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願望成就に集中せよ

願望成就というのは、願いを実現するという意味です。もともとは仏教用語らしく皆に悟りを開かせる願いをかなえるという意味から転じているようですね。願望成就というのは、人間の核に当たるものだと考えていて、人類普遍のニーズであると思うわけです。願望を成就させたくない人はこの世の中には存在しないという仮説ですね。願望を成就させたくないと思っている人がいたとしたらそれは願望は成就しないので、成就したことになるわけです。

あらゆる自己啓発書には、願望成就の方法が記載されています。7つの習慣、思考は現実化するなどですね。どの書物にも願望成就のために実行して学んでいくことが大切であると説かれています。自己啓発書というよりも、願望成就書と書いた方が私は自己啓発書の真の目的に合っているのではないかと思いますけどね。業界で取り組めば書籍も売れるような気がします。

願望成就の方法は多岐にわたりますが、重要なのは一度考えた願望を毎日繰り返し意識することが説かれていますね。毎日毎日、願望成就の方法を考えて、チャンスが巡ってきた時に行動を起こすということですね。願望というのは、中長期的なことを意識しながら、時間軸をどんどん手前にもっていって今この瞬間に実現できる願望に落とし込むことが重要になります。長期の願望をもっていたとしても、それは実現するタイミングが先という意味であって、長期間持続する願望という意味です。未来の願望ばかりを描いていても、それは先々の願望なのですから、長期願望がメインになっている人というのは、行動力が遅い傾向があります。先延ばし癖の本質的な理由が長期願望で頭がいっぱいになっているからですね。具体的には将来金持ちになりたい。将来成功したいと長期願望になっているのですよ。大切になってくるのは、短期願望に落とし込むことです。このためには長期願望と短期願望を線でつなぐ必要がでてきますから、この長期願望と短期願望に線を引く行為を計画を立てると一般的には呼ぶわけですよね。なのでなぜか投資界隈でも長期投資が大切であるとか、ビジネスでも中長期計画が大切であると言われるのですが、中長期計画だけでは全く意味がなくて、長期願望、中期願望、短期願望が一直線になっていることが望ましいのです。線を意識してください。

願望と時間軸をそろえるということは非常に重要なことなんですよね。時間というのは基本的に過去から未来に向かって一直線上にひかれた線なのです。願望成就がうまくいかない人というのは、願望が点になっているのですね。点をたくさんもっているだけで、点が線に変わっていないのです。重要になってくるのは、点のサイズです。点は細かかったり、散乱しているといけません。点は太く、一か所に集中している必要があります。また、それらが短期願望・中期願望・長期願望と線になっている必要があるのですね。これが重要なことです。点や線というのは基本的には面積を持ちませんから、あくまで時間の1秒、1秒のフレームごとに願望成就の行動が埋まっていることが重要になってくるのですよね。

優秀な人かそうでない人かを見極めるときにもこの短期・中期・長期の願望が線になっているかどうかを確認するというのはあります。また、願望というのは未来に向かってのベクトルですが、過去から現在、現在から未来に向かって線が整っていることも大切です。若い頃はこの線が一本ではなく、色々なところに散らばるのですよね。分散している方が良いという見方もできます。ただ、それが固定化されてくると点が面になって、面から線を生み出すことで自分自身の生きる筋が見えてくるのですよね。このように考えると非常に願望というのが立体的に見えるようになるはずなのです。


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