マネーフォワード MEの収入・支出項目分類と家計調査の用途分類を対応させて比べてみる
はじめに
この記事は2024/1/5執筆時点の内容です。執筆者の所属とは一切関係ありません(個人の趣味の記事です)。
家計調査の収支項目分類
家計調査の分類は、統計局Webサイトの家計調査の用途分類の収支項目分類を参考にしています。
マネーフォワード MEの収入・支出項目分類
マネーフォワードの分類は、マネーフォワードにログインし、「設定」→「家計簿の設定」→「項目の追加・編集」でデフォルトで設定されている項目を参照しています。
水道・光熱費
水道光熱費はおよそ対応する項目があります。
通信費
通信費は、家計調査に情報サービス関連が不足していたり、教養娯楽サービスに分類されていたりします。
教育費
教育費は、マネーフォワードは教養と教育でまとめられてしまっています。
住居
住居は、家賃・地代以外は対応が異なります。リフォームはマネーフォワードでは特別な支出で、家計調査では設備修繕・維持です。マネーフォワードでは住宅に「ローン返済」という項目があり、家計調査では消費支出ではなく実支出以外の支払に土地家屋借金返済があります。
自動車
自動車は、家計調査は自動車ローンがわかりにくいです。また、有料道路料金は家計調査が交通に分類され、マネーフォワードが自動車に分類されています。
交通費
交通費はおよそ対応する項目があります。有料道路は上述。
健康・医療
健康・医療費は、大枠は対応していますが、家計調査の保険医療用品・器具に対応する項目がマネーフォワードになかったり、マネーフォワードのフィットネスは家計調査では教養娯楽のスポーツ月謝になります。
保険
保険は、家計調査もマネーフォワードも分類が不足気味です。なお、火災保険や自動車保険はいずれも住宅や自動車に分類されています。
税・社会保障
税・社会保障はおよそ対応する項目があります。
趣味・娯楽
趣味・娯楽は家計調査とマネーフォワードでだいぶ異なります。家計調査は娯楽が教養とまとめられてしまっています。マネーフォワードは、「映画・音楽・ゲーム」がまとめられていたり、「アウトドア」「ゴルフ」「スポーツ」はばらばらだったり、「秘密の趣味」なるものがあったり、やや統一感のない項目です。
教養
教養は、家計調査だと娯楽とまとめられてしまっており、マネーフォワードだと教育とまとめられてしまっています。個別の項目としてはおよそ対応があります。
食費
食費は、マネーフォワードは「朝ご飯」など独特な分類があります。また、外食とは別にカフェがあります。マネーフォワードの「日用品」に「タバコ」がある一方で、食費に「酒」はありません。
衣服
衣服は、マネーフォワードは美容とまとめられてしまっています。また、細かい点では「靴」の項目がありません。
美容
美容は、家計調査は諸雑費、マネーフォワードは衣服・美容に分類されます。マネーフォワードには、化粧品やアクセサリーという項目はあるものの、かばんや腕時計といった項目はありません。
家具・家電
家具・家電は、家計調査では家事用品とまとめれてしまっており、マネーフォワードでは特別な支出の中項目になってしまっています。
家事用品
家事用品は、家計調査では家具とまとめられてしまっており、マネーフォワードには項目自体がありません。
日用品
日用品は、マネーフォワードは雑多な項目が含まれています。「ドラッグストア」という「コンビニ」のような購入場所や、「おこづかい」という日用品か不明の項目もあります。家計調査には日用品という項目はなく、ペット用品は家計調査では教養娯楽に含まれ、タバコは家計調査では諸雑費に含まれています。
諸雑費
家計調査には美容の項目がないため、理美容サービス・用品は諸雑費に含まれています。マネーフォワードには諸雑費という項目はありません。たばこは日用品となっています。
交際費
交際費は、家計調査とマネーフォワードで分類の方法が全く異なります。家計調査は食料などに括弧付きで交際費と分類している方法です。冠婚葬祭は諸雑費になります。マネーフォワードには、飲み会やプレゼント代といった交際費があります。
特別な支出
家計調査に特別な支出という項目はありません。マネーフォワードでは、家具・家電や住宅・リフォームが特別な支出となっています。
収入
収入は所得税法も含めて比べています。項目が多いため、個別には取りあげません。なお、所得税は特に税制に厳密に正確というわけではなく目安です。
免責事項
本記事に記載された情報は執筆者にて判断した情報源を元に個人が作成したものであり、所属組織が作成したものではありません。
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