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クマネズミさんとの戦いに勝利したワタシ

 ネズミさんと戦ったことのある方は、それほど多くないと思う。

 私も、オーストラリアに住んでいた時は、ネズミさんもポッサムくんにも、ナメクジさんにもノミ(憎すぎて敬称略)にも悩まされた。それぞれの奮闘記も一本ずつ書けるなw

 現在住んでいるところは、6階建ての5階で、母屋と呼ぶ6階も客間として使える状態になった。その5階と6階の外階段のちょっと奥まったところに、その現場はある。

 昨年、数年ぶりに実家に足を踏み入れた時には、あまりにもモノが多く、老朽化して修理しなければならないところが多々あり、全体として汚れていた。そのため、外階段を掃除している時に大量のネズミの糞を見つけても、それほど驚きはしなかった。これだけ不潔にしていれば、ネズミさんが寝床にしても仕方があるまい、と思ったな。

 屋上や外階段については、ゴミを分別して廃棄し、ホウキで細かいゴミとチリを取り除き、レンタルした高圧洗浄機を使って洗うと、信じられないくらい、キレイになった。

 あまりにもキレイになったので、その後は使うわけでもない外階段に意識は全く向いていなかったのだが、周囲から色々と細かいチリが飛んで来たり、砂埃が堆積してくることもあり(鳥の羽やら枯れ葉なんかも)、それを掃除しようと現場に向かったときに、見つけてしまった。

 新たなネズミさんの糞を!!!

 ヒョエーっ!!!

 奴ら、来てるやん!

 ちなみに、ネズミの糞は病原菌の塊なので、絶対に素手で触ってはいけないし、乾燥して粉塵になったものを吸込んでもダメなので、割と厳戒態勢で処理する。私は、周辺を塩素系漂白剤のスプレーを振りまき、乾燥した頃にマスク使い捨て手袋をはめた状態で、ホウキとチリトリで集めてゴミ袋に入れて、そのゴミ袋の端をすぐに結んで、中のものが絶対に出ないようにするという念の入れようだ。

 とりあえず、殺鼠剤をばら撒いておいた。実はオーストラリアでは、これだけでバッチリ効果があった。バックヤード(裏庭)でお亡くなりになっている、ちっちゃくて可愛らしいネズさんを見たときには心が痛んだけれど。

 しかし、日本のネズミさんの知的レベルは違った

 細かくばら撒いた殺鼠剤の隙間に、またまた糞がパラパラと落ちていたのだ!

とはいえ、キミにとっての最後のおトイレだったのかも、と思うと少々複雑な気持ちにもなった。とは言え、それが目的だ。

 「ふっ、何も知らないネズミさん、お気の毒に。どこかできっとお亡くなりになっているわね。」

 と余裕ぶっこいていた。念の為に掃除せずにそのまま様子を見ることにした。彼らが2度と来ないことを確認したかったのだ。

 しかし。

 毎日毎日、糞の数が確実に増えていたのだ!!!

ドギつい色の餌に見向きもしなかったと見え、誰も死んでいないような気がしてきた。餌に向かって「ンなもんにオイラがひっかるわけないやん、キキキ」と、何故か大阪弁で嘲笑うネズミさんの声が脳内に響いた。

 「私、遊ばれてる????」

 ここから、私とネズミさんとの戦いのゴングは鳴った

 ヤツらの笑い声が脳裏に焼き付いて、腹立って仕方がない。戦うためには敵を知らねば。ネットで糞の大きさと出没場所(高所)から、クマネズミさんと断定。標的をヤツに絞った。賢く、人間をもて遊んで高い声で笑うらしい。

 でしょ?そうでしょ?私、笑い声聞こえたもん!!(脳内イメージです)

 そこから私たちのトライをすべて列挙してみる。

1、ドギつい色の殺鼠剤(エサ)

 確かホームセンターで買ったと思う。すぐに効果があると思って確認すらしていなかったが、一週間後位にチェックした時には、すでに何回か滞在した形跡あり(新しい糞が散在)。

2、ネズミのみはり番 忌避ゲル ネズミ用忌避剤 [350g]

 カナメがこそっと配置していたらしい。この辺りはカナメの監視下にあったので、後で聞いたら、「これ一番最初に試してみて、全く効果なかったわ」とぼやいていた。よく考えたら、こういう商品は「室内用」だよね。こんな広大な屋外エリア、これで効果あったらびっくりするよなぁ。

3、強力粘着ネズミとり(&殺鼠剤エサ)

 これもホームセンターで購入。ネズミ捕りの動画でも一般的に使われているものなので、かなり期待したのだが。

 これを使ったことがある方はそんなに多くないと思うが、この類の製品は、販売時には折り畳んであり、それを開くと粘着面が出てくるようになっている。折りたたんでおくためには、製品のヘリに1センチ程度の粘着剤のついていない部分が必ずある。それを二枚続けると2センチくらいのヘリができる。そこには足を置いていた模様。

 なんと、粘着部の一部に足跡っぽいものが残されていたが、本体はいなかった。チラッと踏んで「やばっ」と思って警戒したと思われる。ひっかからないヤツだ(汗)。

4、100円ショップのネズミホイホイと殺鼠剤エサ

 ホームセンターで購入したものも回数を重ねるとコスト高になると気づいた。なんと百均にも同等のものがあったので大量購入して敷き詰めた。もちろん、前述の通り効果なし(汗)。もしかするとコンクリートの上ではなく、壁にぶら下がってトイレしてるのかも?という疑念が。結果、遊ばれただけだった.........orz

5、ミセスマイヤーズのラベンダースプレーを大量に散布

 オキシクリーンの粉を雪の様に敷き詰めてやろうかと思ったのだが、とりあえず匂いがキライそうだなと思い、周囲の壁その他にも大量にスプレーして様子を見た。毎日毎日スプレーし続けたが、2日ほど忘れてしまった時にスキを見て出現した模様。これ以上使うのはもったいなさすぎる。キッチンに使っていたのに!この辺りでかなり私にも疲れが...........。

、香港で買ってきた「萬應白花油」をふりかけた。

キョーレツな香りで、最初にカナメが「あれ、頼むからやめてくれ」と言った程だ。三日目にアウト。その後、一瓶まるまる分をぶちまけてやった。それでも三日目に出現。香港に買いにいけるわけでもない。在庫温存のため、このハッカ油攻撃は打ち切りに。

、カプサイシン攻撃を仕掛けてみようと考え、輪切りの唐辛子を置いてみた。

一日目現れず。二日目にアウト。量が少ないのかなと思い、下地のコンクリートが見えなくなるほど敷き詰めてみた。三日目にアウト。乾燥しきって匂いも飛んじゃったのかも(汗)。食品なのにもったいないことしたわ(涙)。

 ここで脳内に「withネズちゃんライフ」という単語がちらつくようになってきた。もう根絶することは無理ゲーっぽいので、ネズちゃんとの共存の道を探るしかないのではという気になってきた。幸いにも室内に住んでいる様子は一切ないので、外階段の一部くらい、ネズちゃんにシェアしてしまおうかと60%くらいは考えるようになっていた。

、文明に頼る!ネズミ超音波撃退器!

 ずっとずっと気になっていた超音波撃退器をホームセンターで見つけた。Amazonには同等の商品が大量に出ているのだが、過去の経験から日本製を買おうと決意して探しているうちに面倒になってしまったのだが、リアル店舗で見つけたので購入。

商品自体は3000円以下で買えたのに、なぜかホームセンターで買ったバッテリーが4個入で900円くらいしてしまった(汗)。こりゃまずいと思い、Amazonでも交換用のバッテリーを買っておいた。安いな、これ。

それでね!!!!

これを設置してからすでに1週間以上経っているのだが、一度も来ていない!!いや、来たか来ていないかは定かではないが、とにかくおトイレはしなくなったみたい。本当に不快な音なんだろうなぁ。私には一切聞こえないけど。

途中、ブラックライトを購入して、彼らの動きをチェックしたいという欲求にかられたのだが、ネズちゃん追跡のためだけに購入するのは負けた気がして、未だ購入していない。トイレ掃除の結果をチェックするのにも使えるみたいなので、これ買ってみようかな。ちなみに電気製品は日本製買った方がいいよ。マキタの代替バッテリーの発火事故の動画を見てから、絶対に国内メーカーのものを買うようにしようと決意したのだ。




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