングのどこかで捨ててしまったのだろう。今は手元にはない。

 手元にあるのは、こういうシリコンタイプのものである。

 が、これをもってしても意外とツルツルとすべって目的は達成できないことが多かった。っていうか、対象物の片方だけ固定してもダメなのよ、実は。

 つい先日、IKEAのステンレス小物入れのフタが開かなくなってしまい、カナメに開けてとお願いしてみた。これにコンソメ顆粒を入れていたら、隙間に入り込んでしまったみたいで、ビクともしない。

シリコンのオープナーでもダメだったのだが、カナメが「アレ持ってきて、アレ。手袋。グリップのすごいやつ。」

彼が言っているのは、こういうものである。

単なる手袋なのであるが、手の平の部分だけゴムのコーティングがされていて、なかなかのグリップ力がある。

 我が家では、リノベもしたし、片付けもしたし、家具の移動や廃棄、DIYなどなど、とにかく手袋がないと作業が進まないことが多く、このゴム付きの手袋は必需品なのである。

 それで。

 この手袋を両手にはめて瓶などを開けると、アホみたいに簡単に開くことを発見してしまったのである。

 カナメが簡単に開けたのを見て、私もやってみたら、どんなものでもスポンと開いてしまった。なぜに、こんな簡単なことに気づかなかったのか!

 ちなみに、このタイプの手袋は、どこのホームセンターにも売っている。高価なものでもないので、適正サイズのものを1つだけで良いので購入しておくことを超絶オススメしたい。軍手でもなく、ビニール手袋でもなく、ゴムコーティングされた作業用グローブを、である。

 水に濡れる作業以外は、本当に使い勝手が良い。

 自分自身でリノベをすることがなければ、一生使うことのなかったであろうアイテムなのだが、今では重いモノを運ぶにも、手を傷つける可能性のあるものを触るにも、ダンボールを大量に畳んだりの作業をする時にも手放せなくなった。

 そしてこの手袋は、各社色々と出していて、カラーもスタイルも色々ある。派手目の色がオススメである。地味な作業をする時でも、なんとなくテンションが上がるよ。

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